荒天の大迷走〜辛うじてな成果〜  21.5/22

この日はいろいろ心底どうにもならん日でした。
まずはなによりも予想をはるかに上回った大荒天。徹底的と言いたい感じ。
おかげで最初に挑戦した場所では、大豪雨が収まるまで
長々と車で待機したあげく、撮影もめっちゃくちゃ四苦八苦しまくって
さらに奥の方とかまでは全然探索できないという悲しい皮切りで、
それならいっそと大きく移動してきた場所はまさかの荒天通行止め(笑
替わりに行こうと思った某施設がお次はコロナで休止中で
しょうがないのでもう一箇所転戦するも微妙な成果、ってな感じの
なんか溜息の出るストーリーとなったのでした(^^;

<1>京都府各所

  
というわけで、まずやってきたのは少し前に下見をしていた某所。
カントウマムシグサ(左)なんぞ見つつ前回と同じ場所(右)を見上げてみると…
おお、こりゃ咲いとる。それも結構満開な感じやんけ♪♪

  
ワクワクしながらデジスコを向けると、満開のクモイジガバチが♪
あこがれ続けていた花との出逢いに感激しましたが、この頃から再び雨脚が
バカみたいに強くなってきてほとんど嵐状態。こりゃ撮影にならん(T_T)

  
結構長い間四苦八苦しまくりましたが、こんなのが撮れたくらい。なんか微妙…
この後は周辺の山を歩き回る予定でしたが、しばらく車の中で待機してみても
豪雨は一向に収まる気配なく、この状態で着生蘭探しなんて到底ムリなので諦めることに。

それでは、ということで、前回も嵐で泣きぬれた某山を目指したんですが
山頂は嵐だろうけど、時期的にいろいろ咲いてるだろうし、と思っていたら
まさかの『荒天につき通行止め』の表示が!
いやいや、挑戦ぐらいしたかったっすよ神様ホンマ手厳しいなぁ(*_*)…

  
しょうがないので前回も訪問したポイントに立ち寄ることにすると、
花の終わったコワニグチソウ(左)やらイブキトラノオ(右)やらがお出迎え。

  
ちょっと嬉し方の葉、バッチリ咲いていたキバナハタザオ。
そういやお逢いするのはなにげにムチャクチャお久しぶりなのかも。

  
あとはイブキフウロ(左)やらイブキジャコウソウ(右)やらってあたりも
出迎えてはくれました。こいつらに山の上でタップリ会う予定だったんだよねぇ。

  
ちょいと気になったのが、ゴチャッとした感じで咲いていたこちらの物体。
植栽の園芸品でしょうけど、なんかイヌムラサキに似ているような?

んで、この日は最期の〆として、とある施設を訪問する予定だったんですが
移動中にふとイヤな予感がして調べてみると「緊急事態宣言につき閉園中」
うわ、なんつうか、プラン全滅じゃん。ここまでいくといっそ気持ちいいわ(*_*)

  
しょうがないので、前から気になっていた山域を歩いてみると
あちこちにジャケツイバラが大満開でお出迎え。

  
んで、期待していたエリアに、すぐにありました。お久しぶりのイブキダイオウ(左)。
割とピンポイントな情報があったのでのぞいてみたらあった、という次第なのですが
これがほとんど花穂がない。細いのが1つだけ(右)あっただけ。

  
しつこく探すと、もう1つ花穂(左)があったのと、葉脇に小さな花穂(右)が
ありましたが、それくらい。うん、ちぃと中途半端やなぁ…

  
しょうがないので探索範囲を広げると、薄暗い川沿いのあちこちに
マルミノヤマゴボウを発見。この花はなんか見つけるとついつい撮っちゃうよね。

  
ヤマタツナミソウ?でいいのかな、すごく可愛らしい感じのタツナミソウ類も
ありましたが、めちゃくちゃ暗かったので超スローシャッターで四苦八苦しながら撮影。

  
と、増水しまくった小さな川沿いに、なんかすごく怪しい雰囲気の物体が。
おお、これは、キブネダイオウの群落じゃないですか♪

  
ちょっと近づきにくい場所だったんですが、四苦八苦しながら
分かりやすい単独ショットも撮影。なんとか大団円なオチではありますな。

  
分かりやすく花を撮ってみたい、ということでアップを狙ってみると予想以上に花盛り。
でも、これじゃキブネダイオウなのかどうかよくわからんぞ。

  
角度を変えてさらにズームで狙いまくりますが、やっぱりわかりにくい。
そういやコイツの特徴って実の刺なんだよね。花の時はそれがまだないのか。

  
しょうがないので河原に降りてドアップを狙ってみると、なんとかキブネダイオウっぽい
トゲもわかるかなぁ、って感じで、実になったころにもう一度見たいなぁと思ってるうちに
すっかり日も暮れ切って、サックリとした終幕になったのでした(^^;

というわけで、なんともかんともな展開の1日でした。
一番最初のクモイジガバチは、憧れの花、それも満開状態のものとの
出会いで感涙はしましたが、嵐の中でのデジスコ撮影はほとんど苦行でしたし
山の中を歩き回る計画が、歩くこと自体を断念せざるを得ない天気でしたし…
そこからの某山の悪天候通行止めと、某施設の緊急事態閉鎖という
連続技は、なんつうかいっそ清々しいくらいのどうにもならなさだったので
なんつうか「ここまでいくとオイシイ」という芸人的感想まで沸く始末(笑
でも、最後に思い切って挑戦したキブネダイオウは、ちょっとばかり
季節的に早すぎた感じだったけど、久しぶりに首尾よく逢えたので
一応ハッピーエンドということでよかった、かな?
たびたび書きますが、『運勢には寒肥が必要』というのがワタシの信条ですので
こんな日のマイナスは神様がどっかで埋め合わせてくれると信じておきますです(+_+)


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