曇天に泣く~早春的プチ成果~ 25.3/15
この日はこれまた分かりやすく計画倒れな挑戦となりました。
前々からあこがれていた某蛾について情報をあれこれ拾っていたところ、
首都近郊でけっこう有力な情報を拾ったもんで、所用のついでに訪問というプラン。
元々怪しかった天気予報もちょうどそのタイミングだけ晴れ予報に変わって
こいつは勝っただろ、とワクワクしながら現地に向かうと
まさかの今にでも降ってきそうなめちゃくちゃ怪しい空模様にガックリ…
当然ながら狙いの珍品どころか虫方面皆無だし、
しかも途中にあるプチ名所のせいでバスがめちゃくちゃ混みまくってるし
ということでいろいろムダに苦労した感じでしたが
ついでに立ち寄った場所も含めて意外な成果もちょこちょこあって
なんやかんやと楽しめた1日となったのでした(^^)♪
<1>東京都某所 |
というわけで現地に到着するとこの空模様(左)ですよ、そりゃないっしょ(T"T)
悔しいのでとりあえず歩きはじめると意外な場所でワサビ(右)を発見。
クサノオウ(左)も早くも咲き始めている株がありました。
さらに歩いていくと、けっこう大満開のウメ(右)をいくつも発見。
歩きはじめると、ちょうど花盛りな感じのアオイスミレ(左)があったり、
結構大満開な感じのユリワサビ(右)やらが見つかります。
なんか変なモン(左)が落ちてるな、と思って上を見上げると更に異様な光景(右)が。
あ、これサイカチの実なのか、ここで見るのはちょいと意外ですな~
ニリンソウ(左)はまだ固い花芽が少しついているだけでした。
小さな水辺にはヤマアカガエルの卵塊(右)も見つかったりします。
ちょっと嬉しかったのはゴチャッと咲いていたハナネコノメ。
まだ花開きはじめたというステージでしたが、これはこれで可愛らしいですな♪
そのあたりでもアオイスミレ(左)やら、ユリワサビ(右)やらはありますが
その後もしばらく歩いても晴れ間も出なければ気温も上がらず、期待していたような
珍品どころか蛾の1匹も飛ばない状態だったのでスゴスゴと退散…
戻っていくと、白梅&紅梅の共演(左)がみごとなところもありました。
そのあたりではタチツボスミレ(右)にもようやく遭遇。まだなのかと思ってたよ。
さらに意外なあたりではノジスミレ(左)なんかも遭遇できました。
そのまま歩いていくと、民家脇にフクジュソウ(右)もあったりします。
山麓にキクザキイチゲがいくつかある場所もありました。
薄暗かったかさすがに開いていなかったけど、これは嬉しい出逢いですな。
あたりにはオオアラセイトウ(左)なんかもちょこっと咲いていました。
タチツボスミレ(右)はここらへんでは結構満開状態のものもあったりします。
こちらも民家の軒先に、咲き始めのミズキ類を発見。
花も伸び始めでわかりにくかったけど、葯が黄色だからヒュウガミズキでいいのかしら。
といったあたりでこの場所での挑戦はあっけなく終幕になったんですが
少し時間が余ったので、恒例の場所に立ち寄ってみることに♪
んで、お次の場所では歩きはじめるとすぐに咲き始めのカタクリ(左)に遭遇♪
その後は1つも咲いている株がなかったのでこいつだけがだいぶ気が早かったみたいですが。
ちょっとおどろいたのは、バイモがまだめちゃくちゃ固い花芽(右)だったんです。そんな季節感か。
でも、期待しながら訪れた場所では、カイコバイモが
ちょうどいい感じに大満開。そっか、季節が遅れ気味でもこのくらいの時期で
ちょうどいいくらいだったんですね。そりゃ今まで空振りが多かったわけだ…
少し花の内部が見える感じの株(左)もあったので、
ちょいと強引に花の内側(右)も撮ってみたり。やっぱ少し独特な雰囲気ですな。
まだ小さな花芽の株(左)もありました。しばらく楽しめそうですな。
せっかくなので咲き並んでいるあたりを別の角度から(右)もバシバシ激写☆
さらにうろうろしていくと、セツブンソウがキッチリと咲いていてビックリ。
そういやこの場所では葉はよく見てたけど、花を見るのは初かもしれないな。
花はなかったけどタマノカンアオイ(左)もありましたし、
ここでもアオイスミレ(右)が可愛く咲いていたリ、いろんな出会いが続きます。
ミスミソウ(左)もちょこっとだけ咲き始めている株がありました。
キブシ(右)もありましたが、まだギリギリ花は開いていない感じかな。
ごちゃっと咲いているアオイスミレ(左)を見たりしつつさらに歩いていくと、
ヒメリュウキンカ(右)も咲き始めの花をちょこっとだけ発見。
さらに嬉しかったのは、アズマイチゲがパラパラとあったこと。
といっても空模様が超曇天だから花は開いてはいてくれませんでしたが。
水浴びしたところの濡れ鼠のヒヨドリ(左)がめちゃくちゃ近くにいたりもしました。
小さな池の中ではカルガモ(右)ものんびり泳いでいたりします。
ちょいと意外な場所に咲いていたフクジュソウ(左)なんかを見た後で
少し戻ってみると、想定外のところで熱心にカメラを向けている方がいたので
お声がけしてみると、そこにもカイコバイモ(右)があってビックリした上に
面白い話をいろいろお聞かせいただいて、満足感のある〆括りとなったのでした♪
というわけで、全力で計画倒れでしたが楽しめた1日でした。
わかりやすく超曇天でクソ寒かったですから、虫狙い計画が上手くいくわけないし
あからさまに季節感も遅くてどうにもこうにもな条件でしたが
それでもちゃんといくつか面白い出逢いがあったのは嬉しいところ。
そしてなにより思い付きで立ち寄ったところでのカイコバイモとの出逢いと、
そこで知ることができた面白い情報が最大の成果でしたね♪
現地でお会いした方は諸々と非常にお詳しい方だったんですが
『ある方の研究の結果、ここがオリジナルの産地で、山梨にはまさにこの場所から
持って行かれたことが分かったそうです。このあたりの人がきちんと早くから
調べていたとしたらカイじゃなくてカタクラコバイモになってたんでしょうね』
というお話にビックラ仰天(@"@)!!
逆にこの場所は古い植栽期限じゃないか、という噂もあったので
いつか本場の山梨に見いかなきゃ、とおもってたのに、ここが本家だったとは…
こういうドンガラなサプライズがあるのが自然探索の楽しさですよね、
天気予報にだまされて、曇天ですごすご引き上げて、結果オーライだったかな(^^)♪