のんびり三浦巡り〜小春日和に〜 15.12/12

この日は、ちょっと不思議な動き方をした1日でした。
所用で東京に行ったついでに、面白い噂のあった某鳥を見に行こう、
と思っていたところに、ちょうどO氏のブログに面白げな話が。
それではせっかくだからあわせ技で両方巡ろう、
んでもって、ついでにO氏にいろいろと案内してもらおう、
などとだんだん話が膨らんだのですが、
諸事情で超寝不足のまま突撃したら、なんとまさかのダブル空振り!
でもO氏と二人のんびり歩き回ってみると、
あれこれささやかな成果が続いて結構楽しめる、
そんな感じの、なんだか不思議に面白い1日となったのでした(^.^)

<1>三浦半島各所

  
さて、朝っぱらからO氏と合流して、すぐに向かったのは、
先日ムラサキツバメのいい感じの集団越冬が見れたというポイント。
なぜか明るいのに樹の表にとまりっぱなしのクチキコオロギ(左)に驚いたり、
ご立派なサイズのチャエダシャク(右)を見つけたりしつつポイントに向かいましたが、
なんと越冬集団が集まっていた枯葉ごとなくなっていたんです!
「昨日すんごい嵐だったからなぁ〜」とO氏が悔しそうな声を上げましたが、
む〜、一番鉄板だと思っていたものが初手からまさかの大空振りですか(ToT)

  
それでは、ということでお次の命ポイントに移動してくると、
すぐに岩礁地帯にクロサギがご登場。これ、Powershotですからかなり近距離です。
すんげぇ荒波にも動じずにうろうろしている姿は圧巻でしたが、
同じ場所にいるはずの本命の鳥はこの日は登場してないとのこと。トホホのホ。

  
漁港をにぎやかに飛び回る大量のトビ(左)がなかなか圧巻でした。
笑ってしまったのは、混じって飛ぶ白い鳥(右)が、よくみるとカモメじゃなくてコサギなんです!

  
こんな感じで、漁港の建物の上に一列に並ぶコサギの群れ(左)も。すげぇ面白い光景。
なんでだろ?と思っていると、彼らはとある一角に集結(右)しているのを発見。

  
そこには混獲されたらしき大量の雑魚が捨ててあり、中にはイサキ(左)や、
ネンブツダイ(右)が大量に。そっか、こいつらを狙って集結していたのか。

  
湾内をよく見ると、ハコフグ(左)やら、アイゴ(右)も浮いていました。
にぎやかな感じの漁港で、季節を変えて見に来ても面白そうですなぁ。


  
さてさて、さらに場所を変えると、海辺にはあちこちにイソギク(左)がまだ満開。
ワダン(右)もまだいい感じに咲いている株があって嬉しくなります。

  
O氏がハマオモトの葉を探ると、まだまだ元気なイソカネタタキが
何匹も登場してちょっとビックリ。こいつら予想以上に長生きなんですね。

  
さらに笑ってしまったのは、潮溜まりに漂っていたなんかのサドル?を
ひっくりかしたら、大量のエボシガイ類がついていたこと。これはなかなかすごい光景だぞ?

  
水中の姿(左)を撮ると、これまたなんとも魅惑的な雰囲気で。
さらに、ミノウミウシ類(右)までくっついてたんです。これまた可愛い♪
ちなみにO氏のお見立てでは、ヒダミノウミウシという種類になりそうとのこと。

  
その後、波打ち際に打ち上げられている様々な貝をO氏にレクチャーいただいたり。
まずは、ネジガイ(左)と、大量のタカラガイ類(右)。え〜と、内訳としては、
オミナエシダカラとチャイロキヌタと…あとはなんでしたっけ(^_^;

  
えらく鮮やかなベニフデガイ?(左)もありました。
あとはさらに別のタカラガイ類(右)もあったけどお名前完全失念(^_^;
なんかタカラガイの仲間はかなりの種類数見つかって面白かったんですけどね☆

  
ベッコウイモ(左)とベニイモ(右)なんかも発見。うん、やっぱり
海の貝もいろいろわかる面白いんだろうなぁ。覚えるの大変そうだけど。

  
ムラサキウニとバフンウニの殻(左)とか、トコブシとアワビ(右)とか、
O氏のレクチャーでいろいろ勉強できてかなり楽しかったりとか♪

  
驚いたのは、うちあげられていたアカウニの上に、寄生貝がついていたこと。
O氏の見立てでは、クリイロヤドリニナだそうで。こんなものもいるんやねぇ。

  
さて、さらに場所を変えると、えらくびっちり実をつけたクコ(左)があたり、
ささやかながらハマコンギク(右)が咲き残っていたりします。

  
タイアザミ?(左)もなぜか一角だけいい感じに咲いていました。
イソギク(右)はここでもまだまだいい感じに咲き残ってます。

  
ひそかに越冬中のウラギンシジミ(左)も発見。あんまり隠れられてないよ?
こちらはのんびり日光浴中らしきツチイナゴ(右)も見つかりました。

  
O氏がヤツデの葉裏で見つけてくれたのは、小さなクロスジホソサジヨコバイ(左)。
せっかくだからクローズアップレンズ2枚重ね(右)もしてみたけど、
この組み合わせはちょっと相性が悪いのかぼやけたショットしか撮れなかったのが残念。

  
さらにうろうろすると、なぜか大量のキバラヘリカメムシを発見。
成虫(左)から幼虫(右)まで、かなり幅があってビックリ。てか幼虫のほうがずっと多かったし。
この手のやつらは越冬態もいい加減ってことなのかな?

  
O氏を送った後で最初の谷に戻ってみたものの、早くも花芽の膨らんでいた
キブシ(左)やら、越冬準備中のアカボシゴマダラ(右)を見つけた程度で
ムラサキツバメの生き残りはまったく見つからず、締りのない〆となったのでした。

というわけで、なかなか不思議に面白い展開の1日でした。
スタートからのまさかの完全二連敗は予想外すぎてガックシでしたし、
それ以外は本当に出たとこ勝負だったんですが、
そんな中でもあれこれと不思議な出会いが続いて結構楽しめたのは
O氏のご案内のおかげというところでしょうか。
特に、タカラガイ類いっぱいの貝殻拾いとかで、
いろいろレクチャーしてもらった海岸がすごく楽しかったですしね☆
やっぱりあれこれとのんびり歩くにはいいエリアだし、
今回空振ったものたちは、少し前の季節だとまた再挑戦できそうだし
またぞろ来シーズンもしつこくチャレンジしちゃおっと(^.^)♪


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