どうにもならん週末~大玉砕旅~ 24.3/2&3

この週末は実にどうにもならん展開となりました。
本来は初日は少し日本海側の予報が怪しかったんで地元でじっくり楽しんで、
翌日は天気が落ち着いているであろう日本海側に転戦、という計画だったんですが
地元の挑戦が全くどうにもならんレベルの破綻っぷりだったので
高速の情報とかにらみつつ早めに日本海側に転戦したら
めちゃくちゃ肝を冷やす展開からの、めちゃくちゃ悔しい展開に(T_T)
あまりに悔しいのでそのままそこで寝てリベンジマッチとしゃれこんでみたところ
これまたどうにもならん展開続きで疲労感が増すばかり
という、なんともしんどい2日間になってしまったのでした(+_+)

<1>3/2 播磨地方各所

  
というわけで、まずやってきたのは地元のとある山裾。
歩き始めると、セツブンソウの葉(左)はすぐ見つかったものの、なかなか花は
見つからず苦労したんですが、場所を変えると可愛らしく咲いている株(右)を発見。

  
さらに探すと、セツブンソウ(左)はいくつかあったもののまだ出始め感満載。
ジロボウエンゴサクの葉(右)なんかもたくさんありはしましたが。

  
あたりを歩き回っても、アマナの葉(左)やら、カタクリの葉(右)やらが
まだこんな感じですから春ははるか先の感じですな。

  
さて、お次にやってきたのは、少し前に面白い雑種に出会ったエリア。
でも、歩き回るとヒドリガモは少しいはしたものの、明らかにカモ類の数が減ってる感じ。

  
かなり歩き回れど、シジュウカラ(左)やらジョウビタキ(右)やらが
飛び交ってくれたりするばかりで、カモ類はごく少なく、期待していた
オカヨシヒドリ君との再会は叶わなかったのでした。もう飛去してしまったのかなぁ…

  
次にやってきたのは、この前ちょろ見だけで終わったムジセッカのポイント。
とりあえずうろうろすると、いきなり藪の中にエナガが巣(左)を作っているのを発見、
あたりで待っていると巣材を運んでくる姿(右)も撮れました。
巣に入るところは隙間がなさ過ぎてちゃんと獲れなかったんですけど。

  
粘っていると、近くにコゲラ(左)が出てきたり、頭上をエナガ(右)が飛び交ったりも
しますがムジセッカの方は待てど暮らせど気配なし。
というかあの独特な声が全くしないんです、これはちょっと厳しそうだぞ。

  
池を見ると、ちょっと距離がありましたが、カンムリカイツブリ(左)がご登場。
婚姻色の鮮やかなカワウ(右)ものんびりしていらっしゃいます。

  
オナガガモ(左)も倒木の上にいました。なんかこういう場所にいるイメージないな。
その後もしつこく歩き回りますが、アチコチに咲いているミチタネツケバナ(右)が
可愛いなぁと思ったくらいで、待てど暮らせど声もせず、抜けたっぽいので諦めることに。
今日はここで徹底的に粘ろう作戦だったんだけど、やることなくなったなぁと思いつつ、
雪道情報を見てみると、米子道はチェーン規制ながら鳥取道は通れそうだったんで
早めにお次のターゲットに転戦することにしてこのまま大移動~

<2>3/2 鳥取県某所


んで、調子よく鳥取道を抜けてきたんですが、海側に抜けたところで大サプライズが!
なんと、海側はものすごい吹雪で道は真っ白なんです。
山間部でも雪はそんなひどくなかったから油断してたぞ(T_T)
でも諦めて引き揚げようとしたところで急に晴れ間が出て吹雪が止んだので
この隙にということで吹雪いてるエリアを突破して目的地へ。
帰り道のことは後で考えることにしちゃえってことでf(^^;

  
到着した海岸では、嵐であまりにも波が高いもんで、そこらに波の泡(左)が。
水路から飛び立ったコガモの群れ(右)が海に降りましたが、
波間に揉まれてエライことになっている感じ。こりゃすごい状況やなぁ…

  
んで、そこにいた鳥屋さんに聞くと、狙いの鳥はしばらく出ていない、ということで
あたりを探そうと少し離れた砂浜をうろうろすると、モクズガニの死骸(左)やら
面白い雰囲気のハマボッスの枯れ穂(右)やらがあったりしたんですが
しばらくして戻ってきたら「さっきまで10分間捕り放題だったんですよどこ行ってたんですか」
なんやねんそのお約束過ぎる展開は、神様この流れ飽きましたわ、勘弁してください(T_T)

  
この流れはダメだろうなぁと絶望しつつ、とりあえずそのエリアで粘ることにすると、
あちこちにタイトゴメの芽生えを発見。こんなに赤くなるんだねぇ。
でもその後も時折雪が強烈に吹き付けてきたりして、かなり期待薄な雰囲気に。

  
遠くに並ぶ風力発電の風車(左)がちょっとだけ面白い雰囲気でした。
あまりにも成果ないので海岸を歩くと、バイなんかの貝殻(右)を多数発見。

  
ウネウラシマ(左)やらカズラガイ(右)といった美麗系の貝殻も
まとまって落ちていました。吹き溜まる場所なのか、誰かが拾って集めたのか。
#左はタイコガイだそうです、Oさんいつもありがとうございます!

