特大迷走D〜息切れな前半〆日〜 24.5/2
  
<2>宮崎県各所 続き

  
さらにじっくり探していくと、ヤッコソウの花跡(左)やらギンリョウソウ(右)やらは
見つかるんですが、狙いの某腐生蘭は、あるとしたらこのあたりだよな、という環境は
すごくわかりやすく判断着くんですが、痕跡も見つからず。
ちょっとさすがに時期的に早すぎたということなのでしょうか…

  
悔しいのでしつこくうろうろしていると、ハルザキヤツシロソウの実も見つかりました。
こいつがあるんだから環境的には間違ってなさそう&こんな地味なんが見つかるんだから
見落としでもなさそう。フライングだとしたら時期的になかなか挑戦が面倒だなぁ…

  
諦めて移動していくと、ふいに道端にハンカイソウの大群落が登場してビックリ。
GWだと咲き始めくらいだと思ってましたが、さすがに南国、季節感がわからんなるなぁ…

<3>熊本県各所

  
さて、かなり大移動してやってきた場所では、さーてこの山のどこがポイントかなと
思いながら見上げた瞬間に、林をすべて覆いつくす物体(左)にビックラ仰天。
中を通っている林道を進むと、すぐさまに見つかりました。カマエカズラ(右)です。
正式にはウジルカンダになるんでしょうけど、ここで見たからにはこの名前が使いたいかな。

  
ちょうど時期的に花盛りのシーズンだったようで、あちこちにこんな感じで
巨大な花がぶら下がっていました。日本の花という感覚が全くしないくらい質感ですよね。

  
さらにあちこちにエエ感じの花が大量にぶら下がっているもんで、
しばらく集中的にバシバシと撮影。本当にこの系統は見てて楽しいなぁ♪

  
白い花をつけた樹もありました。現場ではどの系統かの時点で全くわかりませんでしたが、
後でよく見るとこれはマルバチシャノキになる感じかな?

  
アサギマダラ(左)がふわりと飛来したりもしました。これはこれで嬉しい。
その後もしばらくカマエカズラ(右)をじっくりと堪能。

  
花のドアップ(左)も撮ってみました。おもろい風情じゃ。
あたりには新芽(右)も大量で、これからさらに勢力を拡大しそうな雰囲気。
たぶん大昔に偶然流れ着いた種からひたすら勢力拡大している感じなのかな。

  
満足したので移動していくと、海岸沿いにテリハノイバラの群落(左)を発見。
謎なマンテマ系の花(右)もありました。ビランジに見えるけど栽培品の逸出なんかな?

  
ハマヒルガオ(左)も可愛らしく咲き並んでいましたし、
ハマボウフウ(右)もごちゃっと花をつけていたり実にいい雰囲気でした。
でもここらで残り時間を計算してみると、お次の大転戦を計画していた場所に行くと
ちょっと時間的に微妙なことが発覚。しばらく悩みましたが、
それならいっそ、ということで幻過ぎる大珍品の生息地に下見に行ってみることに(笑

  
予想以上に山奥&細いくねくねの山道をひたすら進むので想定以上に時間がかかりましたが
到着したエリアでは、石灰岩地に大量のオニシバリが実をつけていてビックリ。

  
実のドアップ(左)も撮ってみました。色付いた頃だと見事でしょうねぇ。
そのあたりで目星をつけたあたりから登っていくと、不思議なアヤメ類(右)を発見。
そっか、このあたりはもともと集落があって、その名残ってことなのかな。

  
ふとのぞいた樹洞がニホンミツバチの巣(左)でビックリしたりもしました。
あとドキッとさせられたのは、あちこちにあったオモト(右)。遠目だと狙いのヤツに似てるんですよ。

  
ヒメミヤマスミレ(左)はこの場所でもポツリポツリと見つかりました。
さらにしつこく岩場を歩き回ると、ラン系の葉(右)を発見。もしかして芽生えたての
某大珍品だったりするんじゃないかとちょっとワクワクしたんですが…

  
さらに歩ていくと、割とバリエーション豊富な感じのエビネをいくつも発見。
そっかエビネの葉だったんですね、まぁこんな安易な挑戦ですぐに見つかるわけはないわな、
ってあたりでタイムアップとなり、大急ぎで知人との待ち合わせ場所へ走ったのでした(笑

というわけで、わかりやすくチョイ息切れ風の1日となりました(笑
いやなんつうか「寄る年波」ってヤツで、長期休暇全部をフルスロットルで走るのは
さすがにムリがありまくりな感じになってきてますねぇf(^^;
それでも、最初のキリシマテンナンショウ&ナガバサンショウソウ・2箇所連続ヒットは
なかなか予想外な楽しさでしたし、そこからしばらく本命空振りだったけど
憧れのカマエカズラにも逢えた&想定外のスケール感にビックラこくこともできたし、
最後のなかばヤケクソの挑戦は、当然ながら本命は見つかりゃしなかったものの
そもそも挑戦自体がほとんど困難だろうと思っていたのに、案外と探索のやりようはある
エリアなんじゃないか、という知見を得ただけでも成果だった気はしますね。
いつか良い時期に、ただただこの石灰岩地をひたすら歩くという
ハイリスクハイリターンの企画を敢行しちゃろうと企んでおります。
さて、この日は熊本の知人と合流してメシ食いながら四方山話に花を咲かせ、
そこから次なる目的地に向けて大移動すべく一気に地元まで引き上げていったんですが
分かりやすく体力切れで途中で何度も仮眠しながら、フラフラの帰路となったのでした(笑


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