怒涛の方針転換〜不思議な花三昧〜 20.11/8
  
<3>高知県各所 つづき

  
さらに歩いていくと、これまたぜひとも会いたかった花がお出迎え。
トサトウヒレンです。ちょいと盛りは過ぎた感じですがエエ雰囲気ですやん。

  
奇麗なあたりを選んでバシバシと撮影。トウヒレン系は大好きなんですが
縁が薄いようで、あんまりあえてないんですよね。来シーズンは自然下で見つけたいもんで。

  
ヒメヒゴタイ(左)はむちゃくちゃ花盛りでした。並んでると壮観やな。
エッチュウミセバヤ(右)はちょうど花が終わったところという感じだったのが残念。

  
ちょいとおもしろかったのはこちら。紅葉し始めたトキワバイカツツジです。
色づいた葉と緑に残る葉のコントラストがなんともイイ雰囲気ですよね。

  
さらに面白かったのは、これまた見事に色づいたカガツガユの実。
美味そうな雰囲気すらありますよね。食えませんが。
といったあたりで十分楽しんだので、最後の目的地へとさらに大移動することに。

  
予想以上に時間がかかりつつ到着した海岸沿いでは、ノジギクを発見。
ここらへんだとアシズリノジギクになるのかしら?

  
林の中にはテッポウユリ(左)もパラパラと咲いていました。
ついでにとなにげなく海岸をのぞいたら、そこにはビックリするものが!
グンバイヒルガオの大群落(右)じゃないですか!

  
パラパラと花まで咲いていました。こいつら南九州までと思ってましたが
調べると最近はこのあたりでも定着している場所があるんですね。完全予想外。

  
と思いながら林の中をのぞきこむと、そこにもまた予想以上の光景が。
ずらりと並んでいるのは、キイレツチトリモチじゃないですか!

  
ちょうど咲き始めた株(左)を見ていると、よくよくみると表面に
小さな花(右)があることに気づいてビックリ仰天(@_@)!
黒い点がある種類、ってイメージでしたが、それは花跡であって、
こんなキュート花がなつくもんだったんですね。知らなかった…

  
んで、林の奥に進んでみると、なんとこんな光景が!
一面のキイレツチトリモチなんです。こんな群生するもんなんですか。スゲェなぁ。

  
根茎と、その横からちょうど芽生えてきましたって2本(左)ってのもありました。
花が終わった株(右)は黒ずんでいて、なんか全然別モノに見えるのが面白いですな。

  
周辺をさらに探してみると、林の中に潜り込めばそこには小群落、ってくらい
けっこうあちこちにあって二度ビックリ。この辺りで見つかったのって
割と近年のはずですがいままでなんでこれが見つかってなかったのかしらん?

  
せっかくなので開花株を狙ってバシバシと撮影。すっごく面白い雰囲気。
こんな可愛らしい花をポッコリつけてるなんて、本当に魅惑的ですよね(^^)♪

  
その後も新鮮な感じのキイレツチトリモチに多数お逢いできて大喜び。
いやぁ、1つでも見れればラッキーって感じだったのに、こんなにゴチャッと逢えるとは。
しかも時期的にもちょうどよかったみたいやし来てよかったわぁ♪

  
大満足して海岸沿いに戻ると、夕陽に照らされたノジギク(左)が艶やか。
見てるまに、夕陽(右)は浜を染めながら沈んでいきました。

  
日の陰った海岸沿いをのんびり歩いていってみると、
ハマエンドウ(左)やらアゼトウナ(右)やらを発見。

  
引き上げようとしてふと気づくと、そこらの集落が全面的に
ホウライチクの垣根(左)でできていることを発見。スス病の跡(右)もあったので、
これは夏に来たらオオテントウがいる可能性があんじゃない、ということで最後まで
ワクワクを残しながらの楽しいしめくくりとなったのでした☆

というわけで、なかなかな迷走っぷりとなりました。
いやぁ、おかしいなぁ、本来は久々のルーミスを堪能してからの
のんびりと近くの山を探索しての、美味い徳島ラーメン食って帰る予定だったのが
なんかすんごい距離走り回ってしまったんだから面白い。
最近つくづく思うんですが、『無計画単身突撃』だからこそできるムチャですよね(笑
でもおかげて、ヤッコソウからはじまってキイレツチトリモチという
この時期ならではの贅沢コースが堪能できたんでまぁエエ感じかな。
途中の某植物園も、この時期だからあんま面白いものもないだろうなぁ、と
思っていたけど、メインターゲットのアキザキナギラン意外にも
予想以上にいろんな嬉しいオマケがついてきましたし。
んで、なんといっても、最後のキイレツチトリモチがすごかったですよね。
天下の大珍品、自生品なんて1つ2つ見れたら満足と
思ってたのに、ワンショットで100株くらいってくらいの大群生でしたから。
さらに、表面にポッコリと着いている花がホンマにメチャクチャ魅惑的でした。
しかし、よく考えると朝に見かけた普通のツチトリモチって表面になんもないんですけど、
その構造の差はどういうことなのか、すごい謎すぎるナァ。
いずれにせよ、今年何度目かわからんくらい遊びに来ているこのエリア、
来シーズンも何度も特攻して、今回みたいなドッカンな遊び方を繰り返しちゃおっと☆


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