ぎりぎり小笠原旅A〜のんびり年越し〜 15.12/31
この日は、まさかの小笠原年末旅第2日目。
ようやく母島で本格的探索のできる日なのです。
というわけで、世間様では大晦日なわけですが、そんなの気にせず
全力疾走であれこれ探し回る楽しい1日となった次第ですが、
いくつかかなり嬉しい出会いもあったものの、全体的に
生きもの方面の成果は薄めという結果に。
でも、お久しぶりの方々にご挨拶&濃密談義することも無事に叶い、
最後はのんびり素敵な年越しを果たすこともできたのでした(^.^)
<1>小笠原・母島 |
朝イチは久しぶりのアカガシラカラスバトを見つけるぞ、と意気込んで、
ゆっくりと明るくなっていく夜空(左)を眺めつつ、ウロウロ。
すると結構大き目の毛虫系幼虫(右)に遭遇しましたがこいつはなにもんかな?
第二次大戦の戦跡(左)もありました。歴史の重み、ってやつですね。
あたりには面白げなスゲ類(右)がありましたが、これってセキモンスゲになるのかな?
シマグワのかわいい花(左)も見つかりました。あたりには
かわいい実をつけた樹(右)もあったけど、こいつはなにもんだったっけ?
んで、うろうろしましたがからす場とはやっぱり見つからず、あきらめて宿に帰ろうとしたら
えらいこと至近距離にメグロがご登場。やっぱりこいつに会えると盛り上がりますな♪
結構満開のシマグワの花(左)もあったのでバシバシ撮ってると
ここでも小さめの毛虫類(右)を発見。アメリカシロヒトリあたりなのかな?
朝飯を食って歩き始めようとしたら、シマカコソウ(左)が植えてあって大興奮。
芝生に群生しているかわいらしいキノコ類(右)なんかも見つかりました。
その後、お久しぶりのUさんと合流して、最近活動しているというエリアに
連れてってもらうと、ここでもセキモンスゲ?(左)やら、ムニンアオガンピ(右)やらを発見。
ところどころにモクマオウ(左)が茂っているところは、林床がその落ち葉(右)で
敷き詰められていてなんとも厳しい状態に。こういう外来樹木の駆除活動をされているとの
ことで、この日も熱心に活動されている間、ワタシはあたりをうろうろと散策。
すごいご立派な感じのスゲ類(左)はあちこちに群生してました。セキモンスゲでいいのかなぁ?
林縁まで歩いてみると、ハマナタマメ(右)なんかも大満開。
ふいに目の前にハシナガウグイス(左)がひょっこり登場されたりもしました。
小さな林道を歩くと、オガサワラハチジョウシダ(右)も多数発見。
オガサワラビロウ(左)もそこここで林立していました。
よくみると、いい感じに熟した実(右)も発見。そういや撮るのはじめてかも。
個人的には少し嬉しかったのはあちこちに群生していたトキワサルトリイバラ。
今までほとんど見れてなかったので嬉しかったり。さすがに花はなかったけど。
シマグワの葉(左)はあちこちにありましたが、やっぱり怪しげな株は全然見つからず。
その後、作業を終えたU氏と合流し、いろいろと自然談義をして分かれたのですが、
記念写真でも撮るか、というところで温度計を見たら『27.1度』(右)で大爆笑。
これで大晦日だというのですから、さすが小笠原。いやはや、日本は広い。
その後は、オオバシマムラサキが大満開に咲いているあたりで
しばらくのんびりと日向ぼっこをしながら虫探しとしゃれ込むことに。
すると、すぐにアサギマダラ(左)が登場してかなりビックリ。ここまでくるのね。
あたりには、カッコウアザミ(右)なんかも群生していたりします。
カネタタキ類(左)も登場しましたが…こいつは前回と同じくイソカネタタキだよな。
路肩を見ていくと、オガサワラモクマオ(右)はあちこちに群生していました。
成果がないので場所を変えて別の林縁をウロウロしてみることにすると、
歩き始めてすぐにムニンシダ(左)やら、ケホシダ(右)やらを発見。
タマシダ(左)も大群生している場所がけっこうありました。
よくわからないカヤツリグサ類(右)もぱらぱら点在。こいつはなにもの?
シマザクラ(左)はここでも咲き残りの株がありました。
驚いたのは、ここでもムニンシュスランが結構あったこと。
ほとんどはすっかり花の終わった枯れ穂(右)でしたが…
よくよく見ると、実にいい感じに咲いている株も発見。ほぼ満開じゃん。
しかし考えてみたら前回5月にも咲き残りの株があったし、こいつらイイカゲンなのかな?
うろうろすると、マルハチ(左)もいい雰囲気でした。この手見ると南国だと実感しますよね。
ムニンエノキ(右)も大きな株を発見。さすがにタマムシは見つからなかったけど。
しょうがないので先ほどの場所に一度戻ってみると、実になりかけた
オオバシマムラサキ(左)を発見。葉裏にはカイガラムシ類(右)も着いてました。
ふいになんかかわいらしいハエ(左)がとまったのでパチリ。特産種かなぁ?
足元にはこちらは帰化植物のコヒメビエ(右)も群生してたりしました。