早春ちょい花巡り~ガチ遭難未遂~ 23.3/21

この日は、これまたわけのわからん挑戦となりました。
天気がかなりイマイチっぽいので、鳥も虫もちょっと狙いにくいし、ということで
以前情報はいただいていたものの挑戦し損ねていた某植物狙いで
山奥に攻め込む作戦ということにしてみたら
ついでにと立ち寄った前哨戦では、まだ早すぎるよなという予想を
裏切ってなかなか良い成果になったものの、
その後の本命エリアでは、、結構な雨になっちまって
斜面を歩いていくと足元がグズグズ崩れまくるという惨状からの
むりやりうろついたらどこにいるんだかさっぱりわけがわかんなくなって
ほぼガチの遭難状態になって、総身ずぶ濡れになりながら
ほうほうの体でなんとか戻り着くという超展開となったりしたのでしたf(-_-;

<1>京都府各所

  
というわけで、降りしきる雨の仲、とりあえず最初のポイントまでのんびり進んでくと、
ちょうどいい感じに大満開のキンキマメザクラを発見。これは嬉しい幕開けやん。

  
ちょっと面白げな雰囲気のタネツケバナ類(左)なんかみて悩んでいると、
すぐそばにひょっこりとオオユリワサビ(右)がご登場。
小さな株だったけどいきなり本命ご登場はなかなか嬉しくなりますな。

  
それでは、と以前も見たハルユキノシタの群生地をのぞいてみましたが
こちらは花芽すら立っていない状態。まぁ前回見た時より1月も早いからしょうがないね(^^;

  
ちょっと面白かったのは、色違いのキブシが並んでいる(左)光景が見れたこと。
赤っぽい株(右)の方はあんま見ない風情だけど、何が違うのかな?

  
んで、うろうろすると、さっそくええ感じに咲き誇っているオオユリワサビを発見。
前回はすっかり花が終わってたんで、リベンジ成功に嬉しくなったり♪

  
もうちょっとアップ(左)でも撮ってみたけど、イイ雰囲気ですな。
あたりにはトリカブト類(右)ごちゃっとあったけど、ここらへんだとどの種類かな。

  
うろうろすると、ゴマナ(左)はまだまだ固い花芽で、やはり早春だなぁと実感。
ヤブツバキ(右)がゴチャッと咲いている場所もあったりしました。

  
イイ雰囲気のニホンジカのつの(左)が落ちていたりとかも。けっこう摩耗してるなぁ。
そのあたりでは、ちょっと高い位置でしたが、大満開のオオユリワサビ(右)が見つかります。

  
まだピークには早いようで、咲いているエリアは比較的限られましたが、
可愛らしく咲いている株を選んでバシバシ撮影。う~ん、イイ雰囲気やん♪♪

  
あたりにめっちゃくちゃ花盛りのスギ(左)も多数ありました。花粉症の人が見たら
悲鳴上げそうな感じやな。エエカンジに花盛りのニワトコ(右)なんかも発見。

  
以前、咲き残りの花を見たエリアでも、オオユリワサビ(左)はいくつか咲いてたので、
花のドアップ(右)を撮ったあたりでとりあえず満足して、移動することに。

  
お次の場所まで移動していくと、道中になんか面白げな磯場を発見(左)。
アミアオサとかかな?なんか美味そうな海藻(右)も大量に茂ってて、いい季節に探すと
いろいろ面白いもん見つかりそうやなという雰囲気。夏頃来てみようかしら。

  
ちょっと驚いたのは、そのあたりの砂浜に、大量のフグ類の死骸が
打ちあがっていたこと。種類的にはたぶんホシフグだと思うんですが、なんだってここに
大量に干物になってるんだか、えらいこと謎ですねぇ…

  
その後は、細い山道を延々と移動していったんですが、
道中でハルユキノシタの群落(左)や、イイ雰囲気のスゲ類(右)やらを発見。

  
他にもミヤマキケマン(左)があったり、ナガバタチツボスミレ(右)があったりしましたが
目的のエリアまで延々とほっそい山道を走っていくので、途中で不安になったり(^^;

