間のいい成果〜尾張のんびり旅〜 20.3/21

この日は、あれこれとなかなか濃密な挑戦となりました。
早春だけに見れる某珍品蛾を狙う、というのがメインテーマだったんですが
それまでのついでに気になっていた場所を何箇所か巡ってみると
初手のまぁ無理だろうなというヤツはやっぱり空振りだったし、
コースちょいとばかり無駄足踏んだりといったこともあったりもしたんですが、
なんやかんやと狙っていたヤツラはまとめて見ることができて
なかなか面白い雰囲気の濃密さになってみたり。
んで、肝心の本命はというと、想定していたストーリーとは
全く違うサプライズな展開でまさかの遭遇を果たすことができて、
おまけに美味しいオマケもあったりの濃密な1日となったのでした(^-^)

<1>愛知県某所

  
まず朝イチでやってきたのは、前回完全空振りをした水田地帯。
ケリ(左)なんか見つつうろうろすると、ひょっこりとコチドリ(右)がご登場。

  
これはこのままいろいろ見れるかな、と期待をしたんですが、あたりを
探し回るも、出てくるのはひたすらコチドリばかりで、おまけ一切なし。
う〜ん、時期的にちょっと中途半端なのかなぁ(^^;

  
それでは、ということでお次に狙っていた山域に移動しますが、
ここでしばらく登山口がわからずに右往左往することに…
途中でふと面白げな沢があったので、久々にタモ網を出してみると、
カワヨシノボリ(左)やら、オニヤンマ&タベサナエ(右)やらが見つかったりもしました。

  
あたりにはこんな不思議な樹もありました。真っ赤な花をびっしりつけてて、
ハナノキ?とも思ったけど、なんか微妙に違和感が。これってなにもん?

  
んで、ようやくたどり着いた登山口から登っていくと、すにさま
大満開のクロモジに遭遇。ここまで思いっきり花盛りだと嬉しくなりますな。

  
陽だまりにはテングチョウ(左)がたくさん飛び交っていました。
なんか面白げな枯れ穂(右)もあったけど、モミジハグマ系とかかな?

  
んで、そろそろ咲いているだろうと思っていたカタクリは、ほとんどが葉(左)。
かろうじて花芽をつけている株(右)がいくつかあっただけで、
当然ながらギフチョウにはまだまだ早い雰囲気。まぁそりゃそうだよね。

  
ミヤマシキミ(左)は花芽をつけ始めたところ、って雰囲気でした。
あたりには小柄なカンアオイ類(右)も多数。分布的にはスズカカンアオイになるの?

  
あたりを探すと、めちゃくちゃ花盛りの株(左)もありました。
花のドアップ(右)を撮ってみると、これはこれで面白い風情やね。

  
気になったのはこちら。シロバナナガバノスミレサイシンっぽいんですが
どの株も葉がなくて花ばかりなんです。白花しかないのも面白いし独特な系統なのかな?

  
なんか面白げなキノコ類(左)もありましたし、繊細なスゲ類(右)もあったけど、
期待していた花は全く見つかりません。少し早いけど、もう咲いてるはずなんだけど…

  
と思っていると、怪しい葉(左)を発見。間違いなくコバイモ系だよな、
と周辺を探すと、なんと、ボロッボロの花(右)が!
虫が食うとは聞いたことないから、誰かがいたずらで壊しちゃったのか?

  
でも、ひたすら探し回ると、なんとか1つだけ見つかりました。
久しぶりのコシノコバイモです。この前の時はこの場所ではしおれかかったのしか
見れてないので、満開状態のは初めて。1つだけでも見れて本当に来た甲斐あった☆

  
というwけで、花のアップ(左)や、花の内部(右)も撮ってみましたが、
たしかに花弁の特徴とかはコシノコバイモなわけですが、北陸地方で見てる
がっしりしたやつらとは風合いが違いすぎて違和感満載。
同じ種類には思えないんだけど、そのうち別種にわかれたりするんじゃない?

  
更に探し回りますが、壊れた花(左)がもう1つ見つかっただけ。なんで?
でもとりあえずは目的がかなったので移動しようとすると、大満開のヤナギ類(右)にも遭遇。

  
あたりには、これもまたとんでもなく花盛りのアブラチャンもありました。
やっぱり早春の樹の花は、潔いよい咲き方で気持ちいいですなぁ。

  
引き上げようとすると、道端に大量にショウジョウバカマがご登場。
春の日差しに照らされて実にいい雰囲気だったので、嬉しくなって大量にバシバシ撮ったり♪、

  
んで、さらに移動してきた場所では、すぐにフモトスミレ(左)を発見。
湿地の中には、あちらこちらでアカガエル類の幼生(右)が大賑わいでした。

  
期待していたハルリンドウにもすぐさま会えましたが、まだちょっと咲きはじめな感じで
まとまって咲いている感じじゃなかったのが残念。でもやっぱり逢えると嬉しくなりますよね。

  
シラタマホシクサの枯れ穂(左)も、これはこれで実にいい感じ。
トウカイコモウセンゴケの葉(右)も、冬越しから目覚めたところって雰囲気で、いいですね。

  
小さな沢沿いには、ハンカイソウの葉(左)もたくさんありました。
ガシッとしたタネツケバナ類(右)もあったけど、オオバタネツケバナでいいのかな?


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