衝動的対馬旅@〜ミラクルな幕開け〜 22.7/23
  
<2>対馬各所 続き

  
さて、良さげな場所で車を止めて歩き始めると、そこらに大量のセグロイナゴが
成虫(左)、幼虫(右)ともに出てきて少々ビックリ。多産するもんなのね。

  
カヤコオロギ(左)もいました。ヒシバッタ類(右)もいたけど、これは普通のハラヒシかな?
ってあたりから、しばらく川沿いを歩いてみたんですが、それっぽい環境は皆無…
その後も地形図見ながら川沿いに走っては、良さげな場所で歩いてみますが
さっぱり見当もつかず、アタマの中に暗雲が立ち込めはじめたり…
めちゃくちゃ山深いから、沢沿いの場所っていくらでもあるし、こりゃキリねぇなぁ(^^;

  
びっくりしたのは、遠かったけど、シロハラ(左)がいたこと。このあたりは繁殖してたのか〜
あとはエンマコガネ類(右)がいたくらいで、なんかおもしろいものも全く出ないまま
次々と場所を変更し、なかばヤケクソになりはじめたあたりで、中流域の穏やかな川に。
「本土でグンバイがいるような環境だし、ここもダメそうやね」とか言いながら、それぞれ好き勝手に
歩いていると、遠くからO氏の呼ぶ声が聞こえたので、引き返そうとした時です。


ふわりと目の前からなんか怪しい物体が舞い上がって、頭上の葉に止まりました。
え??これは?!狙いのチョウセングンバイトンボじゃん!!!
まさかの登場にビビりましたが、彼はそのままふわふわとどこかに飛んでって…
大慌てでO氏に報告しに行くと、O氏もほぼ同タイミングで目撃した、
ということで、二人してドキドキしながらあたりを探し回ることに。

  
んで、割とすぐに、ご登場されたのは、連結態のチョウセングンバイトンボ!!
やっぱりいたんだ!んでもっていきなりこれは嬉しすぎるじゃないですか!

  
手近な場所でもじっとして(左)くれたので、
♂の顔あたりのドアップ(右)もばっちりGET。うん、凛々しい♪

  
ここでちょっと不思議な展開もありました。
他の個体がいないかなぁとうろうろしていると、なんか変な物体(左)が。
なんだ?と思って近づくと、これがやたらと長いムモンホソアシナガバチ(左)の巣で、
理解した時には兵隊が何匹もこちらにとびかかってきているところという(^^;
慌てて逃げたけど、しっかり刺されちゃったのでした。
いや、これがハチの巣だとはふつう思わないじゃないですかぁ(+_+)??

  
ショックでふらふらしながら退散していると、ふいにクサカゲロウ類(左)を発見。
元のエリアでは、別の連結カップル(右)が元気にポーズを取ってらっしゃいました。

  
ふと足元を見ると、小さなコオロギ類を狩っているカリバチ類を発見。
素早くて数ショットしか撮れなかったけど、ヒメコオロギバチでいいのかな?

  
そうこうするうちに、チョウセングンバイトンボの単独♂(左)を見つけたので
バシバシ撮った後で、顔あたりのドアップ(右)もバッチリとGET。
本種の特徴である、中脚・後脚附節が白色なところがよくわかりますよね♪

  
さらにうろうろすると、他の場所でも♂(左)を発見。
不意に足元をツシマオサムシ(右)がちょこまか走り抜ける展開もありました。

  
さらに歩いていくと、単独♀もご登場されたのでバシバシと撮影。
ちょっと赤味があるという本種の特徴もきっちり出ていてばっちりですな♪

  
さらに静止している♂(左)を撮ったりしていると、今度は少し赤味の強い♀(右)も発見。
結構密度が濃いみたいでなんとも楽しい感じですね。

  
さらに♂(左)を撮ったりしているあたりで、一気に大雨が襲来したので
大慌てで車まで遁走するハメになったんですが、ここでメチャクチャビックらこいたのは、
戻ってみたら、車の周りをチョウセングンバイトンボが何匹も飛んでいて、
窓にコツンコツン当たったりしているんです。ここにいたんかいな(笑
よく見るとその中には未熟個体(右)もいたので、豪雨の中でムリヤリ撮ってみたり。

  
さて、雨の間に少し場所を変えて、よさげな場所の川沿いを歩き回ってみると、
ツヅレセセコオロギ幼虫(左)に続いて、コフキトンボ(右)が何匹もご登場。
でも、この場所も結構いかにもな環境ではあったんですが
チョウセングンバイは全く見つからず。ありゃ、

  
さらに場所を変えると、ちょっと高い位置にキボシカミキリ(左)を発見。
足元にはえらく小さいコオロギ類の幼虫(右)もいましたが、これはなにもん?

  
モンヘビトンボ(左)もいました。後で調べると、対馬のものは分類が見直されて
南西諸島のものとは別の、大陸との共通種になってたんですね。ちょっと予想外でびっくり。
あたりにはハネナガヒシバッタ(右)もちょこちょこしてらっしゃったり。

  
んで、ここでちょっと興奮したのは、カワラスズ。
結構な数がいたんですが、これがむちゃくちゃ敏感で、すぐに潜るから
ピント合わせる隙がなくって、二人とも本気で四苦八苦(^^;
粘りまくって♂(左)、♀(右)ともなんとかワンショットずつ撮れましたけど…


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