<2>小笠原・母島 |
さらにしつこくウロウロすると、少し距離はありましたがオガサワラトカゲ(左)が登場。
キンモウイノデ(右)もけっこうあちこちに見つかったりします。
その後も成果がないので諦らめて、少し移動して山に挑戦することに。
実はある花が見たくて星さんに相談すると「20分もあれば登れるから一番近い」
と進めていただいたポイントなんであまり気にせずに登り始めたのですが、
すぐにムニンシダ?(左)やら、アラゲキクラゲ(右)やらに遭遇。
リュウビンタイモドキ(左)もけっこうあちこちにありました。
小さな新葉(右)もなんとも可愛らしい感じ。おひたしで食えそうだね。
なんか面白そうなシダ類(左)もありましたが、こいつはお名前調査中。
写真撮りにくい場所ばかりでしたがマツバラン(右)もポツリポツリと見つかりました。
マルハチ(左)はあちこちでいい雰囲気に葉を広げていましたが、
リンナイには枯れて倒れた株(右)も多数。これはこれで風情がありますよね。
その後もオガサワラシシラン(左)やら、シマオオタニワタリ(右)やらを見つつ登っていきますが、
延々と登っても尾根に出ないので、道に迷ったのかとだんだん不安に…
結局、ようやく尾根に着いたのは登り始めて40分以上たった頃でした。
ゼェハァ方で息をつきつつ、「この距離20分じゃ絶対につかねぇよ」と天にグチってから、
考えたらそれは『星さんの20分』であるという圧倒的事実を発見。
そうか、そりゃパンピーは倍の時間で到着したなら上等すぎですな、うんうん。
一息つきつつまわりを見渡すと、ハハジマノボタン(左)をパラパラ発見。
よくみると実(右)もついてました。こんなかっこうの実になるんですね。
んで、登っていくほどに、見つかりました!憧れのワダンノキです!
キク科のくせに樹になるという異端児なんで一度見てみたかったんですよね〜
残念ながら盛りは過ぎてましたが、まだなんとか咲き残っていてくれて感激♪
せっかくなので、咲き残っているあたりを狙ってアップを撮ってみました。
うん、思っていた以上に地味な花だわ。でも満開だと見ごたえあるんだろうなぁこれは。
さらに登っていくと、結構な大株(左)もいくつかみつかりました。
せっかくなので、ここでも花のどアップ(右)も狙ってみたりとか。
たっぷりと実(左)もついてまいした。これはいつ咲いたものなんだろう?
あたりには、これもたっぷり実をつけたムニンヤツデ(右)なんかも見つかります。
さて、満足したので山を降りていくと、途中でメグロ(左)の群れに遭遇。
その中にはハシナガウグイス(右)もちゃっかり混じってたりしました。
薄暗い場所をちょこまかするので、ISO上げても撮れるのは幽霊ばかりでしたが
うそみたいな近場にもくるもので、なんとかこんな感じのショットもGET成功♪
期待していたアカガシラカラスバトは、こんなショット(左)が撮れただけでした。←ツッコミ禁止
ちなみにこの頃もお天道様はこんな感じ(右)でやる気前回。
登山で汗まみれになってたこともあって、大晦日なのにTシャツ1枚でウロウロすることに(笑
トキワイヌビワでいいのかな?かわいらしい実(左)をつけた低木もありました。
あたりにはここでも花の終わったムニンシュスラン(右)を発見。数多いんですねぇ。
ふと見上げると、オガサワラノスリ(左)が舞ったりしました。間に合わずに後姿になりましたが。
ふと見ると、ムニンヒメツバキ(右)も咲き残りがあったりして嬉しくなります。
オガサワラヒヨドリ(左)も賑やかに騒ぎまわっていたりしました。
真昼間なのに、なぜかトビイロゴキブリ?の幼虫(右)も御登場。なにしてんのアンタ。
そうこうするうちに、島でお会いするのは20年ぶりのTさんにもお遭いできて、
しばらく昔話やら自然系の話やらディープな話に花を咲かせる楽しい時間を堪能(^.^)♪
しかし、お話しているうちに、少し離れた梢をちょろちょろと動く姿が!
おおっと、この動きはお久しぶりのオガサワラシジミ(@_@)!
ということで慌てふためきますが遠くの樹上をちょこまかするだけで手も足も出ず、
粘ってると、一度だけ手近な葉上にとまった(左)んですが、影が見えるだけ…
慌てて少し離れた場所からで何とか証拠写真(右)をGETしたけど超遠い〜!
まぁ、この時期は通常は没姿期だそうですので、見れただけ超ラッキーですよね♪
再度ラッキーが到来しないかと粘ると、かわりにメグロ(左)が慰めに来てくれたり。
そうこうするうちにだんだん日が傾いて(右)きました。諸事情で夕日は撮らなかったけど。
日暮れ前に翌日の下見に向かうと、シマチカラシバ(左)を発見。そういや初見だね。
宿に戻るとこの日の夕食は、島寿司と年越しソバ(右)という実に嬉しい組み合わせだったので
同宿の方々と賑やかに舌鼓をうった後は、紅白歌合戦なんか無視して再び外を散策。
港で水辺を見ていると、オオイワガニ(左)を発見。これも地味な特産種、
ホウライヒザラガイ(右)も見つかりますが、期待していたような磯の生き物は見つからず。
オガサワラアオガイ(左)もいくつか発見。全部殻頭がハゲてましたけど。
この場所のお約束、タマカエルウオ(右)も近くを飛び跳ねてました。
あたりの灯火ではギンネムエダシャク(左)や、アメリカシロヒトリ(右)などにも
逢えましたが、大晦日だしこの日は早めに夜の挑戦は終幕とすることにして、
沖港の灯台下で小笠原のRUM酒を呑みながら、ボ〜ッと星を眺めて過ごすことに。
今年もいろいろあったなぁと、あれやこれやの挑戦を順番に思い出しつつ、
気持ちよく酔ってウトウトしてると、年越しパーティーしていた宿からひときわ大きな歓声が
聞こえてきて、2016年の幕開けを理解する、というなんとも満ち足りた〆となったのでした☆
というわけで、なんとも素敵な年の〆括りでした。
生きもの系統の成果は決して濃くはありませんでしたが、
憧れのワダンノキや、超証拠写真ながらオガサワラシジミにも逢えたし
なんといっても、懐かしい方々にきちんとご挨拶&濃密談義できたのが
一番嬉しいですよね。まさか本当に小笠原で再会できるなんて。
完全に計画外だった証拠に、どちらの方にも、
「昨年の冬は小笠原旅を計画していたのにいけずに残念です!」
という年賀状を既に出しちゃってたという大笑い話もあるはここだけのヒミツ(笑
そして、なにより嬉しかったのは狙い通りの年越しをやれたこと。
『南の島で満天の星を見ながら酒を呑んで新年を迎える』
実はこれがやりたくて企画した面もかなりあるんですよね(-^^-)
そして、やってみるとやっぱりしみじみと満ち足りた感じで、クセになりそう(笑
え〜しかし、振り返ると2015年も全力で遊び倒した1年となりました。
2016年も負けずに全力で走り回りますので、みなさまどぞどぞヨロシクです☆