間の悪い週末@〜増水の悲劇〜  18.5/19

この週末はなんともいえず間の悪い展開でした。
まずこの日は諸事情でスタートが妙に遅くなったもんで
一転豪華主義で久しぶりの水辺の花狙い、とターゲットを
絞ったものの、それがまずは間違いの始まり。
前日までの大雨で湿地が増水していてターゲットが絞りにくい。
さらになんかやたらと強風が吹き荒れてて探しにくい。
おまけに久しぶりに来たら結構環境が変わってしる感じもあって…
最後にもう1つドカンと狙ってやろうと思った方もさっぱりで
ヘロヘロになっただけの展開となったのでした(^^;

<1>大阪府某所

  
というわけで、たっぷりの実をぶら下げたシナサワグルミ(左)なんぞみつつ
到着した湿地では、ミコシガヤの大群落(右)に遭遇。

  
しかし、抽水状態の(左)
近くにかわいいイシガメ(右)はいたんですが、こりゃ探すの難儀だナァ…

  
大満開のハナウド(左)もいい雰囲気をかましていました。
頑張って湿地を探すと、カサスゲ(右)なんかはパラパラと見つかります。

  
アゼナルコ(左)も群落がありましたが、あとは目立ったあたりでは
ミゾコウジュ(右)がいくつかあった程度。以前に比べて芦原がかなり発達していて
よさそうな雰囲気の場所が少なくなっているっぽいのと、増水してて場所が絞りにくいのと
強風で葦原がうねりまくってて探しにくいのとの3拍子でなかなか思うように行かないんです。

  
ふと葉上になんとも可愛い感じのミバエ類(左)を発見。
しつこく探すと、完全に水没しかけのミズハコベ(右)なんかもありはしました。

  
しかし、諦めて帰ろうとしたら、少し遠くにあやしい風景を発見。
おお、オオアブノメの大群落じゃないですか。こんなところにあったんだ。

  
というわけで、両足とも冠水しつつ近づいてアップでも撮影。ほとんど開花株は
なくて、閉鎖花ばかりでしたが、久しぶりの出会いで嬉しいねぇ。
しかしこの後も粘れど、期待していたサワトラノオは見つけることができず。
時期がちょっと遅かったのか、もしくは遷移で衰退してしまったのか…

  
しょうがないので場所を変えてみると、あちこちにナヨクサフジが
大群生しているもんで少々ビックリ。こいつら本当に増えまくってるナァ。

  
水辺にはイグサ(左)が茂っていたのでついでに撮っておいたりとか。
ふと気付くと、近くでダイサギ(右)が不思議そうにこっちを見てたりもします。

  
ナヨクサフジの実(左)も発見。こんなに幅広なカンジなのね。
そうこうするうちに、すらりとした感じのへんなスゲ(右)があるのを発見。

  
これはもしや、とじっくり見ると、やっぱり憧れのワンドスゲだったのでした。
初出会いでメチャクチャ嬉しかったんですが、強風が吹き続けているので、
目の前にあるこのスゲですら撮影に四苦八苦するという非常にメンドクサイ状況に(^^;

  
頑張って撮った穂のアップ(左)なんかもついでに掲載。
さて、ここで気合を入れて久しぶりの珍品ヤゴを探してみますが、
相変わらず大量の貝類(右)が入るもののヤゴは皆無(+_+)

  
1つだけ面白げな二枚貝(左)も採れました。これはもしかしてカタハガイ?
ヒメタニシ(右)はゴロゴロと大量に見つかりました。

  
イボカワニナでいいのかな?面白そうなカワニナ類(左)も大量でした。
シジミ類(右)も多かったけど、これは殻高が高いからセタシジミなのかとも
期待したものの、どうやらタイワンシジミ類っぽいですね。残念。、

  
あとはテナガエビ類(左)も網に入ったりしましたが、肝心のヤゴは
ハグロトンボ(右)が数匹だけというガッカリするくらい悲しいオチでしたとさ(+_+)

というわけで、なんとも悲しい展開でした。
時間的にあまり余裕がなかったんで、少しでも成果があっただけで十分だし、
ようやく憧れのワンドスゲに逢えたりという大成果はあったものの、
なんか諸条件微妙に噛みあわせのよくないという感じがなんともはや(笑
一番の主眼だったサワトラノオが結構探したのに見つからなかったのは、
数年たって遷移で消えてしまったのかもしれない、と思うと
もっと早くリベンジしとけばなと悔やむことしきりです(+_+)
まぁ、強風にあおられて探しきれなかっただけで健在かもしれないけど…
あと、また最後もヤゴ採りはかすりもしなかったのも予想外。
実は厳密なポイントをキッチリ覚えていなかったというのもありはするんですが
増水してたのが原因だということにしておきたいところ。
これはOさんへのお土産にしたかったんだけど悔しいナァ。
などと追っていると、その間の悪さは翌日にも尾を引きずってしまって
少々ヘロヘロにもなったりしたのでした。続編の超謎展開は乞うご期待で(笑


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