コマものまとめて~ドツボ&サプライズ~ 23.8/11&19&9/4

今回は小挑戦3回分をまとめての掲載という特殊形態。
といっても序盤の2つは短時間挑戦ではなくって大爆死の大空振り(笑
最初の日は、ドイツ旅の出発が夜便だったので
夕方までなら動けるということで高知までツッコんだというのに
台風の置き土産の大豪雨食らいまくってマジでどうにもならずに大敗退。
次はドイツの翌週、所用前にほぼ1点狙いで遠征したら
こちらも大空振りくらったあげくに、諸事情で早く引き上げることになって
実に中途半端すぎる感じでの終幕というハンパな日。
このどうにもならんドツボ2連発に続いて
ビックサプライズなおまけを組み合わせた3連モノでお届けします(^^)♪

<1>8/11 高知県某所

  
というわけで、とりあえず夜通し走って早朝から狙いの山に着いたんですが
これでもかというくらいの大豪雨。台風の余韻は覚悟していたけどまさかここまでとは…
悔しいので傘さしてうろうろすると、咲き残りのマヤラン(左)やら
咲き始めのシモバシラ(右)やらを見れたりはしたけど、あんまりにもの豪雨っぷりに
めっちゃくちゃ探索しにくい状態。こりゃマジでつらいなぁ(T”T)

  
もんのすんごいご立派な実を大量にぶら下げたツチアケビもありましたが、
これを撮るだけでかなり四苦八苦するくらいの暗さとドシャ降りで…

  
半分周年で歩き回ってると、ミヤマウズラ(左)もありましたし、
ナツエビネ(右)もみつかりましたが、どちらもまだ花芽だけ。むむむ…

  
ヒメノヤガラ(左)もあったので、頑張って花のドアップ(右)も撮りましたが、
ここらでマジでどうにもならん状態になってさすがにギブアップして撤退することに。
狙いの花はまだ見つかってなかったんですが、マジで全身ずぶ濡れで
ウェストポーチも完全に水浸しになっちまってるのに
『この服とウェストポーチ持ってこのまま今からドイツに行く』シチュエーションなので
さすがに対処しないとマジでどうしようもなさすぎてf(^^;
とりあえず大慌てでコインランドリー探して全部ツッコんで乾かしながら途方にくれてみたり。
まだまだ大豪雨が止む気配もない中、リベンジで登るわけにもいかない状態ですが
わざわざ力技でここまで来たというのにこれは全力でつらいナァ…

  
悔しいので、帰り道をちょっと遠回りしてみて、前回花芽を着けていたイイヌマムカゴを
見に行ったら、なぜかそれがナツエビネに化けててビックリ。
この場所にあるのは違和感しかないから誰か植え込んだのかな、って感じですが、
まさかのこれがオチかよ、とマジで半べそかきながら撤退して一路関空方面へ。
いやぁ、無駄な挑戦は数多やってきていますが、この日の無駄足っぷりは
ほんまに破壊力がデカすぎて、ショックで立ち直れないレベルでしたねマジで(T"T)

<2>8/19 群馬県某所

  
んで、ドイツから返ってきてからの一発目の挑戦は諸事情前のいきなりの大遠征特攻(笑
でも、歩き回ってみると、実になったギンバイソウ(左)やらユキザサ(右)やらが見つかるくらい。

