全力リベンジ未遂A〜ムダな大挑戦〜 21.6/6

この日はリベンジマッチ第2日目で、前日以上に大馬鹿な挑戦。
先週2日連続で大空振りした腐生ラン系の再挑戦です。
あんだけ手厳しく空振りしたので諦めてましたが
いろいろ調べていると意外にわかりやすくピンポイントに近い情報、
それも今年のものが拾えてしまったので
これはこのチャンスを活かさねばならぬまいということで…
とはいえ前日の場所からはかなり大移動しての挑戦になる上に、
拾えた2つの情報はかなり距離的にも離れていたので
両方はやめとくべきかなと思ってはいたけど
これがまぁどうにもな展開続きで思い切ってダブルヘッダーにしたけど、
まぁタイトルで察してちょうだいよ、な涙々の1日となったのでした(^^;

<1>愛知県某所

  
というわけで、長距離移動疲れにヘロヘロしつつ歩き始めると、
実にいい雰囲気のフイリシフモトスミレ(左)を発見。花の頃に見たかったなぁ。
などと思っていると、すぐさまウスギムヨウラン(右)が見つかります。

  
そのあたりを歩き回ると、林床にかなりの数のウスギが
あることに気づきました。これは面白い環境やし、期待できそうやん?

  
ちょこっとだけ花の開いている株もあったのでバシバシと撮影。
といってもやっぱりこの程度でちょいとハンパ。う〜〜んなんだかな(^^;

  
気になったのは、こちらの枯れ穂(左)。これ、ムヨウラン類の跡に見えますが
全体しおれきってるのって、もしかして狙いのキイムヨウランの名残なんか?
などと悩みつつさらに歩き回るけど、見つかるのはウスギムヨウラン(右)ばかり。

  
その後もかなりしつこく歩き回りましたが、見つかるのはウスギばかり。
実はこの場所、10日前くらいのキイの情報がブログに上がっていたんですけど、
きれいさっぱり見つからんのはどういうこっちゃねん(^^;

  
お次にやってきた場所では、ちょいと立ち寄った湿地ですぐに
大量のカキランを発見。これ全部咲きそろったらめちゃ豪勢だろうナァ。

  
まだまだ花芽の株(左)もありました。これはこれで風情があるやん。
んで、あたりにはコバノトンボソウ(右)も結構な数を発見。

  
こちらはちょうど花盛りだったみたいなので、大喜びでバシバシ激写。
実はなぜかずっと縁がなくて、ほとんど撮ったことがなかったんですよね。

  
ちょっと離れたあたりにパラパラと並んでいるので、あまりいい感じの
ショットは撮れなかったけど、嬉しい限り。独特な雰囲気を持つランですよね。

  
んで、わくわくしながら林の中をすすむと、期待のエリアでは…
なんじゃこりゃ〜!すっかり終わっちゃってるじゃないか(@.@)〜!!

  
満開だったらどのくらいステキだったんだろうという大株(左)もありましたが、今は竹箒(笑
昨年のものでしょうか、大量の実(右)が並んでいる場所もあったりします。

  
探し回ると、かろうじて数花だけエンシュウムヨウラン(左)が残っていました。
そして、ここでも実に怪しい感じのムヨウラン類の枯れ穂(右)を発見。
これ、茎まで全部黄色っぽいですよね。これがキイムヨウランとかなのか?

  
その後もひたすら探し回るも枯れ穂(左)ばかりで愕然としていると、
あとはひょっこり慰めるようにオオアオイトトンボ(右)が姿を見せてくれたりしましたが
ちょっとここのオチがあまりにも惨敗すぎて悔しかったので
そのまま思い切って大移動して、もう1つの気になる情報を確認することに(笑

<2>山梨県某所

  
んで、 高速を3時間以上ひたすらブッ飛ばすという愚行のあげくに
ようやくたどり着いた場所では、早速大量のツルシロカネソウがお出迎え。

  
歩き始めると、結構あちこちに可愛らしい感じで群生しらっしゃいました。
ひそかに現地ではハコネの方かな、と妙な期待をしちゃったのはここだけのヒミツ(^^;

  
さて、斜面を登っていくと、クワガタソウも、花芽の株(左)から
いい雰囲気に咲いている株(右)まで次々とご登場。これまた嬉しい出会いやね。

  
ヒメヘビイチゴ?(左)もありましたし、フデリンドウの実跡(右)も
あったりしましたが、こちらの方も狙っていたピンポイントのエリアに到着しても
ターゲットが見つからないんです。うわ、ダブルかいな(T_T)

  
悔しいのであたりをひたすら探し回ると、ふいにウコンウツギを発見。
でもいくら探せどターゲットは見つかりません。1週間前のピンポイント情報だったのに…

  
ツルシロカネソウ(左)はあちこちにエエ雰囲気の群落がありました。
さらに探索範囲を広げると、まだ大満開のヤマツツジ(右)も発見。

  
テンナンショウ類(左)もありました。ホソバテンナンショウかな?
ミヤマキケマン(右)もポツポツとでしたが咲いていてくれたりします。

  
かなりびっくりさせていただいたのはこちら。えらいこと巨大なアミガサタケ類です。
網もえらく荒いしすごく異形だけど、オオトガリアミガサタケとかになるのかな?

  
最後にビックリしたのはこちら。急に首筋に落ちてきて悲鳴を上げさせられたんですが、
はがしてみるとコケ模様の擬態がめちゃくちゃお見事な蛾の幼虫なんです。
こんだけ特徴的ならすぐわかるだろうと思ってたのに、図鑑見てもさっぱりわからず。
アツバ系とかかな?わかる日とぜひぜひご教示くださいませ〜
んで、その後も日が暮れるまで探したけど成果なく、ヘロヘロの帰路となったのでした(+_+)

というわけで、実にわかりやすく無駄な大挑戦となった1日でした(^^;
前回の教訓として、腐生ラン系は毎年同じ場所に出るとは限らんから難しい、
と思ってたところに、わかりやすく今年のピンポイント情報だったので
いちもにもなく飛びついたんですが、考えが甘かったのか、間が悪かったのか
これだけがんばって走り回って両方完全空振りって潔いですよね(笑
前者はちょっとだけ時期が遅かったようですし、後者は理由は不明ながら
周辺しか探せないくらいの時間でつっこんだところに無理があったんでしょうから
まぁよい勉強になったと思って、来年確実に再訪することにしときましょう。
(そうとでも考えないとなんだか悔しすぎますし)
まぁ、それでも、コバノトンボソウとか、謎の巨大アミガサタケとか、
これまた謎過ぎるコケそっくりの蛾の幼虫とか、面白い出会いはあったから良しかな♪
今回のターゲットたちには、なんか長期スパンでの挑戦を繰り返すことになる予感が
したりもしますが、これからも気長にリベンジし続けることにいたしましょう(^^)♪


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