嬉しすぎる再会〜ウスイロ観察会〜 16.7/10

この日は、毎年恒例のウスイロヒョウモンモドキの観察会。
昨年はついに観察会のときにもウスイロが見つからないという
展開に愕然としたのですが、その後の各所の努力により
今年は少数ながら発生が見られていると事前情報が舞い込み、
期待も膨らみつつ当日を迎えることに。
残念ながら所用で前日は全く時間がとれず、恒例の
前夜祭には参加できず当日の朝からの合流だったのですが、
観察回ではウスイロとの嬉しい再会も果たせ、
それ以外にも面白い出会いが続いて楽しい1日となったのでした(笑

<1>ハチ高原周辺

  
さて、早朝からいつもの谷に到着すると、大満開のシナノキ(左)を発見。
足元にはヤスマツトビナナフシの幼虫(右)が鎮座していたりもします。

  
かなり高い位置でしたが、鮮やかなミヤマカラスアゲハ(左)が隠れていたりしました。
んで、待つほどに一度だけかなり近くにジョウザンミドリシジミ(右)がご登場。

  
あたりをサンショウクイ(左)が何度も飛び交っていて、10羽以上の群れ(右)が
飛んでいたのはビックリでした。ピンボケの超証拠写真だけど。

  
待っていると、ぼろぼろでしたがアイノミドリシジミ(左)が登場したり、
一瞬だけだったけど草の上でジョウザンミドリシジミ(右)が登場したりもしましたが
全体にゼフが少なく成果薄なのでギブアップすることに。

  
さて、会場に到着すると、飼育されていたウスイロヒョウモンモドキの成虫(左)に
続いて、なんと卵(右)なんかも展示されていてビックリ。

  
弱齢幼虫も展示されていてビックリ。飼育環境によってはサイクルが早めに
なるからなんですが、まとめて見れてなんか得した気分。

  
さて、そうこうするうちに観察会がスタート(左)。
今回もT氏の素晴らし過ぎるゼフィルスの写真の後に、急造のテキトウな
パワーポイントでハチ高原の生きものの紹介をするという落差の大きな一幕を担当しました(笑
さて、説明が終わって歩き始めると、あちこちにアキアカネ(右)が飛び交っています。

  
実をつけはじめたサンショウ(左)なんぞ見たりしながら歩くと、道端にオオバギボウシ(右)を発見。
昔は大群落があったんだけど、シカが食べ荒らしてほとんどなくなったんだよね…

  
道端のアザミには、ウラギンヒョウモン(左)やら、コキマダラセセリ(右)も登場して
お子様方が賑やかに追っかけまわす姿がなんともいい雰囲気だったり。

  
峠近くになると、ふわりとミヤマサナエ(左)が登場したりもしました。
可愛らしいヤホシホソマダラ(右)なんかも葉上で鎮座していたりします。

  
さて、鹿よけの柵(左)が設置されたあたりの草地を、みんなでウロウロ
歩き回りながら狙いの蝶を(右)探してみることに…

  
すると、嬉しいことにウスイロヒョウモンモドキが何匹か飛び出したんです!
少々スレた♂(左)に続いて、色鮮やかな♀(右)

  
先ほどの個体がフワリと草上に静止した(左)ので再度バシバシと撮影していると、
足元にキアシヒバリモドキ(右)が隠れていたりもしました。

  
さらに探し回ると先ほどより少しだけスレた感じの♀も再登場。
いやぁ、しかしこの草原で再度ウスイロに会えたってのが本当に嬉しすぎますよね♪

  
ふわりと登場したルリシジミ(左)も可愛かったのでパチリ。
草間にはかわいらしいトモエソウ(右)なんかも咲いていたり。

  
なぜか早々と紅葉している樹木(左)も発見。これなんだっけ?
ご当地名物のシナノキの大木はまだ花芽(右)でした。

  
ふわりとテングチョウ(左)もご登場。あたりには可愛らしいヒメギス類(右)
もいたけど、ヒョウノセンヒメギスでいいのかしら?

  
さて、更に歩いていくと数度ウスイロヒョウモンモドキが登場するも風が強くて…
はみだしたけどドクダミ(左)やら、ニガナ(右)での吸蜜も見れました。
やはり吸蜜植物が少なくて苦労している感じなんでしょうねぇ(^^;

  
さらに広大なシカ柵で囲ったエリア(左)では、ウスイロヒョウモンモドキの蛹(右)も
見ることが出来ました。今回の観察会は全ステージ一気にクリアですね☆


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