  
ようやくたどり着いた沢沿いを歩きはじめると、川の石の上にはなんか面白げな虫(左)が並んで
いるのを発見。アップで見てもよくわからなかったけど、なんかの前蛹?
歩いていくと、サンインネコノメ(右)なんかも見つかったりします。

  
強まる雨足の中で、スミレサイシン(左)やら、ユリワサビ(右)やら
に遭遇しましたが、沢沿いに登っていこうと思っても、けっこうあちこちに
大きな落差があって、ずぶずぶと崩れて歩きにくい斜面を登って高巻きを繰り返すも
わりとすぐに高まきようがないような大きな滝にぶつかってデッドエンド…
しょうがないので引き返そうとしたんですが、あまりに足元が危なすぎたので、尾根を越して
回り込む作戦を敢行したら、全然計算とは違う場所に出ちゃって、
ここから元の場所にも戻れないし、雨で薄暗い中のこれはヤバいぞという状態に。
うん、このままだとガチ目に遭難するぞこれは(^_^;

  
かなり焦りながら何とか元の方向に戻ろうとすると、大満開のナニワズを発見。
喜んでとってる場合じゃないんだけどな、と思いながら頑張って撮影してみたりとか。

  
結構イイ感じに咲いているエンレイソウ(左)や、キンキエンゴサク(右)もありましたが、
歩き回れどなかなか思ったようなエリアに戻れず本当に四苦八苦。
濡れた斜面は崩れまくって歩きにくいからしょっちゅうひっくり返って泥まみれになるし、
手がかりのない斜面だと、足元が崩れすぎて登れないから戻れないって展開まであって…

  
しょうがないので半分開き直って、水に入って沢を直接下っていく作戦にすると、
何度も深みにハマって膝上どころか股下くらいまでずぶ濡れになったりもしたんですが、
おかげでなんか面白げなシロカネソウの群落に遭遇できたのはラッキーかな。

  
花のアップ(左)も撮っといたのですが、これ後で気付いたんですが
アズマシロカネソウなんですね。現地ではサンインシロカネソウだと思い込んでた…
その後もけっこう四苦八苦したあげく、なんとか最初の山道まで戻ってくると
慰めるようにイイ雰囲気のキンキマメザクラ(右)が出迎えてくれたりもしましたが、
車に戻ってしばらく放心した挙句、そのまま少しだけ寝落ちてしまったり(笑

  
ふらっふらになりながら、ふたたびほっそい山道をヘロヘロと移動していくと、
途中でスミレ類がやたらとあつまって生えている場所を発見。
どちらもタチツボスミレに見えるけど、えらく色合いが違うのはなんでじゃ?

  
ふいに道端にいい雰囲気のミチノクフクジュソウが登場して慰めてくれたりもしましたが
その後もフラフラヘロヘロのまま、ほうほうの体で戻っていく羽目になったのでした(^^;

というわけで、久々にキッチリした遭難未遂でした。
結局、狙っていたポイントに辿り着いたかどうかすらよくわからなかったですし、
少なくとも本命だった某植物はかすりもしなかったんですが
途中から完全にそれどころじゃなかったですから(^^;
雨の降る中で、雨続きの沢沿い、それも道のないような場所を
歩き回ったらえらい目にあう、というのは重要な教訓として後世に伝えねばですね(笑
斜面を登ろうとすると足元がグズグズと崩れる状態で
高巻きしていくと、メチャクチャ危ないだけじゃなくて戻れなくなるし
危ないからって下手な迂回をしたら速攻で方角わからなくなりますし(^^;
まぁ無事に帰ってこれたからそれだけでハッピーエンドかな。
それでも、予想外のアズマシロカネソウや、
前後の挑戦での満開のオオユリワサビや、ミチノクフクジュソウや、と
あれこれ成果はあったから十分楽しめたというもの。
次回は天気のいい日に、地形図でも持参して、リベンジしよっと(^_^;


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