残骸ばかりの2Day~八代探索失敗~ 21.10/10&17

今回は実に中途半端な挑戦2回分の詰め合わせセット編。
ここのところ最重要撃破ターゲットと位置付けているヤツシロラン系を
狙うべくアチコチ走り回ってみたけど、そこを狙いすぎると
他のオマケが少なくなっちゃうよね、という展開の顛末という次第でして。
ムチャな移動方法し過ぎた日と、所用の隙間時間の、いずれも稼働時間短め
というのもありましたが、時期的にもキッチリと遅かったようで
翌年の下調べとしては非常に良かったんじゃないかな、
と強がりをいうしかない展開続きになったのもなんとも寂しい限りで、
まぁそんなこともあらぁなと自分で自分を慰めた2日間となったのでした(^^;

<1>10/10 高知県某所

  
まず最初にやってきたのは目星をつけていたとある林。
うろうろすると、オカメコオロギ類(左)やらシラヤマギク(右)やらに会えますが
狙っていたような環境がなかなか見つからず。むむ、ちょっとキビシイぞ。

  
心折れながらひたすら探しまくると、マユタテアカネ(左)がいたり、
オオアオイトトンボ(右)が隠れていたりもしましたが、

  
あとはセイヨウミツバチ(左)が飛んでたりしますが、ひたすら頑張っても
コクラン(右)が数株見つけただけの徹底的なスッ空振り。
いや、ここまでかすりもしないとはさすがに想像しなかったぞ…
ということでかなりしょんぼりとしながら引き上げたんですが、ふとここで
あの場所なら多分出てそうな気がするよなぁと思いつく場所があったもので
バカみたいに遠いけど、思い切って大移動してみるとことに。我ながらバカすぎる(笑

  
んで、大移動してきた竹林では、さっそくクロクロムヨウランの実を大量に発見。
ここのはトサクロムヨウランなのですが、こうなったら差がわからんやね。

  
んで、あっけなくありました。狙いのヤツシロラン類の実(左)。ありゃもう実なのか。
あたりにはすっかりはじけた実(右)もありました。一応クロヤツシロランでいいのかな?

  
さらにじっくり探していくと、はじけた実(左)はいくつか発見。
ドアップ(右)で見ると粉みたいな種子がすごく面白いですよね。

  
ふいにイイ雰囲気のオカメコオロギ類(左)も発見。これはハラオカメなのか?
じっくり探していくと、コクラン(右)はいくつかポツポツと見つかります。

  
ちょっと若そうな実(左)もありましたが、その後もかなり長時間粘っても花は見つからず。
はじけ切ったクロムヨウランの実(右)はあったんですけどね。
というか、竹林の林床がけっこう乾いて固くなっていて、花が出てくる雰囲気には
思えなかったし、時期的なもの以上にそっちが問題だったかな?

  
オカメコオロギ類♀(左)なんかもひょっこりとご登場。
諦めて引き上げようとすると、可愛らしい感じのヨメナ(右)を発見。

  
花上にはシロモンノメイガ(左)がのんびり吸密していましたが、そのすぐそばで
アズチグモの♂(右)がひっそりと佇んでいたのも面白い感じ。

  
最後に訪れたのはこのエリアに来ると必ず立ち寄る某植物園。
入口付近を歩くと、シチョウゲ(左)やら、オオバクサフジ(右)やらがお出迎えされます。

  
面白い当たりではヤブレガサモドキの実(左)にも遭遇。こんな感じやっけ?
そういえばかなりお久しぶりのソナレノギク(右)なんかもいい感じに咲いていました。

  
ミヤコアザミ(左)やらダンギク(右)やらもありましたが、中に入ろうと思ったら
すでに閉館間近で入場不可という寂しすぎるオチがついてきたので
近くの市場で大量に食材を買い込んで、ヤケ食いしながら帰ることに(T_T)

<2>10/17 京都府某所

  
その1週間後は、別の花狙いで全く別の山の方に攻め込んだんですが、
荒れまくりの山道を長時間ウロウロしたあげくに、狙った場所に行く道がどう考えても
わからんというメチャクチャしまらんスタートからの皮切りに(T_T)
しかも、セトエゴマ?(左)と、真っ赤な実をたっぷりつけたガマズミ?(右)を撮った
くらいでけっこうな大雨になったのでほうほうの体で撤退…

  
しょうがないので思い切って大移動してきたのは、これまた目星をつけていた竹林。
でもしばらくは歩き回れど、オオケマイマイ類の殻(左)やら、サワガニ(右)やらが見つかるばかり。

  
ところが、諦めかけた頃に、いきなりひょっこりとヤツシロラン類の実がご登場されたんです。
これは雰囲気的にはアキザキヤツシロランの方になるのかな?

  
んで、気を良くして探索範囲を広げていくと、わりとすぐにこんなのに遭遇してビックリ。
ずらりと並んでいるヤツシロランの実です。こいつは予想外のスケール感。
こちらはクロヤツシロランになるのかな。残念ながら花は全くなかったけど…

  
その後も周辺を探すとかなりの数の実が見つかったので大興奮しながらバシバシ撮影。
かなり黒い株(左)から、褐色の株(右)まであったけど、同じ種類?

  
んで、あからさまに色の薄いアキザキヤツシロランらしき実も
けっこうあちこちにありました。この方が割れてる率が高かったから花期が早いのか?

  
その後もヤツシロラン類の実(左)はパラパラと見つかって、
その中にはいい感じにぱっかりはじけている実(右)も混じっていたりします。

  
少し離れたあたりでも色の淡い株はいくつもご登場。
ここらは実の表面に突起もあるから、間違いなくアキザキヤツシロランですな。

  
かなりひょろ長くなっている株もいくつかありました。
そういえば終わった後はぐんぐん伸び続けるんでしたっけ。

  
ちょっと掘ってみると(左)、根茎が結構ごついのも新発見でした。
さらにいい雰囲気にはじけきった実(右)を見た後で、もう1箇所別の竹林に攻める
予定だったんですが、近くまで行ったら場所がわからなくなってしまって
迷ってる間に日没という、めちゃくちゃ寂しい感じの〆括りになってしまったのでした(T_T)

というわけで、なんともしまらん感じの2日間でした。
今秋の結構大きなテーマと位置付けていたヤツシロラン類ですが
なんとか逢えはしたもののすっかり終わってましたからしまらん事限りなし。
よく考えたら去年辛うじてアキザキを見つけたのも1週間くらい前のタイミングでしたから
あからさまに計画ミスだったあたりがさらに悔しいねぇ(笑
しかも初日は大空振りからの大移動でほとんど時間を使ってしまったし
2日目は雨の山奥でひたすらアクセスルートを探しまわってギブアップという
これまたなんとも悲しいスタートからの続編がこれだったわけですし…
まぁ、前向きに考えれば、来シーズンは9月下旬くらいから何度か通えば
確実に両種の花をまとめてみることができる場所を確保できた、ということですんで
来シーズンこそは大成果をあげるべく、キッチリ計画的に頑張ろっとf(^^;


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