発作的遠出〜全力的空振り〜 15.6/6

この日は、ちょいとまた中途半端な挑戦をしてきました。
事情を言うとややこしいのですが、1年ぶりのこの場所に挑戦する計画を
たてていたんですが、直前でいくつか用事が入ってしまい
完全に諦めていたら、いきなりヒョコッと用事が翌日にズレちゃって…
え〜、そうは言ってももう一杯だけ呑んじゃってたから移動できないし(-_-;
ということで散々悩んだのですが、仮眠とって早朝からの大移動に切り替えて
結局当初の予定通りに挑戦することにしたのですが、
朝は少し遅めの時間まで雨が強く、途中の寄り道は断念することに。
んで、前回と同じ場所でひたすら粘りましたが、
今回も本命は全く登場せずというなんともな展開になったのでした(笑

<1>長野県某所

  
さて、スタートの遅さと、途中で道に迷ったので到着が遅くなりましたが、
ポイント近くまで来ると、クレマチス系の花(左)を発見。カザグルマじゃないよね?
マルミノヤマゴボウ(右)もありましたが、ほとんど花は終わりかけな雰囲気。

  
さて、この日も実をたっぷりつけたコバノクロウメモドキ(左)を見つつ歩くと、
近くにはかわいらしいヒトツメカギバ(右)もいました。

  
林床にはあちこちにナツノハナワラビ(左)がありました。
その中にはナガホノナツノハナワラビ(右)もぱらぱらと混じっています。

  
うろうろすると、陽だまりの中にダイミョウセセリ(左)が御登場。
ヒメキマダラセセリ(右)なんかもフワフワと舞い飛んでいます。

  
イボタノキの花(左)なんか見ていると、葉上にハサミムシ類(右)を発見。
こいつはここを巣にしてるんですよね。あまり効率よさそうにはないけど(^^;

  
ふわりとクロコノマチョウ(左)も登場しました。このあたりでも定着してんのね。
岩上にはキリンソウ系の葉(右)があったけど、これはなにものかな?

  
さて、気合を入れてウツギの花を見て回りますが、吸蜜しているのは
ヒメウラナミジャノメ(左)やら、サカハチチョウ(右)ってあたり。

  
なぜかプライヤシリアゲ(左)も花に来てました。なにしてんのよアンタ。
笑ってしまったのは枝上から虫を狙っていたカナヘビ(右)。う〜ん、

  
ふいに葉上に妙なポーズしているスジボソヤマキチョウ(左)が登場してびっくりという一幕も。
すぐに飛んだ後、もう一度だけ遠くに(右)出てくれましたが、やっぱり愛想が悪いなぁ。

  
リンゴコフキハムシ(左)も闊歩していたのでついでにぱちり。
なんか地味系のコメツキ類(右)は、カメラを向けると同時に飛び立ったりしました。

  
しつこく歩き回っていると、ふわりとオオミスジが飛来したりもしました。
お久しぶりなのでたいそう嬉しかったですが、でも君じゃァないのよねぇ。

  
ふわふわとオナガアゲハ(左)も御登場。すぐに飛んじゃったけど。
可愛らしいサカハチチョウ(右)も出てきたり、いろいろと飽きないんですけどねぇ。

  
林床のイノデ類(左)がかわいかったのでついでにパチリ。なんて種類かな?
唐突にフワリトウラゴマダラシジミ(右)も姿を見せたりします。

  
さて、その後もひたすら頑張ってウツギの花を見て回りますが、登場するのは
テングチョウ(左)やら、コチャバネセセリ(右)やらってあたり。

  
あたりのオオルリソウ?のj枯れ穂にはなぜかカメムシ類の幼虫(左)が集まってました。
えらく巨大で目立つキアシドクガ(右)もこっそり隠れていたりします。

  
少し驚いたのは、花上に登場したクロツバメシジミ(左)。岩上に静止したとこ(右)
を撮ると、これまたえらくボロッボロでしたが、良く頑張ったね。

  
良く見ると、岩上にはパラパラとツメレンゲ(左)もありました。なるほど。
スグリ系かな?なんか面白げな実をつけた低木(右)もあったけど、お名前は調査中。

  
なんともきれいなクルミの殻(左)もあったのでパチリ。ニホンリスの仕業?
葉上にはスジモンヒトリ(右)ものんびりと休んでいたりしましたが、
いくら粘っても本命は登場しそうにないので、少し他の場所に浮気してみることに。

  
転戦したのは面白げな情報を聞いていたとある林。いや、なんかえらく近かったんで。
マンネンスギ(左)の生える林床には、コアジサイ(右)も咲き誇っています。

  
すっかり実になったランの類もありました。ギンランとかじゃないようにも
見えるけど、さてはて正体はなんだろう。初見の何かだといいナァ。

  
なんかおもしろげなテンナンショウ類(左)もありました。なにもの?
ウメガサソウ(右)は、まだ花芽でした。昨年の実もあって面白い感じやね。

  
驚くくらい大群生しているナツノハナワラビ(左)もありました。こんなにあるもんなんだ。
敏感で近づけなかったけど、ミスジチョウ(右)も登場したりしました。



さて、現地で親切な御仁に教えてもらってたどり着いた場所にあったのは、
憧れのヤシャイノデ。う〜ん、静かに深く感動しましたゾ。
関東にいた頃、昔のフィールドの1つに1度だけ記録があったもので、
散々探したけどやっぱり逢えなかったといういわくつきなんですよねぇ。
ようやく逢うことができて、なんとも嬉しい限りで。

  
以外に日差しも強くて影ができまくり、撮影しにくい条件でしたが、
憧れの大珍品ですからなんとかいい雰囲気に撮ろうと四苦八苦。

  
半日影に生えていた株(左)が一番きれいに撮れたかな?
ついでに茎の鱗片(右)も撮って大満足。これまた特徴的な雰囲気やね。
その後は元の場所に戻って日暮れまで粘りましたが、やっぱり成果なしの幕引きでしたとさ(笑

というわけで、思い切った遠出だったけど空振りなオチでした。
まぁ、やっぱり珍品はそうそう簡単には見つからんってことヨね〜
悔しいので来年は別の場所をあれこれ開拓しようと企んでもいるんですが、
ただ問題は、岡山あたりだと石灰岩地の崖を探せばいいんだけど、
このあたりのエリアだと狙いが絞りにくいのが少々問題。
どなたか面白げな情報がありましたらこっそり耳打ちいただけると幸いです。
まぁ、それでもあれこれと意外なオマケも多数出ましたし、
最後に憧れのヤシャイノデはやっぱかな〜り嬉しかったですね。
本当は他の花にも挑戦する予定だったんですが、直前になって今年は既に
散ってしまってると判明したので、来年はそのあたりもセットにして
あれこれ贅沢なトライをしよう、と今から固く誓ってみたり☆
ちなみにこの晩は近くでのんびりな計画でしたが、ふと思いついたので
翌日の短時間挑戦に掛けることにして、どかんと大移動したりしたのでした(笑


次へ⇒

topへ⇒