小貝母続編~雨前のチョイ間に~ 24.3/17

この日はせっかくだから前日に引き続いてのコバイモ挑戦にしよう、ということで
いつものエリアに行ってのんびり、という展開といたしました。
諸事情で昼過ぎからはシゴト場に行かなくちゃいけなくて
しかもそのあたりから大雨予報だったこともあり、
短時間挑戦と決めて馴染の場所をちょこちょこっと回ってみたんですが
予定調和な成果に加えて、そういえばまだまだ早春だったよな、
ということを妙に実感した、というちょっと不思議な展開になったりとか。
前夜のヒットなき挑戦も合わせてのご紹介とさせていただきましょうf(^^;

<1>兵庫県各所

  
というわけで前哨戦は春蛾探し。といっても最初に期待しながら訪問したエリアは
期待していたエリアに外灯がなかったうえに雨も降ってきて大無駄足だったんですが
戻りがけにもう1つの狙いのエリアを訪問してみることにすると
ウスクモエダシャク(左)やら、カシワキリガ(右)やらがひょっこりご登場。

  
キノカワガ(左)藻いました。この場所じゃ隠蔽効果ゼロやな(笑
ホソウスバフユシャク(右)も1匹だけこっそり隠れていたりします。

  
さらにあたりを探し回ると、シロテンエダシャク(左)に続いて
トビモンオオエダシャク(右)もいたり、早春だなぁって雰囲気が満載。

  
アトジロエダシャク(左)も高い位置に陣取っていらっしゃいました。
小さくても美麗なるウスベニスジナミシャク(右)にも久しぶりに遭遇。

  
さらに少し地味なトビモンオオエダシャク(左)やら、お名前のはっきりわからん
シャクガ類(右)やらもいましたが、この場所でも期待していた珍品は見つからず終幕。
やっぱりもう少し南に行かなきゃ確率低い感じなのかなぁ…

<2>岡山県各所

  
さて、仮眠を取ってやって来たエリアでは、歩きはじめるとすぐに
芦原の中を飛び交うエナガを発見。ゴチャゴチャしてて狙いにくかったけど。

  
んで、いつものエリアでは、最初にいきなり素芯のホソバナコバイモ(左)を発見。
次に見つけた株(右)はまだつぼみだったけどエライ赤っぽくて面白い感じだし。

  
あたりにはカタクリもありましたが、ほとんどがまだ小さな花芽(左)で、
探してみるも、もう少しで咲きそうな花(右)があったくらい。まだそういや早春だもんな。

  
さらにうろうろしていると、ホソバナコバイモが群生(左)している場所を発見。
少し花先が開いている株(右)は、やっぱり雰囲気はイワミコバイモ風でもありますね。

  
緑っぽい雰囲気の株(左)と赤っぽい雰囲気の株(右)があったので
それぞれ撮り分けてみたり。なんでこんなにくっきり色が変わるんでしょうね。

  
少し離れた場所でもイイ雰囲気の株(左)があったので、
せっかくなので花の内部のアップ(右)も撮ってみましたが分かりにくいな(^^;

  
あたりにはナガバノタチツボスミレ(左)もいくつか咲いていました。
ヤブサンザシ(右)もあったけど、こちらはまだ花芽状態。

  
お次にやってきたのはいつもミノコバイモを探す林の中。
でも、到着すると、すんごい真剣な顔で地面を睨みながら歩いている人が何人か
いらっしゃったんです。ありゃ、これはたぶん狙いは同じだけど、見つからない感じか、
と不安になりましたが、歩き始めてすぐに葉(左)がいくつもあると
思ったら、キレイに咲いている株(右)もあっけなく見つかってビックリ。

  
その後もミノコバイモ(左)はいくつもいい感じに咲いている株が見つかりました。
開いてはいなかったけど、ユキワリイチゲ(右)まで見つかったのはちと予想外。

  
なぜか横向きに咲いている株(左)もあったので、ついでに花の内部(右)も撮ってみたり。
んで、さっきから難しい顔して歩き続けている方にお声掛けしたら、
全然見つけてなかったようなので咲いている場所をご紹介してみたりとか。
まぁ慣れないと見つけにくいですよね、この手は(^^;

  
さらに場所を変えると、あちこちに実をつけたセツブンソウ(左)があったので
せっかくなので実のドアップ(右)もじっくり撮ってみたんですが…

  
回りを見ると、意外に咲き残りの花(左)もあったんです。そっか、まだ3月なんだっけ。
さらにうろうろすると、ヤマアイ(右)なんかもいくつか発見。

  
んで、密かにかなり期待していたアズマイチゲを見に行くと、
めちゃくちゃ芽生えたてなのに咲いている株(左)から、可愛く咲き並んでいる株(右)も
ありましたが考えたらこんな曇天で花が開いているわけないですわなぁ(^^;、

  
開きかけている株(左)もありましたが、さすがにハンパな感じで…
あたりには小群落(右)もありましたが、ちゃんと開いたところが見たいッスね~

  
さらに探索範囲を広げると、セツブンソウ(左)はいくつか咲き残りを発見。
ヤマエンゴサク(右)も少しだけ咲いている株があったりします。

  
シキミ(左)もありましたが、まだまだ花芽状態だったのも少々意外。
ユキワリイチゲ(右)もありましたが、さすがの曇天でハンパにしか開いてなかったのが残念。

  
さらに、セリバオウレン(左)やら、ヤマエンゴサク(右)やらも見つかりましたが
ここらで時間がヤバいなと思ったら、ビックリするくらいのすごい豪雨が降り始めて
ある意味タイミングの良い撤退となったのでしたf(^_^;

というわけで、ちょいと中途半端ながら悪くない感じの1日でした。
所用で早めに切り上げなきゃいけない時にちょうどタイミングよく大雨が降ってくると
いろいろと諦めがつきやすくて実によろしいですなぁ(笑
でも予定調和ながら、ミノコバイモ・ホソバナコバイモにちゃんと会えて
昨日に続いて近畿中国地方のコバイモはまとめて見れたし
真正のホソバナコバイモを改めて見てイワミとの雰囲気の違いも再確認できたし
ちょこまかと嬉しいオマケもいくつもあったし、有意義だった気がしますな。
ちなみに、この機会に過去の写真をいくつか見返したりしていると、
一昨年に見た北九州のホソバナコバイモは
岡山あたりの株よりもかなり花裾が広がっていて、イワミコバイモ風味なんですね。
トサからヒゴが分けられたみたいになんかもう一展開あったら楽しいけど、
そんな可能性あるんでしょうかね、勝手に期待しとこっと(^^)♪


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