| ＜４＞愛媛県某所 続き |
さて、日も暮れたので第二幕ということで歩き回ると、いきなり
フキバッタ類がご登場。これはさっきとは違う種類っぽいけど、セトウチフキバッタ？
夜になってもあちこちでヒロバネヒナバッタ(左)が鳴いていたのはビックリでした。
シコクフキバッタ(右)ももう一度登場しましたが、ワンショットで逃げられて…
アズマヒキガエル(左)もひょっこりとご登場。
アジサイの葉上には、モンキクロノメイガ(右)もいくつか見つかりました。
ふいに大柄なツユムシ類が登場して大興奮するも、よく見るとヘリグロツユムシ。
こいつも何気に久しぶりの出会いではあるんですが、今日の狙いは君じゃないんだよなぁ～
林道をゆっくりと探索していくと、次々とどでかいフトカマドウマが
ご登場されてちょいとビックリ。ボリューム感満点ですごい迫力あるぞ。
さらにフトカマドウマ(左)が次々と登場する中で、
少し体系がスリムで黒っぽいカマドウマ類(右)もご登場。これなんて種類？
さらにタゴガエル(左)が出てきたり、エダナナフシ(右)が見つかったりしますが
期待していたような直翅系はさっぱり見つからず。こういう場所じゃないのかな？
小さな外灯をのぞくと、スカシドクガ(左)を発見。
なんか面白げな蛾(右)もいたけど、こちらはお名前さっぱりわからず。
なんか面白げなハムシ類(左)もいました。テントウノミハムシの類？
えらいことがっしりした感じのザトウムシ類(右)なんかも見つかります。
さて、いろんな鳴き声がするあたりを探索していくと、
えらく黒っぽいヤブキリ類がご登場。ヤマヤブキリになるのかな？
ちょっと面白かったのは、車のボンネットに登場(左)したハネナシコロギス。
数枚撮ったら跳んで地面に降りてポーズ(右)つけてましたけど。
さらに嬉しかったのは、道端の葉上に登場したササキリモドキ類。
四国ではものすごくたくさんのササキリモドキ類が分化しているわけですが、
これは割と広域分布なハダカササキリモドキでいいのかな？
せっかくなので凛々しいショット(左)をもう１枚ご掲載。
その後もうろうろすれど、見つかるのはヒロバネヒナバッタ(右)くらいで
しょうがなさそうなので、山を下って戻りながら探すことに。
すると！途中の草むらにすっごく怪しい物体がいるじゃないですか！
これはきっとそうだ！狙っていたウンゼンツユムシをようやく見つけたんだ！と
興奮しましたが、冷静に声を聴いてみると、これはエゾツユムシ。
え、混生してんの!!? こんな環境で!? こいつはめんどくさいぞ(＋‗＋)
あたりをじっくり探すと、ヒメクサキリ(左)もご登場。
セトウチフキバッタ(右)はこんなとこでものんびりしていたりします。
さらに探索範囲を広げると、また怪しいツユムシ類。でも下翅が出てないから
これはエゾツユムシ♀ですな。これまたまぎらわしくていらっしゃる…
マルバネコブヒゲカミキリ？(左)なんぞ見ていると、あたりにも再度
怪しい物体(右)がご登場。今度こそ本命かな？
と期待してみるも、やっぱりこちらも声はエゾツユムシ。
まぁこいつもほとんど撮ったことなかったから嬉しくはあるんですけどねぇ…
ちょっと粘って交尾器(左)も撮影してエゾと最終確定。むむむ。
あとは、強風で上から落ちてきた怪しいヤブキリ類(右)がいて、もしやコズエヤブキリ？
と思うも、風でぐワングワン揺れまくってこのワンショットしか撮れないままどっかに消えちゃって
なんとも不完全燃焼感甚だしいオチとなってしまったのでした(＾＾；
というわけで、なかなか不思議な展開の1日でした。
昼のうちは、分かりやすい荒天に翻弄されてあんまり挑戦できなかったものの
ようやくの地元のヒシモドキやトリゲモにも逢えましたし、
久しぶりの湿地ではいろいろとこれまた嬉しい花にも逢えたんですが
その後が尻切れトンボ的に挑戦する元気がなくなったというか
雨脚の強さにヘキエキして早々に移動しちゃったというような展開(笑
メインの夜探索についても、よさげな環境のエリアでしばらく粘ればいろいろ見れて
本命のウンゼンツユムシもそう難しくはないだろうという予想だったのに
一応いろいろと見れはしたものの本命は大空振り、
しかも外見はほとんどそっくりのエゾツユムシに何度も翻弄されるという
なんともいやらしい展開でなんともいえぬ徒労感が…
同じような環境で混生しているとは全く思わなかったんですが、
そもそも本命は見つかってないんだから、「よさげな環境」の見込みが違ったのかも
しれないわけで、そうなるとなんか不完全燃焼感が強まりますナァ。
最後の怪しいヤブキリ類も強風に吹っ飛ばされたきりだったし
ちょっと悔しくなったので、このエリアには何度かリベンジマッチをかますぞっと(＾＾；