ぎりぎり小笠原旅C〜最後の疾走〜 16.1/2&3

この日は、まさかの小笠原年末旅第4日目。
最終日ということでこれまた気合も十分に終日全力疾走ということに♪
ええホンマに夜明けはるか前から出航直前まで全速力でしたとも(^^)
実はここんとこ小笠原に来ると母島直行だったもので、
久しぶりに懐かしの父島も歩いてみたい、ということでプラニングした
ような次第だったのですが、けっこうあれやこれやと
嬉しい成果が続いて、大忙しな展開のスバラしい1日となってみたり。
考えてみたら、父島でしか見れないものだって多いんだもんね。
驚くくらい成果の薄かった帰着日とあわせ技でご報告いたします(^_^;

<1>1/2 小笠原・父島

  
さて、なぜかこの日はAM5時とかに目が覚めるという奇跡があったので、
前日の空振りに懲りずに、再び突撃してみたり。我ながら元気やなぁ。
しかし、スクーターでウロウロしていると、昨日わずかに探索し残していたエリアで
ギャギャギャッとすごい声。お、これ絶対にオオコウモリじゃんか!
ということで、声のしていたあたりをのぞきこむと…
なんと目の前にオガサワラオオコウモリがぶらさがってんじゃん!
イキナリ過ぎる展開に完全に頭が真っ白いなりつつバシバシ撮影(@_@)

  
さすがに彼らはすぐに飛び去りましたが、興奮冷めやらずに周辺を見ていくと、
ご立派なアシダカグモ(左)やら、オオヒキガエル(右)やらに遭遇。

  
そして、なにげなく近くの果樹園をのぞいてみたら…
え、なんか何匹もオガサワラオオコウモリがぶらさがってんだけどナニコレ!
てか全然逃げないから、触れそうな距離で撮り放題なんだけど、ナニコレ(@_@)!

  
といっても、こんな場所なのでほとんどのショットは背景がスゴい感じで…
んで、見ているほどに周りの森から賑やかな声が次々と沸いてきたんです。

  
んで、次々と上空を飛び交う影。暗いので全く撮影になりゃしませんでしたが
あたりを途切れることなく数匹が飛んでる感じで、全部で数十匹いたんじゃないかな?
そっか、島中の個体がこのエリアに集まってたから、昨晩は全く見れなかったんだ(^▽^;

  
とりあえず初手からの大成果に興奮しつつ、少し移動して日の出もばっちり撮影。
雲がありましたが、これはこれで風情があっていいですよね?

  
ちょっと引いて遠景で撮影するとこんな感じ(左)。とりあえず満足したので、
そのまま狙っていた山をえっちら登っていくと、山頂から父島の集落が見渡せて(右)
なかなかいい雰囲気だったりとか。まだ日が差してなかったのが残念でしたけどね。

  
さて、一息ついてあたりを見渡すと、実をつけたシマイスノキ(左)やら、
柔らかそうな新葉が素敵なシマタイミンタチバナ(右)やらが見つかります。

  
嬉しかったのは、結構いい感じに咲いていたムニンシャシャンボ。
これも冬の花ということで狙っていたんですよね〜♪

  
あちこちにあるアカテツ(左)もなかなか壮大な雰囲気で素敵でした。
よくみると、かわいらしい実(右)がついていて、なんか妙にアンバランス。
しかし、この場所では一番の狙いにしていた花はなさそうなので、早々に次に
転戦することに。おかしいなぁ、山頂にあるって聞いて登ったのになぁ…

  
オガサワラグミ(左)もありましたが、花は全く見つからず。少し遅かったのかな?
ムニンクロガヤ(右)もありました。こんな地味形の名前がわかったのは看板があったから(笑

  
オガサワラハチジョウシダ(左)はあちこちにありました。
地味ながら面白い風情のヒバゴケ(右)も見つかったりします。

  
キンモウイノデ(左)やら、オガワラビロウ(右)やらを撮って遊びつつ、
途中まで戻ってきたあたりで、この山にはもう1つピークがあることを発見。
なんか環境的にもこっちじゃね?ということでせっせこも一度登ってみることに☆

  
すると、尾根筋にはシマムロ(左)もありました。地味な固有種ですよね。
こちらは帰化植物、カスミヒメハギ(右)なんかもパラパラあります。

  
おおっと思ったのは、意外なくらいあちこちで咲いていた
シラゲテンノウメ。早春の花だと思ったら居間も結構咲いてるモンなのね。

  
お名前のよくわからなかったけど、かわいい実をつけた樹(左)もありました。
これも看板がなかったら名前のわからなさそうな、ハウチワノキ(右)にも遭遇。

  
んで、岩場を歩いていくと、ありました。狙いのムニンタイゴトメです。
これも冬にしか咲かない花、ということで何とか見たかったんですよね〜♪

  
意外なくらい枝分かれしまくってる株(左)もありました。その後も探索範囲を
広げると、あちこちで小さな群落(右)を見れましたが、う〜ん、地味だぁ(笑


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