  
カセンソウ(左)もちょうどいい感じに咲いていたりしました。
イイ感じの環境の場所ではすっかり花の終わったクモキリソウ(右)をいくつも発見♪

  
フシグロセンノウ(左)もちょうどいい雰囲気に咲いている株があったり、
モミジガサ(右)も咲き始めの株があったりしましたが、期待していた花はなかなか見つからず…

  
レンゲンショウマ(左)もあちこちでパラパラと咲いていらっしゃいました。
シモツケソウ(右)もいい雰囲気に咲き始めている株があったりします。

  
嬉しかったのは、かなり大型のメハジキ(左)がけっこうあったこと。
タムラソウ(右)もめちゃくちゃイイ感じの株がいくつも見つかったりしました。

  
さらにうろうろすると、コオニユリ(左)もエエ感じで咲き始めてました。
さらに、ちょっと終わりかけでしたがヤナギラン(右)にも遭遇。

  
なんか独特な雰囲気のアザミ類(左)もありました。これもノハラアザミの範疇?
花にはヒメキマダラセセリ(右)が何匹も訪れていたりします。

  
キセワタ(左)をさらにバシバシと撮っていると、カライトソウ(右)も発見。
そういやなんやかんやと自生のものにはまだ会ってないままだなぁ…

  
マツムシソウ(左)がびっしりと植えこまれている空間もありました。
そんなところに飛び交っているのはツマグロヒョウモン(右)ばかりなのは違和感がすごい(笑

  
エリアを少し変えると、ベニバナヤマシャクヤク(左)やら
ツバメオモト(右)やらの実が見つかったりもしました。

  
ひょこっとハラアカヤドリハキリバチ(左)がご登場されたり、
トラマルハナバチ(右)が出てきたり、なんか面白い出会いも結構あります。

  
と思うと、なんとふわふわとご登場されたのは、アカボシゴマダラ。
かなり生息域が拡大してるとは聞いていたけど群馬の山奥にもいるんかい!

  
木漏れ日の当たるキツネノカミソリの群落(左)が艶やかだったりしました。
ふいにエゾゼミ(右)が鳴きながら落ちてきたりも。そういや久々やな。

  
あちこちに咲き誇っていたレンゲンショウマが見事だったのでバシバシ撮りましたが
本命の花は探し回っても見つからず、現地の方にお聞きすると
今年はもうとっくに散ってしまって痕跡もないとのことで、
大遠征無駄足に失意しながらすごすごと所用方面に急ぐことになったのでした(T"T)

<3>9/4 大阪府某所


さらなるおまけは、緊急情報が飛び込んできて、シゴト終わりでツッコんだ案件。
間に合うかしらと気をもみながら現地に着くと、浜辺の怪しい雰囲気の人々の前に
いました。噂の物体。うわー、マジでいるやん!!

  
そこに鎮座していたのは、アホウドリ類幼鳥(左)。
しかも足環がない+体サイズが小さいので、センカクアホウドリとのこと!
たしかに顔のアップ(右)を撮ると、嘴細いよね。

  
せっかくなので少し角度を変えて狙って(左)みていると、
ふいに羽ばたいて(右)くれたりも。思いっきりはみ出しちゃったけど(^^;

  
イイ雰囲気で仁王立ち(左)したあとで、何度も羽繕い(右)を
繰り返してたのが印象的。やっぱちょっと調子悪いんかなぁって話してたんですよね。

  
滅多にない機会なので、立ってるところ(左)、座ってるところ(右)と
めちゃくちゃな枚数撮ってみましたが、それ以上の変化もなく
朝まで粘るわけにもいかないので後ろ髪引かれながら帰路に就いたのでした(^^;

というわけで、なんか不思議な合わせ技ご報告となりました。
最初の二回のド空振りっぷりはなかなかのものでございましたが、
特に最初の高知旅は悲惨の一言でしたね。
台風一過のハズがとんでもない大豪雨で誇張抜きで全身完全水浸し、
カメラが入っているウェストポーチさえもずぶっ濡れ。
ちゃんと傘差して歩いててこうですからもうどうにもこうにも状態ですよね。
結局メインターゲットのイイヌマムカゴはすぐ近くまでたどり着いて
いたようなんですが、それ以上探索できない限界条件でしたから…
しょうがないからせめて既知の場所に立ち寄って帰ろう
としたら、誰かがナツエビネに植え替えているという意味不明のビックリ技でしたし(笑
栃木の挑戦も、一点狙いの大挑戦という意気込みだったのに
本命とっくに終わっててどうにもこうにもだったし。
でも最後のセンカクアホウドリはかなりの嬉しいビックサプライズでした。
分布域的にもまず見ることがないであろう大珍品に
真夜中の海岸で逢えるという幸せ。情報頂いたMさんありがとうございました!
ちなみにこの個体は結局その後保護されて、一度放鳥されたものの
別の場所で再保護されて落鳥したそうでちょっと残念(T"T)
いつかは海上でも逢ってみたいものですので、夢は大きくもっておきましょう♪


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