特大迷走E〜どっかん式御蔵島〜 24/5/3&4
この日は大迷走的GWの第6日かつ後半戦の開幕日。
んでもって実に発作的な伊豆諸島来訪旅の開幕となります。
これは実に単純な理由でして、GW途中で東京で所用が発生したもんで
それならこの機会で挑戦してしまうか、という安易なる計画(笑
いろいろ悩んだんですが、いつか挑戦してみたかった御蔵島を皮切りに
することにして、深夜発の船に乗って来訪することにして
これまた早朝から夜遅くまで走り回ってみると、
想定以上にいろんな出会いがたっぷりの濃密な日になって
なんやかんやとむちゃくちゃ楽しめまくった1日となったのでした☆
前日のフル空振りな挑戦も合わせて4ページものでお届けします(^^)♪
<1>5/3 神奈川県某所 |
前哨戦は移動日にちょっと立ち寄ったとある植物園。
ド真夏な日差しの中歩きはじめると、ハンカチノキがあちこちに咲いてます。
うろうろすると、ネムロコウホネ(左)が咲いていたリ、立派な実をつけた
バイモ(右)があったりしましたが、期待していた大珍品の花はさっぱり見つからず…
でも、ウロウロしているとヘンなところにヤブレガサモドキ(左)やら
キリシマのエビネ(右)やらが植えてあって、このあたりにかつて珍品系が植えられて
いたんじゃないかな、という雰囲気はあったけど、やっぱり狙いの花は見つからず…
しょうがないのでスタッフの人にお尋ねしたんですが、
「この花ってまだあります?」「……あ、ああ、もうなくなっちゃったんじゃないかな、たしか」
という明らかに知らないなという生返事が返ってきたので諦めて帰ることに(笑
帰ろうとすると、ヘンなところにエノモトチドリが植えられてたのでついでにパチリ。
イワチドリ×コアニチドリの雑種なんですね。面白い感じや。
んでこの後は所用を首尾よく済ませ、22時半発の船に飛び乗ってそのまま旅路へ…
<2>5/4 御蔵島各地 |
さて、夜が明けてくると三宅島(左)が近づいて少々ビックリ。
んで三宅島を離れてしばらくすると、朝日の浮かぶ中で御蔵島(右)が
ぐんぐん近づいて、テンションがかなりあがってきます♪
島に近づくとオオミズナギドリがものすごい数飛んでて驚いたんですが
考えたら御蔵島では繁殖してるんだな、ということを後ですごく実感することになります(笑
そうこうするうちに、御蔵島港(左)が近づいてきて、やがて接岸(右)。
ついにここから挑戦が始まるのか、と少々武者震いしながら歩き始めたんですが…
ふと堤防上を見ると、なぜかオキナガレガニ(左)が歩いてんじゃないですか!
慌ててあたりを見ると、小さなガザミ類(右)も発見。これも外洋性の種類なんか?
あたりには極小サイズのカツオノエボシ(左)に続いて、
触手のちゃんと残っている個体(右)も見つかりました。なんで堤防上にいるんや?
さらに極小サイズのガザミ類(左)もいました。近くのブイには
エボシガイ(右)が大量にくっついていて、そっかこれに絡まってきたのか、
などと思っていると、船員さんが「すいませんちょっとどいてください」と言いながら
こちらにきてブイを引き上げていかれました。すいませんたぶん不審者ですよねこの動き(笑
更に周囲を見ると、なんか不思議な魚(左)も発見。カエルアンコウの幼魚とか?
かなり極小サイズでしたが、ギンガクラゲ(右)も見つかります。
ふと振り返ると、橘丸が悠然と去っていくところ(左)で、回りを見渡すと
船から下りた人はもう誰も一人として残っていないという(笑
慌てて集落に向かおうとすると、離れた場所でも斑紋のあるオキナガレガニ(右)がご登場。
あらためて港の周りを見渡す(左)と、島の周囲が切り立った独特な地形であることが
よくわかります。なんか海洋島って感じでイイなぁ。
とりあえず集落までの急斜面を登っていくと、イソギク(右)を発見。
あたりにはタイトゴメ(左)やらハマハタザオ(右)やらといったあたりもありました。
あとで考えると、海浜植物があるエリアはこの島ではレアだからもっとじっくり見るべきだったかな。
あたりには結構花盛りな感じのマルバアキグミも発見。甘い匂いがあたりに漂っていて
いい感じでしたが、このあたりで急坂がすぎて初手から少しヘロヘロ状態に(^^;
ちょっと面白かったのは、いくつか見つかったムニンキケマン。
小笠原と同じ種類があるって面白いですよね。ちなみに、すぐに逢えたんだから
あちこちで見れると思ってたら、この後まったく再会しなかったのは後で考えるとちと意外。
とりあえずバンガローに荷物を放り込んで周辺をうろうろしてみることにすると、
イイ雰囲気のマイマイ類(左)を発見。これはヒダリマキマイマイでいいのかしら。
極小サイズのフキバッタ類(右)もいましたが、ここだとどの種類がいるん?
ちょっと意外なあたりでは、可愛らしいイヨカズラがいくつかあったこと。
海浜系だからあっても不思議じゃないわけですが、チョイ予想外でした。
リュウビンタイ(左)があって南国感を感じていると、
さらに大株のイヨカズラ(右)を発見。ここまで来ると可愛らしさがないね。
そのあたりで川沿いに見たことがない花が群生していたので驚きながらバシバシ撮影。
調べると、ブライダルベールという園芸植物の逸出みたいですが
なぜかこの南国風の島に妙にマッチしていたのが面白かった気が(^^)
さらにうろうろすると、ギリギリ花の残ったハチジョウキブシ(左)やら、
こちらは花盛りのフウトウカズラ(右)やらに次々と遭遇できたりします。
咲き始めのラセイタソウ(左)を見ながらさらに歩いていくと、
じつに美味そうなオオタニワタリの新芽(右)も発見。集落内じゃなかったら
何枚か失敬して朝飯にしてたナァとか思ってみたり(笑
花芽をたっぷりつけたアシタバ(左)もありました。さらに林道を歩いていくと、
えらく大柄なアザミ類(右)もあってビックリしましたが、これはハチジョウアザミなんですね。
大柄なキイチゴ類もありました。場所的にいろんな選択肢があるので悩みましたが
これは一応、カジイチゴの範疇ということでイイ感じかな。