怒涛の年越南国旅@〜悲劇な幕開け〜  18.12/29&30

この年末はわりと長めの連休となりました。
ということで、恒例の南国での年明けというのをやってやろう、
と実にイージーに安っぽいプランを立てまして、
小笠原→石垣→沖縄本島と来たので、今年は西表にしちゃえ、
ということだけをとりあえず決めてのノープラン旅とすることにしたのですが
南国で快適なのんびりした年越しという安易な構想とは裏腹に
これがまぁなんともいえず試練続きの旅となることに…
まずはその旅の初日のしょっぱなから、詳細は本文に譲りしますが、
自業自得なんですが、超怒涛の悲劇的な幕明けになっちまいまして、
いろんな意味でほとほと途方に暮れまくる1日となったのでした。
せっかくなので、前哨戦のわけのわからんおまけとセットでお届けいたします(T_T)

<1>12/29 栃木県某所

  
さて旅の前の前哨戦は、とある遊水地でのフユシャク探しから。
まずは深夜に歩いてみたんですが、なんとこの日は記録的な大寒波+強い北風で
辛うじて風に吹かれたウスバフユシャク(左)が見つかっただけ…
しかも手違いで宿に辿り着けず、大寒波の中、ビルの片隅で仮眠をとるハメに(T_T)
翌朝フラフラしつつ総長から再び歩くと、ようやくシロオビフユシャク(右)が1匹登場。

  
でも、その後もしばらく粘って歩き回ったのですが、他にウスバフユシャク(左)と
シロオビフユシャク(右)が1匹ずつ見つかっただけで本命不在。
諸事情で8時前には移動しなきゃいけなくて短時間挑戦ではあったんですが、
この後の悲劇的な展開の展開の序章としては実にふさわしい展開となったのでした。

<2>12/30 石垣島某所

所用が終わって翌日は移動日、だったんですがここで大悲劇!
深酒しすぎて寝坊した上に、乗る飛行機が羽田発と勘違いしていたら
実際は成田発ということが発覚(@_@)!
うわぁ、空港着がすっごくギリギリになっちゃうナァ、と思いつつ移動すると
途中で乗り損ねたりもして、成田駅に到着したのが出発35分前。
んで連絡バスがなかなか出なくて、カウンターに着いたのは25分前
焦りつつ「スイマセンちょっと遅くなりましたが!」とカウンターに走り寄ると
『あ、もう締め切りました。申し訳ありません。払い戻しはありませんので』
というわけでいきなり路頭に迷うことになるという超展開(^^;
しょうがないので必死で空席のある便を探して、夕方着の羽田発の便をとり直し、
レンタカーやらなにやらを再調整するというバタバタのスタートとなったのでした(笑い

  
というわけで、とっぷり日が暮れたあたりで宿に入ってようやく一息。
レンタカーもないのでなにもできないのですが、それは悔しいので、延々と歩いて
市街地の一角に残る干潟を歩いてみると、
ひっくり返した石の下から怪しい貝類(左)がゴチャッと登場。
おや、憧れのタテヒダカワニナ(右)なんかも入ってるじゃないですか。

  
近くにはオウギガニ類(左)もやたらと見つかりました。
なんかおしゃれな殻を背負っているヤドカリ類(右)も発見。

  
波打ち際を歩くとアマモ類の切れ端(左)があったので、奥にアマモ場が
あるっぽかったですが、この日は波も高くて深いところまでは歩けず残念。
面白かったのは、砂の中になんか不思議な生物(右)がいるぞ!と思ったら、
捨てられたゴム手袋に海藻が大量に生えているものでビックリという(笑

  
さらに歩いていくと、浅瀬にご立派なサイズのモクズガニを発見。
なんかコイツを南国の砂浜で見ると妙な違和感がありますな。

  
ミナミベニツケガニも次々とご登場されました。かなり大きなヤツも
いたんですが、カメラ向けたらすっげぇ威嚇してきてそのまま潜ったので撮影できず。

  
岩場には、リュウキュウフナムシもやたらと多数いたもんで、
凛々しい雰囲気のを選んでバシバシ撮影。夜は逃げないから撮りやすいですよね。

  
さらに歩いていくと、オオイワガニ(左)が水中にも結構たくさんいてビックリ。
その中にポツポツとミナミベニツケガニ(右)も混じっています。

  
ミナミコメツキガニもひょっこりとご登場。あんまり数はいませんでしたが。
昼は見つけた瞬間に潜るのに、夜は結構のんびりしてくれるんですよね。

  
かなりビックリしたのは、うちあがっていたクロサギ?。
水面にライトを当てると肴が反応して飛び跳ねてたんですが、どうやら
コイツは跳ねすぎて戻れなくなったようで。丁重にお帰りいただきましたが…

  
こんな場所でもキバウミニナを背負ってるヤドカリ類(左)もいました。
オオイワガニ(右)は、次々と走り出てくるのでその度に驚かされてめんどくさかったり(笑

  
波打ち際にはなんか不思議な種(左)も発見。これなんだっけ。
えらく鮮やかなホタテ系の貝類(右)もあったのでついでにパチリ。

  
砂上に不思議な穴(左)もありました。ゴカイ系の巣穴とかかな?
ちょいとボロでしたが、こんな時間にも咲いてるグンバイヒルガオ(右)も発見。

  
いい時間になってきたので、最後に小さな川の河口あたりで、石をひっくり返していくと、
オウギガニ類(左)やら小さなミナミベツニケガニ(右)やらがご登場。

  
さらに極小サイズのベンケイガニ類(左)やら、ケフサイソガニ?(右)やらを
見たあたりで、初日の挑戦はあっけなく終了としたのでした。

というわけで、なんともいえぬスタートととなりました。
なんといってもうっかりミスからの飛行気乗り損ねは大ダメージ(T_T)
今までJALで20分前すべりこみとかやったことが何度かあるので
ギリギリだけどまぁいけるだろうと甘く思ってたんですが
知らなかったんですが、LCCって30分前までの手続き厳守なんですね(^.^;
ルールだからしょうがないんですが、係員がめちゃくちゃ
とりつくしまもない感じで、なんとも心が重い感じになったのはここだけのヒミツ。
とりあえずなんとか代わりの飛行機が空いてたのはラッキーでしたが
結局日中はただただ移動しただけで終幕になり、
意地で海辺を歩くとささやかな成果があったのは救いでした…
まぁ、今までの経験上、スタートでトラブッた場合は後が濃密になる場合が多いので
きっと今回もそうなんだろうな、となんか無意味に期待していたんですけど、
これがこの後の怒涛の日々の導入だったとはつゆしらなかったのでしたとさ(^^;


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