空虚な日+楽しい日〜不思議な2日〜 21.6/20&26

今回は実に不思議な組み合わせの1ページ報告となりました。
前半は、気合入れて突撃した但馬のゼフ探しで、ほっとんどなにも見れない撮れない
なんかぼーっとしてて終わったという実に空虚過ぎた1日。
後半はこの時期恒例の、近所の海岸に弟家族と遊びに行って
あれこれといろんな生きものを探してみたというふんわり楽しい1日。
温度感真逆ながらそれぞれ1ページ分のボリュームは全くなかったので
合わせ技1ページでのご報告というムチャな形式になりましたが
そもそもが備忘録的なHPですので、そこらへんどうぞご容赦の程を(^^;

<1>6/20 但馬地方某所

  
というわけで、まずはどうにもならなかった日のご報告。
朝っぱらからやってきた某山は、いきなりのメチャクチャ濃密な霧(左)で寒く、
ハクウンボク(右)なんぞ見つつしばらく頑張って歩き回りますが
ゼフなんて飛ぶわけ絶対ないやん、って雰囲気。実際なんもいなかったし。

  
シジュウカラ幼鳥(左)が出てきましたが、それすら濃霧で真っ白…
なんか面白げな実(右)もあったけど、これはナニワズかな?

  
しばらくしてから諦めて少し標高を下げると、お久しぶりの方々が結構いらっしゃってて
嬉しくなったりしたんですが、やっぱりここでもゼフはほとんどいないようで
待ってる間に、タマアジサイ(左)やら、アオゲラ(右)やらを発見。

  
嬉しかったのは、ささやかな崖地に実をつけたタジマタムラソウがあったこと。
前はところどころにあったのが全部なくなったので、このあたりのエリアからは消えたと
思ってたんですが、こんな場所に生き残ってたんですね。嬉しいですね(^^)♪

  
んで、ジョウザンミドリシジミ(左)ははるか高くにいるのを1回撮れただけ。とほほ。
諦めてかなり下の方まで探索しましたが、これが全く何も飛んでいなくて
可愛らしいイタヤハマキチョッキリ(右)なんかを見つけたくらい。

  
しょうがないので、いつものエリアで待機してると可愛らしいキノコ類(左)を発見。
かなりびっくりしたのは、このあたりのエリアはシカ害が本当にすごいんですが
樹皮を食べられたらしき樹(右)がいくつもあったこと。
各種下草類どころか、笹もススキも完全に皆無になってしまって
昔は見えていなかったはるか下の道路が丸見えになっていたりとか、
本当に深刻。なんか画期的な解決方法はないもんかなぁ…

  
待っているうちに、ひょっこりミドリヒョウモン(左)が登場したり、
ヒオドシチョウ(右)が登場したりはしますが、ゼフはなかなか登場せず。むむむ。

  
ブナの実(左)をみたり、ツルアジサイ(右)を撮ったりしながら待ちますが、
肝心のゼフは時々高くを横切るだけで、どうにもこうにもな状態での待ちぼうけ…
最後に諦めて下界でキマルリ探すもこれも大空振りで、
徹頭徹尾なんも見れないというある意味清々しい1日となったのでした。

<1>6/26 播磨地方某所

  
さて、その1週間後にやってきたのは、お久しぶりの某海岸。
2年ぶりくらいに姪っ子ズと一緒に磯遊びということでのんびりのぞいていくと、
脱皮直後のヒライソガニ(左)とその殻(右)なんかが見つかったり。

  
面白かったのはこちら。数ミリ程度の極小サイズのウミウシ類です。
肉眼で見るとあまりピンとこないくらいのサイズだったんですが、ムリヤリ拡大撮影。
なんて種類なのかはさっぱいわからないけど、アメフラシ系の幼体?
#イズミミドリガイらしいとのことです。Oさんありがとうございます!

  
エエ雰囲気のフナムシ(左)もいたりしました。
そのあたりの潮だまりを姪っ子ズと一緒にのぞきこんで遊んで行ってると、
意外なところで結構大きなサイズのクジメ(右)が見つかって驚いたりとかも。

  
カワウ(左)がすごく至近距離にたたずんでいらっしゃったりもしました。
あたりの岩場にはハマナデシコ(右)がゴッチャリ咲いていたりします。

  
ツルナ(左)もちょこちょこと咲いている株がありました。
さて、そのあたりで潮だまりに網を突っ込むと、イソスジエビ(右)を発見。

  
さらにかなり極小サイズでしたが、メジナ(左)も獲れました。
アゴハゼ(右)も相変わらず次々見つかったりします。

  
ちょっと歩き回ると、一角になんか見たことない物体がゴチャッと並んでいるのに遭遇。
実かと思いきや、小さな花弁ついててこれで咲いてる状態みたいですな。

  
名前調べるのけっこう四苦八苦したんですが、これはシャグマハギ
ってやつみたいですね。こいつはめちゃくちゃ独特で面白いなぁ♪

  
さらに面白かったのは近くに咲いていたイヌコモチナデシコ。
図鑑見てもコモチナデシコとの違いがよくわからんけど、イヌの方かな?
しかしアップで見るとめちゃくちゃ面白い雰囲気ですな☆

  
ハマボウフウ(左)もお約束な感じの実をつけていらっしゃいました。
オカヒジキ(右)もけっこうゴチャッとある場所がありました。しまったかじり損ねた。

  
とかやってる間に干潟が出始めたのでそちらに移動していくと、
ブイ上にケヤリムシ類?(左)やらホヤ類(右)やらがつっくいているのを発見。

  
浅瀬ではエビジャコ類(左)も捕まりました。正確なお名前は調査中…
んで、しばらく童心に帰って地面をほっくり返しますが、バカガイ(右)がいくつか
出てきたくらいで、意外に成果が薄かったりとか。タイミング悪かった?

  
カワウ(左)が遠くでなんか巨大な魚を捕らえてました。これはゴンズイ?
ハマゴウ(右)もごちゃっと咲いている場所があったりします。

  
ちょっと面白かったのは、場所を変えると結構広大なアマモ場があったこと。
これはじっくり探すとメチャクチャ面白いものが見つかりそうやん!

  
ちょっと引いて撮るとこんなカンジ(左)。今度はじっくり探求したいナァ。
あとはハマヒルガオ(右)が咲いているのを見たあたりで時間切れとなったのでした♪

というわけで、わけのわからんカンジの2日間でした。
前半の方の空振りっぷりはむしろ芸術的とすら言いたい感じでしたね、
この時期のあの山で、天気も悪くないのに、ほとんどシャッター押さないとか
逆になかなかレアな経験じゃないかなぁと思ったり(笑
どうやら今年はゼフ系の裏年ってことじゃないかなと思っておりますが、
あの山のシカ害は年々ひどくなってきていますので
その影響も大きいんじゃないかなというのを危惧するところ。
ここ何年かでめちゃくちゃ風景が変わっちゃいましたしねぇ…
んで、後半ののんびり三昧も、これはこれでなかなか楽しい限りでした。
コロナがかしましくなってから、姪っ子ズとはほとんど遊べておらず
久々の磯遊びだったんですが、こういうのもやっぱ楽しいもんですなぁ♪
ささやかだけどいろいろ面白い生きものも見れたし、
なによりエエ感じのアマモ場の存在が分かったのはなかなか楽しいとこ。
また機会を見て、アマ藻場の生きもの徹底探索を行う予定なので
これもなにとぞ乞うご期待ってことでお願いします(^.^)♪


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