関東水辺巡り〜くたびれ儲け〜 17.7/29

<2>関東地方各所 つづき

  
さて、さらに探索範囲を広げるといい雰囲気のアオメアブ(左)がいたり、
極小サイズのトビハムシ類(右)がこっそり隠れていたりもします。

  
ふわふわとコシアキトンボ(左)が飛んでいたり、笹原にものすごい
隠蔽色のショウリョウバッタ(右)がいたりもしたのですが、歩ける範囲はかなり
歩きつくしたのに、目新しい出逢いがないのでこの場はGIVE UPすることに…
んで、この後次の場所に移動すべく、駅まで歩いたのですが、調べてみると次の電車が
1時間後だと分かって、せっかくなので隣駅まで歩いてみたら、予想以上に遠くて
足がガタガタになるというバカな展開になったりとか(^▽^;

  
んで、さらに移動してきた駅からひたすら歩いて、道端に咲き残ってるトウダイグサ(左)とか
見ながら到着した湿地では、一面に咲いてるコオニユリ(右)がなんとも絶景。

  
んで、期待していたナガバノイシモチソウはあちこちに予想以上に大群生していて
ビックリしたんですが、時期的にはいいはずなのに花が咲いてないんです。ありゃどうしてだ?

  
と思いつつ、よくよく見ると、花は全部綴じてるんです。そっか、しまった!
そういやこいつら午前中しか開かないの忘れてた!うわぁ、悶絶級の大失敗じゃん(T_T)

  
失意におぼれつつ歩くと、補虫葉に捕らえられているモンシロチョウ(左)に続いて
葉にくるまれた小さな蛾(右)もいたり、なかなか面白い発見が続きます。

  
よくよく見るとヒメナエ(左)もパラパラと咲いていました。
かわいらしいキバナノマツバニンジン(右)とか、素敵な出逢いが多いナァ。

  
チガヤの穂先でのんびりしているフタモンアシナガバチ(左)もカワイイ雰囲気でした。
草地の中には咲き始めのカワラナデシコ(右)も秋を感じて楽しかったり。

  
再び群生しているナガバノイシモチソウ(左)を見ていると、
捉えられたところらしき小さな蛾(右)も発見。結構捕まるモンなんですね・

  
おおっと思ったのは、コオニユリに飛来していたキアゲハが、後翅を花粉で真っ赤に
染め上げているんです。すげぇキレイだったので、この魅惑を伝えるべく連写しましたが
腕不足でこんな程度しか取れなかったのがなんだかかたじけない感じ(^_^;

  
オミナエシの花上のオオフタオビドロバチ(左)という素敵な絵面にも遭遇。
パラパラと咲いていたヌマトラノオ(右)もなかなかいい雰囲気。

  
イヌノハナヒゲ(左)も実にいいかんじに茂っていました。
ふと見るとニホンアカガエル(右)もこっそり隠れていたりとか。

  
ついでなので、ホザキミミカキグサ(左)とミミカキグサ(右)も撮ってみたり。
この場所は食虫植物の種類が多くて面白いですよね〜

  
なんとも可愛らしいコシンジュガヤもパラパラあったのでついでに激写。
この類もやっぱかわいいですよね。シンジュガヤ類全種制覇頑張ろうかな〜

  
でもあとはコバノギボウシ(左)程度であまり面白そうな出会いはなさそうなさそうなので、
さらに再びトンボ方面に挑戦するべく別の場所に移動を開始することに。
さて、歩いて駅に向かっていると途中でトケイソウ(右)なんかに遭遇してビックリ。

  
さらに歩いてくと、道端にレンゲソウとカラスノエンドウの中間みたいな面白い花を発見。
調べると、タマザキクサフジって帰化種かな?こういう意外な出会いがあるから面白いですよね(笑

  
次に来た場所では、クワの葉上にご立派なサイズのアメリカシロヒトリ幼虫を発見。
そういや小さいのはよく見るけど、ここまで成長した群れは久しぶりに見るような。

  
歩いていくとセスジイトトンボ(左)もご登場。
あとは交尾中のシオカラトンボ(右)もいましたが、ここもやっぱり
トンボ影がすごい薄い。むむ、なんかタイミング悪いんかな?

  
えらくご立派なオニグモ(左)があちこちにいたのも印象的でした。
田んぼの中にひっそり隠れていたキクモ(右)も少し面白かったり。

  
あとはのんびりしているモンシロチョウ(左)やら、独特の風情な白い蛾(右)を
見たあたりであっけなくタイムアップとなってしまったのでした。とほほのほ。

〜おまけ〜

  
おまけはその数日後、なんと勤務先に落ちていたフェモラータオオモモブトハムシ!
兵庫で逢えるなんて思ってなかったので、見つけた瞬間絶叫してしまって
職場の人に素晴らしく白い目で見られました(笑
調べると昨年隣町でも記録されてて初記録ではないみたいだけどビックリでした。

  
ついでなので実家で咲いていたフウラン(左)と、タマスダレの根元に隠れていた
ハマオモトヨトウ幼虫(右)。ハマオモトヨトウは昨年に引き続いての発生ですね。

というわけで、なんだか成果の割りにくたびれた1日でした。
まぁ、なんやかんやとかなり歩き回りましたから、体力的にもキツかった
ということもありますが、全体的に間の悪い展開で…
最初の場所で、久しぶりの関東系珍品トンボまとめて制覇、というはずが
オオモノサシ1種だけしか見れなかったというオチでしたから(^^;
なぜかここんとこ空振り続きなんですよねぇ、来年も一度再挑戦しようかな。
その後のナガバノイシモチソウも、せっかく花の時期にこれたのに
開花時間をすっかり忘れてたというのはショックでしたし(^^;
まぁでもオビトンボとか、至近距離のカワセミとか、面白い出会いも
結構あったから、歩き回っただけの甲斐はあったかな?
あと、オマケのフェモラータオオモモブトハムシはビックリでした。
冬になったら職場の前のクズだらけの河原を探したら、案外と巣があったり
するんじゃないかなぁと思ってみたり。
外来種だからよろこばしいことではないんですけどね(^^;
まぁ、なんやかんやと意外な出逢いがあるのが自然探索の醍醐味ですな☆


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