<4>秋田駒ケ岳周辺 続き |
小高いあたりまで登り切ったあたりで、礫地に大の字ひっくり返って少しだけ休んだんですが
起き上がったらそこらにタカネスミレがいくつもあって二度ビックリ。すごい場所だなぁ。
降りようとしたら、オニアザミ(左)が咲いていたので、花のドアップ(右)も撮ってみたり。
花芽はそこら中にありましたが、咲いていたのは結局この1花だけでした。
コイワカガミ(左)はここらでもじつに優美な感じに咲き並んでいます。
ハクサンチドリ(右)もここらにも小群落があって本当に数が多い感じ。
白くて小さな花(左)もありましたが、これ調べても正体がいまいちわからずで…
ミネウスユキソウ(右)もパラパラと見つかります。
再びタカネスミレ(左)を見てから、往路と同じ道を戻りはじめると、
咲き始めのキタヨツバシオガマ(右)をもう1つだけ発見。
ミヤマウスユキソウもけっこうアチコチに咲いているんですが、
やっぱりついついカメラを向けちゃって写真ばかり増えていくサイクルに(笑
オノエランも無数にありはするんですが、いい感じの株があるとついつい
こちらも大量に撮ってしまいます。まぁ本来の大本命はこの花だったんだしね。
i意外なあたりにキレイに咲いたベニバナイチゴ(左)も見つかりました。
ニッコウキスゲ(右)も、ミヤマダイコンソウのお花畑を背景に撮ってみると
なんか面白い雰囲気に撮れちゃったり。
コミヤマハンショウヅル(左)はこのあたりでも分かりやすく咲いた株がありました。
ちょっと大柄なオトギリソウ類(右)もあったけど、これもイワオトギリでいいんかな?
道端のとりやすい場所にもムシトリスミレ(左)があったりしました。
ちょっと驚いたのは、かなり下ってきた場所でも大株のミヤマウスユキソウ(右)が
いくつもあったこと。登ってる時には気づいてなかったんだなぁ…
せっかくなので、可愛らしく咲き並んでいる株(左)と、花のドアップ(右)を
じっくり撮っておいたりとか。この手は次いつ逢えるかわからんしね。
ハナヒリノキがあるや、って1枚(左)撮っといたんですが、あとで調べると
こいつはお初のエゾウラジロハナヒリノキなんですね。しくじった…
あたりにはウスベニヒゲナガ(右)がのんびりしていたりもしました。
面白かったのは、サンカヨウがごちゃっと咲いていた場所があったんですが
登る時は角度悪くて花が写らんなぁって思ってたのに、日が昇ると花が開いたのか、
日差しに向けて角度が変わったりするのか、すごく撮りやすくなってたんです。面白い♪
あたりには、ノウゴウイチゴも大量にありました。これよくみると、
花の中心部は若い実に成りかけてんですね。真っ赤な実の頃にも会いたいもんで。
さらに降りていくと、オオバキスミレ(左)がいくつかご登場。
ガクヨウラクツツジ(右)はまだ花芽状態の株まで見つかります。
モミジカラマツ(左)もイイ雰囲気に花盛りの株がけっこうありました。
オオバキスミレ(右)はその後も意外にあちこちで大株に遭遇。
ツマトリソウ(左)やらコイワカガミ(右)やらってあたりも再登場。
ちょっと残念だったのはもう一度じっくり撮ろうと思っていたナツザキタニギキョウが
どこにあったんだかわからないまま降りてきてしまったこと。どこで見落としたんだろ(-_-;
なんか面白いモン(左)があるな、と思ったら、あたりには大満開の
コミヤマハンショウヅル(右)があったりも。さっきのはごくごく小さな花芽なんですね。
花芽はツヤツヤなのに花が開いたらツヤ消しなのはどういう理屈なんだろ(笑
山麓近くになると、再びハクサンチドリ(左)が大量に登場されるので、
花のドアップ(右)も撮ってみたり。単品で見ると意外なデザインしてんだなぁ。
ほぼ山麓といったあたりでも、ニッコウキスゲ(左)があってビックリ。
時間が余ったので別コースをのぞくと、オオバノヨツバムグラ(右)が次々と見つかります。
そこにはシロバナニガナ(左)がいくつも花盛りに咲いていました。
モミジカラマツ(右)もぱらぱらといい感じに咲いていて実に面白い感じ。
おおっと思ったのは、1つだけシロバナハクサンチドリ(左)があったこと。
アップ(右)で撮ってみても模様が全くない純白品。これはなかなか貴重じゃない?
その後はバス停付近をウロウロして、ここにもあったウラジロヨウラク(左)やら
ミヤマシシウド(右)やらを撮って遊んでいるうちに、予定のバスが到来したもんで、ここから
トータル8時間強の長い長い帰路に着くことにしたのでした(^^;
というわけで、むちゃくちゃに濃密すぎる1日となりました。
まぁ、なかなか挑戦できていない東北地方の、それも花が濃いことで知られる
あの秋田駒ケ岳をイイ時期に登ったんですから、当然の成果ではあるのですが(^^)♪
オノエランをちゃんと見たい、だけのテーマではじまったにしては
あまりにもいろいろ豪華すぎて、本当に楽しい挑戦でした。
おかげでむちゃくちゃな枚数撮影してしまって久々の4Pものになったのは御愛嬌…
(いろいろありすぎて選び損ねちゃったからページが増えただけ疑惑もありますが)
あと、今回も改めて思ったのは、キタヨツバシオガマやキタヨツバシオガマ
みたいに、なにげなく撮ってみたらお初って種類も多いから
丁寧にいろんなものを撮っとかなきゃなぁってこと。
ナツザキタニギキョウみたいにあとで新種になるもんもあるわけだしね。
しかし、秋田駒ケ岳、意外に登り時間短いし、コースも平坦路が多いから楽ちんだし
ずっと面白い出逢いが続くし、本当に良いトコロです。
東北のほかの山も含めて、季節を変えて何度も通いたいもんですね♪
ちなみに、ちょっと面白かったのは、けっこう本当に発作的に行く場所を決めての突撃で、
むちゃくちゃ移動に時間かかるなぁとは思ってはいたんですが、
数日後になにげなく日本地図を見て、地元と秋田駒ケ岳の距離にビビるという
自分でも笑ってしまう一幕があったりしたのでした。
うん、何も考えてないからこその行動力って、けっこう大切なのかもしれない(笑