嬉しすぎる再会〜ウスイロ観察会〜 16.7/10

<2>ハチ高原周辺 続き

  
さて、さらに歩くと、道端にかわいらしいミズチドリ(左)を発見。
のんびり日向ぼっこしているコキマダラセセリ(右)なんかも見つかります。

  
カキラン(左)も可愛らしい感じに咲いている株を発見。
とっくに昼過ぎなのに、少しだけ花の開いているスズサイコ(右)にも逢えました。

  
道端のオトコヨモギには、なんとヒメビロウドカミキリもご登場!
ようやく自力で見つけれたので感動しましたが、数ショット取ったら落ちちゃってLOST。

  
さらに驚いたことに、葉上にはビックリするような異形の蛹(左)を発見。三葉虫?
下のほうまで降りてくると、いい感じに咲いているヤマブキショウマ(右)が目に付きます。

  
さらに山麓付近で、クルマバナ(左)やら、花芽をつけ始めたオミナエシ(右)
やらを見たあたりでこの日の観察会は無事終了。

  
他の場所に移動しようと準備していたら、かっこいいエンマムシ類(左)を発見。
鳥方面のいい話を聞いたあたりをついでに探し回ってみるも、
残念ながらホオジロの幼鳥(右)なんかが登場しただけだったりとか。

  
さて、I氏と一緒にやってきた草地では、ダイミョウセセリ(左)に続いて
早くも就寝スタイルのベニシジミ(右)がいてビックリしたり。

  
んで、草間をこそこそと歩いてきたのは、なんとセアカオサムシ(左)じゃん!
まさかの珍品との出会いに、とりあえず捕まえて別の場所でじっくり撮影(右)。

  
めっちゃくちゃ久しぶりに逢いましたが、いやぁ、なんとも凛々しい雰囲気ですよね。
すぐにすたこら逃げるのでかなり四苦八苦しましたが、なんとか数枚カッコイイトコも撮影成功☆

  
面白かったのは、かなりの数のセグロイナゴの幼虫が見れたんですが、
妙に淡色の個体(左)から、ほぼ真っ黒な個体(右)まで幅が多数。
あ、同じ種類だと思ってたけど、顔つきが違うような気もするし別モンなのかな?

  
さて、草地を歩いていくと、ふわりと登場したのはクロシジミ。
まずは♂が数匹登場したので、いい場所で開翅してくれないかなぁと期待してみたり。

  
ふわりとホソバセセリ(左)も登場しました。あたりのシダの葉上には
普通型に加えて赤色型のマメコガネ(右)なんかも鎮座していたりします。

  
ミヤマチャバネセセリ(左)もちょっとだけ登場しました。
さらにふわりとかわいいクロシジミ♀(右)なんかも姿を見せてくれたり。

  
ヘリグロリンゴカミキリ(左)もなんどかご登場されました
なんか面白げなアカハネムシ類(右)もいたけど、当然お名前は分からず。

  
うろうろしてると、翅を半開きにしたクロシジミ(左)がいて期待しましたが、
そいつはそのままオカトラノオ(右)に移って吸蜜開始。

  
少し離れた場所で開翅してくれた個体(左)もいましたが近づいたら飛んじゃって…
慰めるようにホソバセセリ(右)が登場してくれたりもしたんですけどネ。

  
それ以上の成果もなさそうなので引き上げようとすると、草間にカワラマツバ(左)があったり
一花だけですがノハラナデシコ(右)があったり、最後まで面白い出逢いが続いたのでした。

〜おまけ〜

  
謎の三葉虫的蛹を持ち帰ったところ、羽化してきたのは初見のクロスジカメノコハムシ!
こんな鮮やかな緑の型もあるのね、とビックリ仰天できたのでした☆

というわけで、あれこれ濃く楽しめた1日でした。
なんといっても、ハチ高原で再びウスイロヒョウモンモドキに逢うことができた、
という喜びにつきますね。本当に嬉しかったです。
シカ柵を設置すると同時に、累代飼育した幼虫や蛹をリリースしてますから
それに由来するものの可能性も大きいのも事実ですが、
ここから代を重ね、あの高原を賑やかに舞ってくれたら、と期待は膨らむばかり。
本当に驚くくらい花がなくなっていますから、環境の回復には
まだまだ道のりが長そうですが、根気強く取り組んでいかねば…
あと、詳しいことをここに書くのは控えておきますが、
観察会の後にI氏とご一緒して、久しぶりのクロシジミを堪能し、
いつもの名調子での蝶談義をたっぷりお聞きすることが出来たのは、
後で考えれば本当に嬉しい時間だったなとしみじみ思ったりしつつ。
I氏の想いも背負いつつ、またぞろ但馬に通いつめなきゃですね☆


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