南九州大冒険A〜大雨の薩南で〜 19.6/2

この日は謎の九州突撃旅第2日目。
本命である甑島トライアルは無事終了しているので、残りの時間で
南薩あちこちうろうろして、いろんなものを探しまくろう、
などという実に安易なプラニングだったのですが、
甑島では奇跡的に降らなかった空模様も、前夜にはものすごい豪雨。
予報を見ると、鹿児島周辺はひたすらずっと大雨でヤバい雰囲気。
元の計画通り大隈半島に行こうか、それとも北の方がまだマシそうだし
あてずっぽで場所変えるか、などと直前までみんなで議論しましたが、
「どうなるか分からんのだしとりあえず予定通りツッこんでみよう」
というO氏の力強い一言でとりあえず挑戦してみることにすると
雨にも祟られはしたものの、なかなか楽しい1日となったのでした♪

<1>大隅半島各所

  
というわけで、かなりの雨の中で到着した沢で、さっそく
弟子がザバザバと網を振るっている間、沢沿いを歩いていくと、
ご立派なリュウビンタイ(左)を発見。やっぱこの手のシダは南国感がイイねぇ〜
ビックリしたのは、O氏がヤクシマトゲオトンボ(右)を見つけてくれたこと。
まさか昨日に続いて2種まとめて制覇になるとは思わんかったぞ♪

  
足元から怪しげなサワガニ類(左)もご登場。ミカゲサワガニ?とも思ったけど
イロイロ調べるとこれは普通のサワガニのほうかな。
ホシオビコケガ類(右)もいましたが、図鑑見たら2種に分かれててビックリ。
良く似てて悩ましいけどこれはクシヒゲホシオビコケガの方かな?

  
ヤクシマトゲオトンボはもう一度登場されたのでバシバシと撮影♪
昨日のコシキトゲオと比べると、確かにお腹の黄色が目立って雰囲気ちがうんだナァ…


さてさて、弟子の頑張りの成果はというと、こんな感じ。
増水している中でこれはさすがの腕前。エエシゴトしまんな〜♪

  
成果のご紹介ということで、本命やらサプライズやらはあとまわしにすることにして、
まずは、おまけのミルンヤンマ(左)やらヘビトンボ(右)から☆

  
少数だけでしたが、ヤマサナエ(左)もいましたし、
極小サイズのダビドサナエ(右)もぱらぱらと見つかったのは少々意外。

  
んで、今回の最大のターゲットだったチビサナエも無事に発見。
予想していたよりも数も多くて、とりあえず豪雨の中来訪した甲斐は十分かな♪

  
そして、けっこうビックリしたのは、かなりの数みつかったミナミヤンマ(左)。
そういえばこのあたりだと分布しているんですよね。これは嬉しいサプライズやわ☆

  
1匹だけオニヤンマも採れたので、オニヤンマ&ミナミヤンマの比較ショット(左)
などというなかなか得られないショットなんかも撮れました。こりゃ面白い♪

  
せっかくなので、石の上に乗せたチビサナエ(左)も再掲。
いやぁ、これだけ賑やかにいろいろ採れるとは思わなかったぞ〜♪
満足しながら場所を変えようとすると、不思議なアザミ類(右)も発見。

  
あたりにはコンテリクラマゴケ(左)がごちゃっと敷き詰められていました。
色鮮やかなシーボルトミミズ(右)もご登場。何度見ても不思議な色合いで…

  
さて、その後は弟子はさきほどの渓流の本流側に果敢に挑戦されたんですが、
ミヤマカワトンボ(左)に続いて、なんとオジロサナエ(右)が採れてビックリ仰天。
え、さっきのはチビだったよな、と慌てて再確認するハメに(笑
沢の太さで住み分けているのか、それとも部分的に混生するもんなのかな?

  
というわけで、チビサナエ&オジロサナエという不思議なショットも無事GET。
左のショットは右側、右のショットは下側がチビね。
色合いと、口先の形が違うということですが、これもまぁなかなか撮れない
比較ショットですよね。いやはや、勇敢な弟子に感謝至極です☆

  
さて、満足したのでお次の場所に向かうと、さっそく登場したのはアサヒナカワトンボ褐色翅型。
前日からずっとO氏が捜し求めていたヤツなので、O氏はいたく感動されていました。
九州西部から南部にのみ生息する特殊なタイプだそうで、こりゃ美しい♪


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