西播磨水辺探索~のーんびりな日~ 21.10/9

この日は秋も深まる中、水辺をのんびり探索な1日でした。
夕方から神戸で所用があったのでそれまでの間ということで近場を中心に
ひょんなことで情報を得た地味な珍品を探すのをメインとして、
噂の珍鳥やらもふくめてまとめてみちゃおう作戦。
とはいえちょっと最近疲れ気味だったので、ガッツリというよりはのんびり
という方向性にすると、思った以上にのんびりしちゃって
あちこち動き回った割には実稼働時間も比較的短め、
撮影枚数は少なめになってしまったんですが
ターゲットはそこそこ首尾よく見れて大満足な1日になったのでした(^^;

<1>播磨地方各所

  
というわけで、最初にやってきたるは少し前にも来た某池。
ヒシ(左)を見ながら歩いていくと、ヒシモドキ(右)もひょっこり混じったりします。

  
池を見ていると、いきなりトガリアメンボ(左)がご登場されてビックリ。ここにもいたのか。
水中にはタヌキモ類(右)も多数漂っていました。

  
さて、この日のターゲットは、全開半端に終わったトリゲモ。
見ていくと、ちぎれた個体は多数あるものの、いい感じに生えてる株は見つからず。
湖岸側の水が濁っていて見つけにくかっただけだとは思いますが…

  
池縁をのんびり歩いていくと、アオイトトンボ(左)が何度かご登場。
水面にはトガリアメンボ(右)もかなりの数見つかります。

  
ちょっと面白かったのは、水中を大群で泳いでいたコマツモムシ。
並んで泳ぐ姿はなんともユーモラスでイイですよね♪

  
その後、少し場所を変えてやってきたのはいつもの池。
歩きはじめると早速オオキトンボが何匹もご登場されたりします。

  
水辺を見ると、藻に絡まれてモケモケ状態のサワトウガラシ(左)に驚いていると
さらに壮大なスケール感に絨毯状の植物(右)があって二度ビックリ。

  
それはえらく長く伸びまくったホシクサ類(左)だったのでした。
頭花(右)もきっちり撮りましたが、これはどの種類になるんだ?

  
さて、湖岸をウロウロしまくりますが、コノシメトンボ(左)やオオキトンボ(右)が
何度か登場するくらいで、意外に面白い出逢い少な目。キトンボもいなかったし…

  
この場所のお約束、イヌセンブリはまだ小さな花芽で咲くまでは時間かかるな、
と思ったあたりで、車を停めてる場所に文句を言われたので早々に退散するハメに…
端っこに止めてるからジャマになんてならないハズなのにぃf(‐_‐;

  
それでは、とお次の場所に移動したんですが、車を停めたらすぐそばに
オオムシクイがちょこちょこしていてビックラ仰天。これPowershotのテレコンなしですから
めっちゃ目の前。ムシクイ類って時々距離感バグってる個体いますよね。

  
んで、池を歩いていくと、ほどなく鳥屋さんの集団を発見したのでいそいそとそちらに向かうと
いました、噂のハイイロガン。こんなのが地元に飛来するなんて面白いねぇ~

  
でも彼はかなり遠くをちょろちょろ動きまわったあげくに、すぐ寝てしまったので、
粘ってもこれ以上の成果はなさそうだなってことでとっとと退散…

  
それでは、とさらに面白い情報をいただいた池に足を伸ばしてみると、
面白げなタデ類(左)やら、タチモ(右)やらが見つかります。

  
さて、池の中を見ていくと、すごくあっけなく狙いの物体を発見。
藻にまみれてはいましたが、珍品ムサシモです。こんな場所にあるんですねぇ。

  
あたりにはキクモ(左)やら、タヌキモ類(右)やらもあってじっくり見ると
すごく面白そうでしたが、なんせ藻がスゴくて見にくい…

  
さらにじっくり探すと、ムサシモは結構広い範囲で見つかったので
四苦八苦しながら藻を少し払って撮影してみたり。時期的には真冬とかの方が
藻が少なくて撮りやすいのかしら、ちょっと再挑戦してみたいような気も。

  
さらにじっくり見ていくと、可愛らしく咲いているキクモ(左)も発見。
タチモ(右)もよくよくみると地味な花をつけている株がありました。

  
池縁にはムカゴニンジンもけっこういい感じに群生してらっしゃいました。
大株も結構あって、一瞬ヌマゼリ?と思ったのはここだけのヒミツ(笑

  
あたりにはサクラタデ(左)もいくつかパラパラと咲いていらっしゃいました。
水中には面白い感じのカガブタの殖芽(右)なんかも転がっています。

  
ちょっと面白かったのは、湖畔のサクラ類が結構たっぷりと狂い咲きしてたこと。
たしかに暑かったり寒かったり極端だから勘違いする気分もわからんでもないような…

  
さらに少し場所を変えると、びっくりするくらいの艶やかなサクラタデの群生を発見。
これだけ咲き並ぶとものすごく見ごたえがありますよね。すっごくステキ♪

  
辺りをじっくりと探索してみましたが、ホシクサ(左)やらニホンイヌノヒゲ(右)やらを
見れた程度で、なんか中途半端な〆となったのでした(^^;

というわけで、のんびりした感じの1日となりました。
振り返ってみるとなんかアレコレ迷走気味な挑戦でもありますが、
まぁ本来のメインターゲットだったトリゲモ・ムサシモは一応見るには見れましたし、
水生植物方面はいくつも面白いオマケもついてはきましたし、
兵庫県では初記録?というハイイロガンも、メッチャ遠かったし愛想なかったけど
いちおうきっちりと見ることはできたし、まずまずの成果とは言えるかな。
(ハイイロガンはなぜか何度も見てるのであまり感動はなかったんですけど)
まぁ、なによりものんびりと水辺歩き回った感覚が一番の成果だった気がします。
地元播磨の水辺はやっぱりいろいろ面白い出逢いが濃いし、
まだまだ見れてないものも多いから、これからもあちこち歩き回らなきゃなんですが、
がっつり探索しまくるだけじゃなくて、たまにゃこんな感じにのんびりゆったり
ブラブラ歩く時間も大事にしたいもんだなぁと再確認した次第でございました(^o^)


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