  
そうこうするうちに嵐は過ぎ去り、青空さえ広がるようになって雄大な夕日が見れましたが
狙いの鳥は全く再登場されず、涙濡れての日没となったのでした。
あまりに悔しいので、そのままその場所で車中泊して翌日も粘ることに決定(+_+)…

<3>3/3 鳥取県某所

  
んで、壮大な朝日(左)をおがんで、うろうろし始めますが、薄暗いうちから
かなりの数の鳥屋さんが集まってきて実に不穏な雰囲気に。
今回のポイント、海辺のごく狭い小さな砂浜で、道を挟んだ反対側が駐車スペースに
なってるんですが、ねぐらと目されているのは堤防裏の草地なので
そこに大量の車が止まって、さらに大人数がカメラ並べて賑やかに話しつつ待ってるんじゃ、
ターゲットは裏から出てこれないんじゃないかなf(^^;
しょうがないので歩き回ると遠くにヒメウ(右)なんかはいたりしたんですが
やはり本命は登場する気配が全くなしで…

  
あやしげな草地を徹底的に歩き回りますが、潜んでいるのはツグミ(左)ばかり。
一瞬だけ遠くにレンジャクの群れ(右)が出てくれましたが瞬間で飛び去り、
その後はどんどん天気が悪くなってきて、しばらく本降りになる始末。
しょうがないので、鳥屋さんの集団とは少し離れた場所で雨宿りしていたんですが、
どれくらいたったでしょうか、気付くと鳥屋さんが大集結してこっちを見ているじゃないですか!


みんなの見ている先を見ると、いました!今回の狙いのハマヒバリ!
ちょっと遠かったんですが、これならじっくりと撮れる場所だな、とその時は思ったんです。

  
彼はちょこまか動き回って、何度も草間に潜るので実に撮りにくかったんですが
暗い中四苦八苦しつつデジスコでもなんとか証拠写真をGET。
でもここからが実にめんどくさい展開でした。
ハマヒバリ君は砂浜から1段高くなった草地にいたんですが、鳥屋さんの中に
砂浜に降りて斜面を登って真横から近づこうとした人がいたんです。
思わず「そりゃあかんて」と声に出しちゃいましたが、当然ながら驚いたハマヒバリは飛んじゃって…
さらにビックリしたのは、少し離れた砂浜に降りたのは見えたし、よく見ると石の上に
ちょこんと止まっててくれて、これはシャッターチャンスやん、って思ったんですが
ほとんどの人は探しもせずとりあえず飛んだ方向にバタバタと走っていって
そのまま横を何人もが通り過ぎたもんでハマヒバリ君はもう一度飛んでどっかにLOST。
うわ、これマジでクソめんどくさいぞ(T"T)…
さっきも雨が強まってみんな車に入って待機して、誰もいなくなったから出てきたみたいだし
この状況だと人が減るまで全くチャンスなさそうじゃんか(+_+)

  
悔しいので粘りはしましたが、海上を一列に飛ぶコガモ(左)がちょっと面白かったくらいで、
それ以上の成果は全くなく、この日も夕日を沈むところ(右)を愛でて
涙濡れての帰路となったのでしたとさ(T_T)

というわけで、いろいろ不完全燃焼感の強い週末でございました(^^;
一応はハマヒバリを見ることはできはしましたが、超大苦戦で他に転戦とかできなかった上に、
最初の地元方面ターゲットはフル空振りでしたから、つらいモンが~
でも考えてみたらムジセッカは前回のワンチャンを活かせなかったままだったし
ハマヒバリはベストタイミングに他の場所を探しているといういつも通りのお約束全開だったし、
いつもながらの間の悪さは我ながらステキですな(笑
しかし、私も鳥見のマナーがいいとは全く思っていないんですが、
2日目の諸々の展開はちょっと気分的にしんどい感じがありましたねぇ。
ものすごく失礼なことを書いてしまうと、珍鳥情報で飛び回る人の中で一定数は
撮影そのものより現場での交流を楽しんでいる方々がいらっしゃる気がするんですが
ポイント真ん前でずーっと話し込んでるんはどうかと思うんすよねぇ、f(^^;
あともうちょっと丁寧に探そうという意識を持って動いていただければとも思うんですが
まぁ、こういうプチ愚痴を書くと自分に跳ね返ってきたりもするんで
反面教師的に活かしながら頑張っていきたいと思いますです(+_+)……


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