衝動的対馬旅②~奇跡と尻切れトンボ~ 22.7/24

この日は衝動的なる対馬旅第2日目、かつ最終日。
最大のターゲットは前日に無事に見れているので、この日はそこから
特産種等のオマケをどれだけ追加できるかナ、という感じの挑戦だったのですが
対馬に行かれたことのある方は共感いただけるかもなのですが、
あんまりにも山深すぎて、全然挑戦できそうなエリアが見つからない…
しかも途中でガンガン豪雨が来襲しやがったりするし(T”T)
それでもしつこく歩き回っていると、まさかすぎるスーパーミラクルが
到来するというビックリな一幕もありましたが(しばらく裏ページにしておきます)、
全体的に、「なんもいないね~、どこ行ったらいいかね~」と
言い続けてばかりの非常に微妙過ぎる展開に。
1日フルで1ページ分の成果ってとこでお察しくださいませな、
という感じの、なんとも不完全燃焼感漂う1日となったのでしたf(^^;
※一部を公開自粛しました ⇒ 完全ページはこちら(知人のみ)
【IDは筆者苗字をローマ字入力、パスワードは筆者携帯番号の末尾4桁です】

<1>対馬各所

  
さて、まずは昨日目星をつけたエリアを歩いていくと、エビネ類(左)が
ごっちゃりあるのを発見。川沿いを歩いていくと、
なぜかホソアシナガバチ類の巣を襲っているキイロスズメバチ(右)は
いたりしましたが、すぐにかなりの豪雨が襲来してきて全く挑戦できず…

  
ようやく見つけたちょっと面白そうなエリアでは、伐採木を見ていくと、
ユミアシゴミムシダマシ類?(左)やら、マイマイ類(右)やらが次々ご登場。

  
んで、対馬特産のキオビオオキノコもご登場されたんですが、
なんか羽化不全かな、で左後ろの紋様がおかしくなってる個体だったんです。むむむ、

  
ニガクサ(左)もちょっとだけ咲いている株が見つかりました。
ヤマタニシ(右)なんかもあたりをちょこちょこしてらっしゃいます。

  
お次の場所では、伐採木に大量についていたのは
タイワンオオテントウダマシの幼虫。すっげぇ独特な感じやなぁ。
でも結構探したけど成虫は全く見つからなくて…

  
虫カビにやられたハラアカコブカミキリ(左)はいました。
あたりにはニセビロウドカミキリ?(右)もちょこんと鎮座してらっしゃったり。

  
じっくり探していくと、ヒメビロウドカミキリ?は何ペアか見つかりましたが、
その後はまたなかなかいい場所が見つからずさすらいまくることに。
山深い上にシカ害が酷いから歩いて面白そうな場所なかなかないんですよ。
しかも時折思いっきりバサッと大雨が襲来してきやがるし…

  
そうこうするうちに、ちょこっと面白そうなエリアがあったので、歩き始めると、
フキバッタ類(左)に続いて、真っ赤な実をつけたマルミノヤマゴボウ(右)を発見。

  
ちょっと驚いたのは、イガホオズキがあったこと。なぜかずっと縁がなくて
逢えていなかった花なんですが、こんな場所で会えるのはなかなか面白いですよね。

  
一息ついて、他の川沿いを歩いていくと、ごちゃっと黄色いキノコが大群生。
アンズタケっぽいけど匂いが全然違うとのことでしたが、ベニウスタケとかなのかな?

  
テングタケ系のキノコ(左)もありましたが、これは食べれなさそうだな。
あとはヤマトフキバッタ(右)がご登場されたりもしましたが
このあたりでもチョウセングンバイトンボは全く見つからず、
他にもあまり面白いオマケも出ずに、なんか中途半端な感じ。

  
さらに場所を変えて、以前いろいろと面白いものを拾ったことのある
林道の側溝を見てみよう、ということにすると、ツシマヒラタクワガタ♀の溺死体(左)が
見つかったものの、側溝はメチャクチャきれいになっててなんにもおらず。
直前の大型台風で側溝の中身はキレイに洗い流されちゃってたのかなぁ…
ヒメアカネ(右)はなぜか何匹も飛び交っていたりもしましたが。

  
あとはナツフジ(左)があったり、シラヤマギク(右)があったり、といった程度。
さらに別の場所を歩くも、シカ柵に阻まれまくってほとんど歩けなかったりとか、
なんせ挑戦自体ができない。みんなどうやっていい場所を探してるんだろ…

  
お昼食いながら作戦会議をした結果、最後は分かりやすい場所で
時間ギリギリまで攻めてみようということで、初日の朝に来た場所を再訪すると、
ツシマノアザミ?(左)に続いて、大満開のハマボウ(右)に再会。

  
歩きはじめると、ムスジイトトンボ(左)はやっぱりこの日も無数に登場されて、
未熟個体(右)も何度かふわふわと出てきたりします。

  
前日と同じイトモの類?の大群落(左)を見ていると、交尾中のムスジイトトンボ(右)を発見。
ここで高速で飛び交うハネビロトンボも見つけたんですが、撮影チャンス皆無で…

  
よく見ると、なんか球状のものがありましたが、これは実でいいのかな?
しかしこのエリアでも期待していたヒヌマイトは見つからず。本当にいるのかな?

  
さらに塩分濃度高そうなあたりに移動していくと、アオモンイトトンボが
♂(左)、♀(右)と続いて見つかりましたが、どちらもムスジイトトンボを食べてる
途中だったのはちょっと笑えました。やっぱこいつら獰猛なんですね(^^;

  
ヤマヤブキリ(左)もひょっこりとご登場。結局ヤブキリ類はこれだけだったなぁ…
たぶん塩分濃度高そうだな、って場所にメダカ(右)が泳いでいたりもします。

  
少し場所を変えて波打ち際をのぞくと、シオアメンボの小群が泳いでいたので、
帽子で何とか捕まえようと四苦八苦しますが、捕まえてもすぐに跳んで逃げるので
写真が撮れたのはこちらの脚がおかしくなった個体だけ(T"T)
そうこうするうちにすっかりと時間切れになってしまい、不完全燃焼のまま
しおしおと帰路に就くことになってしまったのでしたとさ(^^;

というわけで、ちょっとビックリな奇跡を除くと実にしまらん終幕となりました。
本文中にも再三書いたんですが、なんせこのエリアは
山深すぎて、本当に歩いて面白そうなエリアが絞り込めないんです。
延々と林道を走って「どこも歩けそうなとこないね」で次の林道、みたいなこと
何度も繰り返す感じでしたから、なんかムダに疲れた感じが(^^;
特に今回はいくつか徒労度が上がった理由がいくつかあって
①島北部での挑戦になったのでシカ害がヒドかった
②1週間前の大豪雨の影響で各所荒れすぎていた
③メインターゲット初日で撃破できると正直二人とも
思ってなかったから他のヤツの下調べしてなかった

ということで、まぁとりあえずは③が一番大きな原因となりますかね(笑
なんか帰路はもうO氏も私もフラッフラな感じだったし(^^;
(無計画旅をご一緒いただききましてありがとうございました!!!)
いやしかし、対馬はまだまだ会えていないヤツらがたくさんいるので、これからも通い続ける
必要があるんですが、このままだと次もやたらめったら苦労すること必須。
どなたか歩き回って面白そうなコースを、ぜひぜひご教示くださいませ(>"<)!!!


次へ⇒

topへ⇒