天南星三昧~ドシャ降りの隙間で~ 23.5/14

この日はなかなか楽しい感じの挑戦と相成りました。
前々から見に行きたかったとある珍品系テンナンショウ類を
探しに行くというわくわくな企画だったんですが、
雨に少々悩まされながらも歩き回ると
拍子抜けするくらいあっけなく憧れの花に会えて大興奮♪
おまけにいろんなちょっと面白い系テンナンショウ類にまとめて会えて
ものすごく面白い展開の時間を過ごすことができたのでした。
もう1箇所ドカンと大挑戦する予定だったのは
予想外に移動に時間がかかった+ドシャ降りになってきて
どうにもならんというオチはついてきたりはしたんですけどね(^^;

<1>奈良県某所

  
というわけで、いそいそと移動していくと、やたら巨大なギンラン(左)を発見。
歩きはじめると、すぐにキシダマムシグサ(右)が次々と出てきたりします。

  
小さな沢沿いにはちょっと不思議な感じのネコノメソウ類を発見。
ボタン系だけど、ここらだとどの種類だろ。ヨゴレネコノメ?

  
ちょっと不思議な雰囲気のテンナンショウ類(左)も発見。
うっかりとあまりちゃんと撮り損ねたけど、ホソバテンナンショウなのかな?
キシダマムシグサ(右)は本当にあちこちにありましたが、
この後は雨足が強くなってきたのと、道がしばらく荒れてきたので四苦八苦(^^;

  
んで、ちょっと明るくなってきて面白そうな雰囲気になったな、
と思ったら、いきなり道端に怪しい物体が。うわ!狙いのホロテンナンショウやん!

  
花のアップ(左)も撮ってみましたが、なんともエエカンジの配色と雰囲気。
さらに辺りを探すと、咲き並んでいる株(右)なんかも見つかったんです。

  
さらに探すと、斜面でちょっと伸びあがった感じに咲いている株(左)から、
地面から花をのぞかせてる感じの株(右)まで次々発見。こんなに見つかるもんなのか。

  
岩の隙間から伸びあがろうとしている感じの小さめの株(左)もありましたし、
花が伸び始めたところ(右)ってものまで結構多様。

  
さらにその横にあったのは、うわ!これはオオミネテンナンショウじゃん!
こちらが狙いのテンナンショウその2だったんですが、まさか同じ場所で
まとめて見れるとは思ってなかったのでビックラ仰天(@.@)…

  
さらに奥に歩いていくと、ひょっこりとヤマシャクヤクがご登場。
雨で開いていないかったんですが、なんか花弁がうっすらピンクかかっててキレイやん♪

  
大満開のツクシシャクナゲ(左)も発見。まだ花が開き始めのつぼみ(右)の方が
色が濃くて面白い雰囲気だったりしたのはチョイと意外でした。

  
凄い数のヤマシャクヤクの大群落(左)もありましたが、花はすっかり終わってて残念。
あからさまにフタスジヒロカタハナカミキリが齧った痕跡(右)もありましたが、
御本尊は見つからず。時期合わせてきたら簡単に見つかりそうやな。

  
オオカメノキ(左)もエエカンジに咲いていらっしゃいました。
その後は再び最初のエリアに戻ってホロテンナンショウ(右)をじっくり観察。

  
少し離れたあたりでもホロテンナンショウ(左)がありましたし、
かなり離れた薄暗い岩場でもホロテンナンショウ(右)を発見。結構多いんね。

  
さらにスギ林を歩き回ってみると、実にいい雰囲気のシハイスミレ(左)があったり、
少し散りかけではあったけど、ミヤマシキミ(右)が見つかったりします。

  
けっこう急斜面だったのでゼェハァいいながら歩き回ってくと、
ひょっこりとイチヨウランを発見。こんな場所にもあるんやね。

  
んで、かなり薄暗い場所でしたが、ここでもいくつものオオミネテンナンショウ
に遭遇できて大興奮。めちゃくちゃ薄暗くて撮影は四苦八苦でしたけど…

  
なかなか凛々しい株(左)があちこちにあるので、あおり気味での花のドアップ(右)も
撮ってみましたが、すかしてみるとめちゃくちゃキレイな花ですねぇ…

  
かなり緑色の濃い株(左)もあるなぁと思っていたら、花がしおれかけた株(右)だと
全面紫色になることを発見。そうなると、だんだん緑→紫に変わっていくんかな?

  
満足して下っていくと、花の残っているヤマシャクヤク(左)をひょっこり発見。
花のアップ(右)を問てみると、なんかひね曲がっているのはなんでだろ?

  
先ほどは気付かなかった場所でも、小柄なホロテンナンショウ(左)を発見。
せっかくなのでエエカンジに咲いている株の花のドアップ(右)も再度じっくり撮ってみたり。

  
正面顔(左)も撮ってみましたが、これはなんともズルい雰囲気ですな♪
ひょっこり目の前にオオルリ(右)が登場されたりする一幕もありました。

  
雨脚が強まる中大急ぎで下山していくと、キシダマムシグサの群落(左)を発見。
でも一番驚いたのは、下山しきったあたりで出迎えたナルトサワギク(右)でしたね。
こんなエリアの山奥にも帰化していらっしゃるのか(^^;

  
ここからさらに場所を変えてちょい強硬陣でドカンと山歩き第2弾をする予定でしたが
ここらのエリアにありがちな、直線距離だと近いのに的な展開でえらく時間かかった上に、
山麓に着いたらかなりの大雨で、林の中は真っ暗状態。
歩いていくとトリガタハンショウヅル(左)やら、ルイヨウショウマ(右)やらがありましたが
下ってきた方に「この天気で今から登るのはやめなさい」と言われちまったんで
おとなしくすごすごと退散することになったのでした(^^;

というわけで、なかなか楽しめた1日となりました。
天候は微妙で、後半ちゃんと大雨食らったし、
山道結構荒れ荒れだったりもしたけど、本命ドンピシャだとそれだけで大満足。
他のテンナンショウ類とまとめていろいろ見れたのも嬉しかったし。
テンナンショウ類については、『日本産テンナンショウ類図鑑』をついに購入したけど
何度見ても違いが判らんものばかりで悩むばかりなので
ホロテンナンショウくらいすっきりさっぱりわかりやすいと特に嬉しいですしね。
他にも見てみたいテンナンショウ類はいろいろあるんで
気長にあちこちじっくりトライしていくことにしたいもんですな。
あと、このあたりの山域はやっぱりいろいろ面白いナァということも再確認。
大雨で敢行し損ねたのは、GWに未遂に終わったオオミネコザクラへのリベンジ
だったんですが、こちらは来シーズンに持ち越されちゃったけど
それも含めて何度か探求に再訪する予定なんで、どんな出会いがあるか乞うご期待で(^^)♪


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