<2>東京都某所 つづき |
さらに場所をちょっと変えると、えらくごちゃっと胞子をつけたマツバラン(左)に続いて
シマゴショウ(右)にも会えたりします。ちょうど花盛りな雰囲気かしら。
これも現地では花に逢えていないコバノアカテツも少しだけでしたが
咲いていたのでじっくり撮影。これもようやくの出逢いって感じだもんあぁ。
花のドアップ(左)も撮ってみたり。地味でもいい風情ですよね。
花の終わったムニンノボタン(右)なんかもついでにじっくり撮ってみたりします。
ムニンツツジ(左)もありましたが花は皆無。1月くらい前なのかな?
オガサワラシコウラン(右)もありましたが、こちらも花跡のみだったのはちと残念。
ちょっと驚いたのは、花芽をつけていたチギ。非常に恥ずかしながら
初めて聞くお名前でした。小笠原は本当に奥が深い。やっぱ2〜3年住んでみたいなぁ…
さらに場所を変えるt、満開のオヤマソバ(左)が待っててビックリ。もう満開なのか。
ビランジ(右)なんかも数花だけ咲いていてくれます。
あたりにはお初にお目にかかるユキワリコザクラ(左)やら、実を見るのは
お初のナガボノナツハゼ(右)なんてあたりもありました。
さらにどちゃくそお久しぶりのアポイアズマギク(左)もありましたし、
これもいつぶりだろうかのシラネアザミ(右)もあったりします。
ヨツマタモウセンゴケ(左)もありました。そういや岡山あたりに帰化してるエリアが
あるって話もありましたけど、最近さっぱり聞きませんな。
さらにうろうろすると、イワギキョウ(右)なんかも早くも咲いていました。
んで、そこで気付いてたっぷり数分はフリーズしてしまったのはこちらのシマホザキラン。
この場所にあると聞いたことはあったけど、ほんまに逢えるなんてほんまに感動。
一時期は絶滅したと言われてた種類で、自生地ではゴツい金網の中にしか
ないという大珍品。本当に逢えるなんて、しかもほぼ満開の株に…
せっかくなのでじっくりと花のドアップも撮影してみたり。
この場がなかったら死ぬまでに逢えなかった種類だろうなと思うとほんま嬉しいなぁ♪
さらに面白かったのは、数花だけ咲いていたヒメコナスビ。
これは屋久島特産ですよね。まとめて見れるって、スゴイことだよなぁ。
さらに、花は少し終わりかけでしたが、オゼソウもあったりしました。
尾瀬で見た時はものすごく小さな花だという認識だったのに、ここだと暖かさからか
栄養素からか、すっごく生育がよくて別種みたいですね。これはこれで面白い♪
とりあえず外に出て一息つくと、実をつけ始めたマルバオウセイ(左)を発見。
あたりにはハグロソウ(右)もパラパラと咲いていたりしました。
満足したので引き上げようとすると、小さな水辺にのんびりと泳いでいる
大きなブルーギルを発見。こんな感じでじっくり取れることは結構レアじゃない?
さらに巨大なウシガエル(左)と、本当に無数にいるそのオタマジャクシ(右)を見て、
そういや本来は海の中で会った埋め立て地のこのエリアはこういうヤツラがアベレージで
そこで小笠原の絶滅危惧種に興奮しているということの非現実性に
今更ながら気付いてクラクラしながらの帰路となったのでした(笑
というわけで、なんか予想以上の濃さながら不思議な感覚のある1日でした。
末尾に書いたように、本来は外来種しかないであろうエリアにあって
アポイ岳から北アルプスから小笠原諸島から屋久島までといった感じの
とんでもないエリアのとんでもない珍品に逢える場所。
本来の植物好きは自生地で見るものこそ価値があるのであって
こういう場所で見てもしょうがない、とお思いの方も多いのは重々承知ながら、
やっぱりこういう場所じゃなきゃ現実的に見れそうにないものは
やっぱり見ておきたいな、というのが正直な感覚。
離島系の珍品は本当にメチャクチャすごいラインアップですし、
都心にも近いから、所用の度にちまちま訪れて
いろんなもんをたっぷり楽しませていただくことにいたしましょう(^-^)♪