南九州大冒険@〜憧れの島で〜 19.6/1
  
<3>甑島周辺 つづき

  
さて、水路沿いを歩いていくと、なんか不思議な雰囲気の大柄なセリ類(左)やら
可愛らしいノイチゴ類(右)やらを発見。どっちも名前良くわからんかったけど。

  
ここで、O氏のこだわり、アサヒナカワトンボ(左)もようやく御登場。
この島の個体はどうやら無色型だけだったようですが
O氏的にはこれはこれで感慨深い出逢いだったようで。うむ、深いナァ。
感嘆した後は、なんか不思議な虫こぶ(右)を見てから海岸沿いに出てみることに。

  
なぜか縁がピンクになっているという不思議なテリハノイバラ(左)にカメラを向けると
ふわりとヤクシマルリシジミ(右)が飛び出てビックリという一幕も。少々ボロですが。

  
タイトゴメ(左)もありましたが、意外にもまだまだ咲きはじめな感じでした。
あたりには可愛らしい咲き方のハマボッス(右)もいくつも発見。

  
ホソバワダン(左)も狂い咲きの株があったのでカメラを向けると、
そこにふわりと飛んできたのはクロツバメシジミ(右)じゃないですか!
この島が南限だとO氏に教えていただいたトコだったのでちょっと興奮しましたが、
O氏に変わったとたんに飛んでしまうという微妙なハプニングが発生…

  
でも、イイ感じのハマボッス(左)を見つけると、そこにもクロツバメシジミ(右)が
訪花してくれたんですが、ここもO氏を呼んだとたんに飛んじゃって…
その後O氏はかなりの時間「そっと近づく→カメラ向けた瞬間に飛ばれる」の無限ループに
ドはまりされてたので、弟子と二人でにんまりと見守るという不思議な時間を堪能することに(笑

  
少し離れた崖の上にはトビの親子(左)がなんとも微笑ましい感じでした。
次に訪れた水路ではベニトンボ(右)も登場しましたが近づく前に飛ばれちまって…

  
それでは、とさらに探索を続けますが、アオノクマタケラン(左)が面白かったくらいで
なかなか面白い出会いは到来せず。てか近づけそうな沢がほとんどないんですよね。
しょうがないので、高名な海跡湖(右)を見に行ってみましたが、
これも近くまで行く遊歩道が工事中で近づけなかったり、中途半端な展開続きに(^^;

  
その後もよさげな水辺を探してうろうろしますが、水のある沢自体がほとんど見つからず。
可愛らしいホシベニカミキリは転がり出てきたのでバシバシ撮ってみましたが♪

  
サツマゴキブリのたっぷり入っているペレット(左)も発見。食うんだね。
道端には面白げな園芸植物(右)が帰化状態で咲き並んでいましたがお名前分からず…

  
少し山すそを歩くと、ヨメナ?(左)もぱらぱらとありました。
少し薄暗い場所では、実をつけたホウロクイチゴ(右)も発見。

  
ヘゴ(左)もいくつかあって、ああ南国なんだなぁとあらためて実感。
コモチマンネングサ(右)もあったりしましたが、このエリアでも面白げな沢は見つけれず、
最後は海岸付近を歩いてみることに。結局沢が面白かったのは最初のエリアだけやったなぁ…

  
あるきはじめると、なんかトゲの大柄なアザミ類がありました。
看板にはオイランアザミの紹介があったけど、なんか風合いが違うような…

  
ノアサガオ(左)もぱらぱらと咲いていたのでカメラを向けると
ヨツモンカメノコハムシ(右)が着いていてビックリ。このあたりもいるのね。

  
おもしろげな野菊類の葉(左)がずらりとあったので興奮したりもしましたが、
残念ながらこれはサツマノギクだったようで。コシキギクには遭遇できず。
そのかわり、ヤマジノギク(右)は満開状態の株に遭遇成功♪

  
全体(左)を撮った後で花のどアップ(右)を撮ってみると、
「日本の野菊」に載ってるとおりみごとに異冠毛。この島独特の特徴みたいですね。
うむ、やっぱ秋に再訪してコシキギクとか探しに来たくなるなぁ

  
さらに周辺を探していくと、大満開のツルナ(左)が次々と登場。
ボタン ボウフウ(右)は、微妙に咲き始めた感じの株が1つ見つかっただけでした。

  
なんか面白げなテントウ類(左)もありました。図鑑見てもなかなかわからなかったけど、
これはシロジュウシホシテントウの紅型なのね。そりゃわからんわ。
あたりには、花はなかったけど、ヒメハマナデシコ(右)も群生していました。

  
最後に船待ちの隙間時間で港の周りをのんびり歩いてみると、
転石海岸になんかセリ系の花(左)がたくさん発見。ヤブジラミこれはなにもん?
あたりには数花だけでしたが、ハマナタマメ(右)も見つかります。

  
あたりにはなぜかジャノメガザミ(左)が打ち上げられていました。
こちらも打ち上げられた靴の中に、ホヤ類(右)も発見。なんかスゲェな。

  
オオベッコウガサだっけ?巨大な貝殻(左)も見つけたあたりで時間切れとなり、
再び船に揺られることに。帰路もオオミズナギドリ(右)は多数飛び交っていました。
#左は普通のマツバガイだそうです。でかかったような気がしたんだけどナァ(^^;

  
本土に戻った後は、宿までの道すがらにあった、ホテイアオイ(左)が一面に茂る池で
面白げなスゲ類(右)を見つけて、珍品ツクシナルコ?とかひそかに悩んだりもしたものの、
すぐに雨になり、あっけなく日も沈んで終幕となったのでした。

というわけで、なかなかに面白い挑戦となりました。
まぁなんといっても、前後の荒天から考えて、天気がもったのが最大の成果ですよね(笑
さらに言えば、最初ノープランだったのに、慌てて飛び込んだレンタカー屋さんで
摩訶不思議な展開で車が借りれたのもかなりラッキーだったし
その後とりあえず式で突撃したエリアが一番コシキトゲオトンボの多い場所だったようで
午後からはかなり雲が厚くなり、時折小雨がパラつく前に見ることができた
ってのもあとで考えてみればなかなか幸運な展開だったようで。
しかし、甑島は本当にいろいろと面白い場所でした。
思っていた以上に山が深くて、ポイントが絞りにくかったのが難儀でしたが
季節を変えてコシキギクやら、サンコカンアオイやらも探しに来てみたいもんです☆
ちなみに、この夜は昼間にギリギリ使ったラッキー分を払い戻すような豪雨(笑
弟子は夜の外灯巡りでコガタノゲンゴロウを探そう、とかなり意気込んでいましたが
とても探し回れるような天気でもなく、早々にGIVE UPしたんですが、
翌日の天気予報は絶望的、雨雲レーダーの予想図をみるとびっしり濃密な雨雲で
明日はどう動くべきかというのを3人で散々議論しまくったあげく
「もうメンドクサイから明日の朝起きて決めよう!」て結論で早めに寝ることに(笑
さてはて、ここからいかなる展開が待っていることか、乞うご期待で(^^)♪。


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