西風吹きてA〜幸運持続せず〜 20.10/25
この日はなかったはずの西風挑戦第2日目。
前日があんだけすごかったし、予報ではこの日もそこそこ風は続きそう、
ということで死ぬほど期待しまくったんですが
さっくりと結論から言ってしまうと『幸運持続せず』(^_^;
結構風の強くなった時間帯もありはしたんでかなり期待しましたが、
ちょっとした風向きの違いなのか、はてまたタイミングの問題なのか、
昨日のようなシチュエーションは全く到来されず、
飛来アカネ方面も実になんとも中途半端な感じだったりとか、
不完全燃焼この上ないオチとなったののでした(^_^;
<1>島根県各所 |
というわけで、わくわくしながら早朝の砂浜を歩くと、
アチコチにこんな帯が。これがひたすら全部ルリガイなんですよ、すげぇなぁ…
泡のいかだをおもいっきり伸ばしている個体もめちゃくちゃ多数でした。
前日も書きましたが、これが全然泡じゃなくて、梱包材のプチプチみたいな固さ。
こんなもん分泌してそれにぶら下がって生きるって、スゲェ生き様だなぁ。
ギンガクラゲ(左)も比較的新鮮な個体が1つありました。
その脇はなぜかカワラヒワの死骸(右)が。偶然なのか、それともこれも打ちあがった系?
んで、期待していたウミアメンボ類はというと…
ありゃ、全然いない。
結構探し回って、くぼ地に落ちてる(左)のと、ルリガイにくっついてる(右)のを
見つけただけで、どれもだいぶ前に死んでた雰囲気で…
結構驚いたのは、生きたナミノコガイがいくつかあったこと。
潜っていたのが波に巻き上げられて打ち上げられちまった、ってことかな?
さらに歩いていくと、ルリガイの中になんか怪しい巻貝を発見!
これがO氏から聞いていた茶色いルリガイ、ヒルガオガイか!としばし大興奮しましたが…
なんとそのすぐ横にわかりやすいマルタニシ(左)が転がっていて二度ビックリ。
そうなると左のもマルタニシの幼貝とかかな、と思ってましたが、あとで調べると
上のはヒルガオガイであってたっぽい感じ。紛らわしいなぁ…
でも、なんでルリガイの群れの中にマルタニシが混じるというシチュエーションがあるんだ?
ちなみに、そのそばにはエボシガイがびっしりのサンダル(右)なんかもありました。
さて、その後もじっくり漂流物を探していくと、ウミアメンボ類(左)はポツポツご登場。
気になったのが、あちこちにかなりの数が一緒に落ちてたヒラタアブ類(右)。
フタホシヒラタアブかな?って感じですが、なぜ波打ち際に同じように打ち上げられてるのか。
シロウトには思いつかないような深い理由があるのでしょうか…
面白かったのは、佇んでいるスナガニ(左)の背中に
センタウミアメンボ(右)がくっついていたこと。スナガニは生きてましたが
これまたなんでこのシチュエーションになってんのかなぞだぞアンタ。
泡のいかだ付きルリガイ(左)は本当にあちこちに大量でした。
その中に見慣れない小さな魚(右)も発見。よくわからないけど、オキヒイラギとか?
その後もかなりじっくり粘って探しましたが、ウミアメンボ類はこんな感じで
パラパラと死骸が見つかるばかり。それも種類は全部センタばかり。
やっぱり風が少し収まったら打ちあがらないし、昨晩のうちに打ちあがってるのは
全部死んじゃって、こういうとこに引っかかってない限り見つからない、ってことなんだろうなぁ…
しょうがないので引き上げようとすると、終わりかけでしたが
ハマニガナ(左)やらネコノシタ(右)やらも辛うじて発見。
逆に花盛りな感じで見ごたえがあったのはこちらのコマツヨイグサ。
まだまだ時間的には早かったから、大満開状態ですね♪
さらにママコノシリヌグイ(左)なんかを見てから昨日と同じ池を再訪してみると、
あちこちで交尾中のアキアカネ(右)が飛び交っていてにぎやかな雰囲気。
オオアオイトトンボ(左)がひょこひょこ登場したり、すすけた色のアキアカネ(右)に
ちょっとドキッとさせられたりもしましたが、大きくシチュエーションが変わってる雰囲気はなし。
昨日の強風で飛来種がバサッと到着していることを期待してたのに…
まぁそれでも1匹くらいは、ということでしつこく歩き回りってみることにすると、
ウラナミシジミ(左)が次々ご登場。池にはイヌタヌキモ(右)がゴチャッと浮いていたりします。