チャリンコがさがさ団〜祝免停開始〜06.11/11

この日は、ついに2日前から免停がスタートしたので、アシのないがさがさ初日(笑
さらにこの日は午前中は、仕事先で、各職場の自主活動の発表などというツマらぬ行事に
駆り出されまして、活動なんてロクにやってないのに発表だけ担当させられたもので
ネタに悩んだ挙句、「会社の前の川で陸上から魚の目視調査をやったところ、7科22種を
確認。内容はこれこれで、これにより当社の排水の生態系への影響は僅少と判断されます」
とやったら、メチャクチャ大ウケしました。まぁ、超反則技だわな。
しかし、そのツマらん行事のため、近所の図書館で行われていた、憧れのゲッチョ先生の
講演会には参加できず、悔しいので発表会終了後、図書館に行って「いやぁ、仕事が
終わらなくて残念」って言ったら、奥からぬっとゲッチョ先生が登場して、
仰天した辺りからストーリーが始まります。あ〜、ビックリした☆

<1>たつの市立新宮図書館

  
というわけで、幸運にも、憧れのゲッチョ先生と、地元アーティストさんと3人で
話す機会に恵まれました。ずらりと並んだ骨コレクションには、噂のオオコウモリ(右)も。

  
キツネとタヌキ(左)や、イタチとマングース(右)など、なかなか見るチャンスのない
かっこいい頭骨を前に、骨鳥の苦労談などなど、しばし骨談義に花を咲かせました。
失礼ながら御著書を読み、もっとハイテンションな奇人を想像していたのですが、
すごく落ち着いた、しっかりした方なので、少しだけビックリしたりしました(^^;

  
ハブの骨(右)を見て、どうやってこんなもん作れるのかと意気込んで聞いてみたり。
私も骨取りはやったことがあるんですが、短気なんでなかなかダメなんですよねぇ。
その後、キツネの頭骨(右)とか、いろんな骨をいじくったりしながら、実際触れると面白い世界
なんだけど、なかなか受け入れられにくいという話から、イマジネーションの段階だと必ず拒否
されてしまうものを、どうやったら現に存在するものとして話せるかという、いろいろな苦労話が
印象的でした。同席されていた、地元アーティスト堂野さんの、シカの骨に花を描いた作品を
見せていただき、"一般の人と繋げていく"ことの重要さをあらためて再認識したり。
大変濃密な時間を、本当にありがとうございました。

<3>たつの市周辺

  
その後、雨もあがったので、思い切ってチャリンコで隣町まで探求にむかいました。
林縁をうろつくと、ヤブムラサキの色鮮やかな実(左)を発見、近くの民家脇に植わっていた
コムラサキの実(右)に比べると控えめな色合いで、やっぱりこっちの方が好きだなぁ。

  
オオツヅラフジ?(左)の実もありましたし、こちらも面白い雰囲気の、
カラスノゴマ(右)の実も見つけたり。晩秋でもやっぱりがさがさは発見が一杯です。

  
ちょっと面白かったのは、意外にたくさん見れた、オオツメクサ(左)。アップでみると、
ツメクサというよりミミナグサ系ですよね。久し振りに見ました。

  
晴れてはいたのですが、モンキチョウ(左)は睡眠体勢。もう冷え込む時期ってことですね。
ふらりと来訪した池縁にはツリガネニンジン(右)もまだまだ花盛りでした。

  
イチモンジセセリ(左)は、対照的にバシバシ飛びまくっていました。そして、池には
ここでも大量のオオアカウキクサ(右)を発見。本当にいろんなところで見るなぁ。

  
パステルピンクに色づいた、キヅタ?の葉(左)も見ることができました。そして、
結構ビックリしたのは、フラフラととんでいたマユタテアカネ。カメラを向けてから
気付いたんですが、3枚しか翅がないんです。でも元気に飛んでました。生命ってすごい。

  
付近にはいい色合いに熟したナツハゼの実(左)もあります。あんま美味くなかったけど。
背中線がなくて一見ダルガマエル風の、トノサマガエルの子供(右)も発見。

  
名前はわかりませんが、ゴミムシの仲間(左)や、コバネイナゴ(右)など、この時期に
なってもまだお元気に愛を語らっている虫もたくさんいました。

  
ふらふらすると、スズメウリ(左)や、カラスウリ(右)などのかわいい実も
たくさんありました。ちなみにスズメウリって食べれるの知ってます?

  
地味ですがとてもいいにおいのするレモンエゴマ(左)があったり、コスミレ(右)が
狂い咲きしていたりといった面白い発見も続きました。

  
なぜか、場所によってはやたらと多い、白花のキツネノマゴ(左)をみていると、
アザミ類(右)を発見。関東低地に住んでいた私にとってはこれはノハラアザミだとばかり思って
いたのですが、図鑑を見るとノハラアザミって関西にはないんですね。じゃ、これはヒメアザミ?

  
キトンボのやたらと多い池まで、ひたすらトばしましたが、到着する頃には再度雨が降ってきて
しまって残念。色鮮やかなノブドウの実(左)と、突如現れたヤマアカガエル(右)が成果かな?

  
見事に紅葉したヌルデ(左)など見ているうちに日も沈んだので、諦めて帰路につくと
サワガニ(右)が道路を堂々と横断してるのに遭遇。きみきみ危ないって、といいつつ
道端に移動させてきっちりと被写体になっていただいたのでした。

というわけで、なかなか面白い一日でした。
あこがれのゲッチョ先生にもお会いできたし、久し振りのご近所探索は
雨の隙間の短時間でも、それなりに成果があって嬉しい限り。
ただし、片道で15キロほどもチャリをこぐと、さすがに寄る年波を実感。
う〜ん、足が痛いよぉ。こりゃだいぶ運動不足ですね。ちょっと反省。
さて、この晩は遅まきながら「Little Birds -イラク戦火の家族たち-」を
DVDで見る機会に恵まれました。イラク戦争開始からもう3年以上。
イラクはいまや内戦寸前で、自由や開放や民主主義はどこに消えたのでしょうか。
結局、何のための戦争だったのか、それすらわかりませんが、この作品を見れば、
爆弾を落とすとは、銃弾を放つとは、どういう意味なのか、それがわかります。
いつまでも繰り返されるこんな悲劇がいつかなくなるようただ祈るだけです…
#開戦直前にアップした反戦抗議文を久し振りに引っ張り出しましたこちら


次へ⇒

topへ⇒