但馬早春巡り〜予想以上の乱舞〜 18.3/25
この日は、前々から企画していたピンポイント挑戦。
但馬での某春蛾生息地2箇所巡りです。
ちょうど天気予報的にもいい感じだし、
うろうろすれば両方制覇できるだろう、という期待がかなって
無事に制覇できましたし、晴れてたらこんなにいるのか
と仰天するくらいの状態ではあったのですが
ついでに密かに期待していたオレンジ色の蛾は登場せず(笑
それでも久しぶりのオマケにも逢いにいけたり
なかなか濃い感じの1日となったのでしたとさ(^.^)♪
<1>但馬地方各所 |
さて、気合を入れて少々早めの時間からかわらを歩いてみますが、
不思議なシャクガ系幼虫(左)がいたり、ツマグロオオヨコバイ(右)がいたりする程度。
相変わらずお見事だったのはナニワズ。
あちこちに大株が大満開でした。多分シカが嫌いなのかな?
せっかくなので花のどアップ(左)も撮影。これはこれで面白いですよね。
そうこうするうちに、気温の上昇に伴ってキタテハ(右)なんかが飛び始めます。
すると、どこから沸いてきたのか、というくらいに次々にフチグロトゲエダシャクが!
相変わらず飛ぶばかりで散々苦労させられましたが、粘りに粘って
アップ撮影にも成功。ピカピカ(左)から、ボロボロ(右)まで幅がありますね。
イタドリハムシ(左)もひょっこり姿を見せました。
フチグロトゲエダシャク(右)はさらに数が増えて撮影しやすくなったり。
クモに捕らえられた個体(左)も発見。撮影しているとクモが驚いたようで
放すてくれたので、アップ(右)も合わせて撮ることができたりとか。
ここでとりあえず満足したので、お次は毛色の違う場所にプチ移動。
やってきたスキー場では、クスサンの繭(左)なんぞ見つつ歩くと、
山頂部にはヒオドシチョウ(右)が占有してくれていました。
さて、この場でも歩き始めるとすぐにフチグロがご登場。ちょいボロの静止個体(左)
を撮っていると、近くでやたらと♂が飛び交っている(右)場所を発見。
よくよくみると、枯れ草の奥に交尾個体(左)がいるじゃないですか!
せっかくなので上の枯れ草をのけて(右)撮影したり。ここで見れるとはなぁ♪
その後も歩き回ると、まぁいるわいるわ。広いスキー場一面に
大量のフチグロトゲエダシャクが飛び交っていてビックリ。こんなにいるものなのか。
引き上げようとすると、先ほどの♀がのんびりしていたので
アップでも再び撮影。相変わらずなんともいえぬモフモフ感が面白い♪
調子に乗ってさらに移動してきたのは海岸沿いの林。いい雰囲気のヒサカキ(左)とか
撮っていると、ルリシジミ(右)がふわりと登場したりします。
さて、ここでの期待はというと、お久しぶりのハシナガスミレ。
ちょうど時期的にもどんぴしゃだったようで、あちこちで満開の群落が見れました♪
足元にはふわりとビロードツリアブ(左)も飛んでいたりとか。
あたりにはサンインタチツボスミレ(右)も咲いていたりしました。
その後もハシナガスミレ(左)をじっくり撮影していって、
おまけに花のどアップ(右)も撮ってみたり。面白い形。なんか意味あるんかな?
サンインタチツボスミレ(左)も多かったのですが、花が丸っこくて
ハシナガスミレ風の株(右)も結構多数。雑種だったりするのかな?
なんか面白そうなスゲ類(左)も発見。お名前調査中…
オオバヤシャブシ(右)も大満開でなんともいい雰囲気だったりします。
最後に水田地帯をウロウロしてみましたが、一面のタネツケバナ(左)が見事だったほかは
ダイサギ(右)を見た程度で、最後はあっけない幕引きとなったのでした。
というわけで、なかなか面白い展開の1日となりました。
なんといっても、フチグロトゲエダシャク三昧がなんとも嬉しいですね。
特にスキー場の生息地は、今まで天候が当たらずに
一匹も見れてなかったのに、大量に飛んでるところにくわえて
交尾態まで一気に見れちゃいましたから大興奮。
この場所については、まだ情報公開されていないと思うので、
先に書いちゃっていいのかよくわかりませんが
河川敷以外の生息地っておそらく初なんだと思うんですよね。
これをきっかけにさらに生息地があちこちで見つかったら面白いな〜
まぁ、ついでに期待していたオレンジ色のヤツはやっぱり居ませんでしたが
こちらもまた虎視眈々と探してみちゃろうと思います。
オマケも案外と濃かったし(鳥方面はさっぱりでしたが)、
やっぱ但馬は足繁く通わなきゃな、と再確認。またひょこっと来よう(^^)♪