<4>9/10 有明地方各地 つづき |
さて、湿地を歩いていくと、ニッポンイヌノヒゲ(左)が大群生。
意外なところでは林縁にカギカズラ(右)なんかもあったりしました。
面白げな湿生植物は少なめでしたが、ミミカキグサ(左)もパラパラと咲いていました。
少し流れのある場所にはヒルムシロ類(右)もありましたが、オヒルムシロかな?
ふと気づくと、林縁になんかもさっとした物体が目立つようになりました。
おお、なんとこれは、噂のヒモヅルじゃないですか!
よくよく見ると、あちこちに胞子葉があって、まだ若い株(左)から
すっかり色づいた株(右)まで、多種多様でした。
葉はドアップ(左)で見ると、意外な質感でビックリ。繊細やね。
あたりにはまだ未熟なヒメアカネ(右)も飛び交っていました。
木道上にはハンミョウ(左)もなんだか多数。
ヒカゲノカズラ系の葉(右)もあったけど、普通のヒカゲノカズラでいいのかな?
さて、潮が引いてくる時間になったので干潟に戻ると、
波打ち際にアオスジアゲハ(左)が飛び回って吸汁していました。
泥上にはトビハゼ(右)が多数這っていてなんか不思議な感じ。
見とれてしまったのはこちらの光景(左)。一面のヤマトオサガニです。
どんだけいるのか想像がつかないくらいのスケール感。
手近な個体をアップ(右)で撮って遊んだりもしましたが、面白い場所やなぁ。
なんか謎の巻貝類(左)を発見。一瞬ウミマイマイの殻かな?
などと思いつつ歩いていくと、クロヘナタリ(右)があちこちに転がっていて
やはりこのあたりはいい環境だというのが実感できます。
岸辺に近くなるとアシハラガニ(左)もごちゃっと大量にいました。
泥の中にはガザミの死骸(右)が転がっていたりとかも。
しかしこの後しばらく泥深い中を歩き回るも、ヘロヘロになるだけで成果なし。
一度休憩がてら、Eさんにポイントの確認を兼ねた電話をかけてみて
話している中で重大なカン違いを発見!そうか、だから見つからないのか(@_@)!
いそいそと再挑戦すると、カガミガイ(左)がころりと転がっていたりしました。
不思議な巻貝(右)も発見。お名前よくわからんかった…
泥上を歩き回る小さい貝を見つけて、おおっ!と興奮したら
カワザンショウ類(左)だったりとか。イヨカワザンショウあたりなのかな?
かわいらしいテッポウエビ類(右)も這い出してきたりしました。
んで!ついに見つけたんです!
あこがれのウミマイマイ! いやぁ、嬉しかった♪♪
しかし、予想以上に小さい。5mmないくらい。
実はこれが最大の勘違いポイントで、朝見た謎の殻(多分マイマイ類)を見て
ウミマイマイって結構大きいのかとか勘違いしていたので
なかなか見つからなかったんですよね、無知って恥ずかしい限りで(^^;
別個体を探すべくうろうろすると、さらに極小サイズの貝が泥の中にいるのを発見。
ウミゴマツボあたりでしょうか、1mmくらいの極小サイズで撮影のしようがない(^^;
トビハゼ(左)はあちこちにいました。こんな泥深いとこでも平気なのね。
ヤマトオサガニ(右)はあちこちにいて、目の前でノンビリしている個体も。
さて、拾ってきた極小貝類(左)を並べてみましたが、なにがなにやら(笑
イヨカワザンショウ?(右)はその中でも色鮮やかで色っぽい雰囲気でしたが。
泥を落としたウミマイマイもノンビリ歩き始めたのでバシバシと撮影。
かわいいんだけどそのかわいさを撮り留めるには小さすぎる!
まぁでも無事に逢えたんだから本当に嬉しい限りですよね(^o^)
別個体を探そうとがんばっていると、干潟上に変な物体を発見。
どうやらイカかなにかの
というわけで、なんやかんやと盛りだくさんの週末でした。
初日は本当に見事な裏目で何も見てないに近しい感じの展開でしたが(笑)、
有明めぐりはなんやかんやと面白いものも逢えて濃密な感じ。
泥まみれで走り回った甲斐あってうれしい出逢いがかなり続いたし、
なんといっても憧れのウミマイマイに無事に逢えたのが嬉しいですよね♪
ついでに立ち寄った湿地の方でもあれこれと意外な出会いもあったし、
やっぱりアレコレ全力で走り回ってみると面白い成果がついてくるものですな。
とはいえ、有明ならではの生きもので逢えたものはまだまだごく一部。
一度は見てみたい生きものはまだまだスンゴイ数いますし、
某氏から面白い干潟の情報もたくさん貰っちゃったことですし、
今度はじっくり何日間かかけて、徹底的な干潟探索を企もうかと思っております。
思い切ってセルフ潟スキーでも作っていこうかな(^.^)