衝動的対馬旅@〜ミラクルな幕開け〜 22.7/23
この週末は、前々から計画していた大挑戦をやってまいりました。
めんどくさいのでタイトルに書いちゃいましたが、久々の対馬来訪旅なのです。
ことの発端は、今年2月の「月刊むし」に掲載された衝撃の記事。
この時代になって日本初記録のトンボが見つかるなんて、夢ありすぎですやん♪
ということで、O氏と一緒に騒いだあげく、「とりあえず行っちゃう?」
という話に安易にまとまったので、この日を迎えたわけですが、
お互いいろいろと下調べしたものの、全く役に立ちそうな情報が見つからず
出たとこ勝負確定、しかも空模様も実に微妙で、のちょっと気が重い展開に。
それでも頑張って走り回ってみると、まさかのミラクルが到来してビックリ仰天したあげく
夜まで走り回るといろいろ追加の面白い成果もあったりして
意外に濃い目な展開の1日となったりしたのでした(^^)♪
<1>対馬各所 |
さて、とりあえず早朝から漁港あたりをうろうろすると、巨大なエチゼンクラゲを発見。
初手の出会いがこれはうれしかったのですが、その後はレンタカー屋の開く時間まで
うろうろしたけどさっぱり何一つ成果なしでなかなか先が思いやられたり…
んで、ようやく足を入手してうろうろしていくと、岩場に怪しげなマンネングサ類を発見。
ウンゼンマンネングサ?と思って数枚撮ったんですが、後で調べるとなんとツシママンネングサ
ってのがあって、そっちっぽいかな。もうちょっとじっくり撮りゃよかった…
花跡の残ったダンギク(左)もたくさんあったり、ヒトツバ(右)も大量に着生して
いたり、なんか面白そうな雰囲気の場所でした。
カラスザンショウ(左)はあちこちに満開に咲いてました。
アザミ類(右)もあったので、ノアザミかなと思って撮ってみたら、
ここらにはツシマノアザミってのがあるのか。これもちゃんと撮っておけばよかった…
そのあたりで見つけてちょっと嬉しかったのはこちら。コイケマですね。
本土にもあるんだけど、なぜか逢えてなかったんですよ。こんなとこで会うなんて面白い。
さて、とりあえずO氏のお出迎えまでにうろうろできるところ、ということで
目星をつけていた池に向かうと、大満開のハマボウがお出迎え。
池の中はというと、こちらは大量のムスジイトトンボが
大変賑やかに飛び交っていましたが、ほぼそれだけで混ざりものなし。
時折アオモンイトトンボが混じるくらいで、ひたすらムスジなのは面白い感じです。
歩いていくと、水面が不思議な色合い(左)になっているのを発見。しかもかなりの広範囲。
浮いているのはイトモの類?(右)でしたが、これはなんて種類だろ?
ムスジイトトンボはこんな感じに大集結(左)しているくらいの密度でした。
せっかくなのでじっくりと撮影(右)してもみますが、すぐに飽きちゃうくらいの数(笑
のんびりと泳いでいるアメンボ(左)もいたり、シロバナサクラタデ(右)も
咲いていたり、やっぱりこのあたりになるとほとんど潮の影響はなさそうで
狙いのトンボは期待薄。むむ、こちらも意外に手ごわそうやな。
場所を変えようとすると、悠然と泳いでいくクサガメ(左)が見つかったり、
いきなり足元で威嚇しようとしているアカテガニ(右)に遭遇したりします。
羽化直後のイトトンボ類(左)もいました。なんかお腹が太くて違和感あるけどこれもムスジ?
ふわりとヤマクダマキモドキ(右)が飛んできたりという不思議な展開も。
ムスジイトトンボをお食事中のアオメアブ(左)もいましたが、
胸部をサバ折り状態でちぎってるのに腹部も持ってるのはなんか面白いな。
この場所は諦めて、少し離れたあたりのイイ雰囲気の湿地帯を
歩こうとすると、なんか気になる感じの葉(右)を発見。これなんだっけ??
オオシオカラトンボをお食事中のナガコガネグモ(左)も発見。
あたりは一面にフトイ(右)が生えていて、実によさそうな雰囲気でしたが…
ちょっと驚いたのは、そのあたりの葦に多数這い上がっていたシマヘナタリ。
これはシマの方だと思うんですが、このエリアにもいるんですね、
ビックリしたのは、ハネナガイナゴをお食事中のクロベンケイガニ(左)。インパクトあるなぁ。
そのあたりの干潟には実に怪しいやつら(右)がずらりと並んでいたりもします。
ひっくり返してみると、やっぱりヘナタリ(左)だったり。いい環境の場所だなぁ。
ヘナタリの殻上で愛を語らっているカワザンショウ類(右)もいました。
アジアイトトンボ(左)がふわふわと飛んできたりもしましたが、この場所でも
狙いの某トンボは見つからず。いそうな環境なんだけどなぁ…
ふと見上げると、大満開のリョウブ(右)があったりもします。
到着時間間近となったので戻っていくと、道端にハクウンキスゲを発見。
めちゃくちゃ色鮮やかだけど、場所的には植栽物の名残かな?
せっかくなのでもうちょっと撮影(左)しておいたり。崖地に咲いているのも見たいねぇ。
あたりにはツバメシジミ(右)も飛んでいたのでついでに撮ってから、O氏と合流、
「とりあえずあて地形図見ながら北上しましょう」というおおらかなプランで
この日の本格的な挑戦がゆるゆると開幕したのでした(笑