さすらうGWC〜怒涛のオチ〜 15.5/4

この日は、さすらい型GWの第4日目。
そして、なんと早くも最終日なのです(オシゴトの都合〜)。
最終日のこの日はどうしようか悩みましたが
翌日の都合もあって早めに帰っておいたほうがよいこともあり、
遠出は早めに店じまいして、ウスイロの作業をお手伝いすることに。
ところが、この選択のどこが悪かったのか、
なんかいろいろと不幸な展開からの幕開けとなっちまって…
それでもあれこれと嬉しい成果もあってかなり楽しめたのですが、
最後になんとも怒涛のオチとなってしまったのでした(笑

<1>ハチ高原周辺

  
というわけで、作業に向かう前にいつもの山を登って季節の進展を確認すると
まだ大量の雪(左)が残っていたけど、ブナの新葉(右)はすでにだいぶ開いた感じ。

  
よくみると、まだヒロハマンサクが満開だったりしました。
これもなかなか花盛りのタイミングは見れないので嬉しい限り。

  
ハシバミの花(左)も咲いていました。考えたらここでは実を見たことないなぁ。
近くにあったクロモジ(右)はまだ咲き始めな感じ。

  
サンカヨウの芽生え(左)もありました。これはこれでかわいらしい。
雪解けが遅かったからか、スミレサイシン(右)はまだ数株咲いていただけ。

  
なぜかやたらと第万回のナツグミ(左)なんかもありました。
少し標高を下げると、(右)

  
ミヤマカタバミ(左)もありましたが、さすがにこの時期だと開いてないなぁ。
面白げなスゲ類(右)もありましたが、この手は相変わらず名前がよくわからん。

  
しかし、このあとがかなりの試練の道でした。
せっかくだからと林道経由でハチ高原に向かったんですが、途中でかなりの
落石があって、よけてたつもりでもいきなりタイヤがバースト(左)。おいおい。
その後も落石が多くてビビリつつゆっくり走ってたんですが、
30分ばかり走ったら、まさかの道路いっぱいの残雪(右)が!!!
今までの落石まみれのところ戻るのも怖かったので、むりやり通れないかなぁと
少し乗り込んでみたら、思いっきりスタッグしちまって、脱出までに30分くらいかかって(T"T)
何とか抜けれたけど、そうなっても落石におびえつつ戻るしかないわけで…
というわけで、2時間かけて元の場所に戻るだけというまさかの壮大なタイムロス(ToT)

  
当然大遅刻なわけで、慌ててハチ高原に向かったんですが、とっくにメイン作業は
始まっているので、別の場所でマル秘作業に加わることに。
あたりには可愛いミヤマキケマ(左)や、満開のヤナギ類(右)なんかが見事。

  
んで、なにをやってたかというと、こちら。ウスイロヒョウモンモドキ幼虫の
マル秘増殖ポイントの整備というわけです。まだ小さな幼虫がかわいらしいゾ☆
あ、もちろん正式な許可を取って飼育したものですので誤解なきように。

  
びっくらこいたのは、その途中で石をひっくり返したら、そこから転がり出てきた
ウスバシロチョウの幼虫。実は所見なもので、めちゃくちゃ興奮しまくってしまいました☆

  
というわけで、あたりの葉上に乗っけて撮影。いやぁ、面白い模様だわぁ。
面白かったのは、見つけた場所の周辺にムラサキキケマンは全然なかったんですよね。
芽生えが出てくると同時に食べてたから表からは見えなかったということかな?

  
さて、マル秘作業終了後にハチ高原でのメイン作業に移動すると、
火入れの跡がなかなか面白い景色をかもしていたりとか。

  
さて、ハチ高原で周辺を見ると、アケボノスミレがぱらぱらと
咲いていました。やっぱりこの時期にこれに逢えると嬉しくなりますねぇ。

  
この時期のもう1つのスター選手、サクラスミレもあちこちに咲いていました。
この頃からちょっと雨が強くなっていい感じに撮れなかったのが残念ですが。

  
フモトスミレ(左)もありましたが、ちょいとひねたような株ばかり。
作業終了後に周辺を見ると、さらにいい感じのアケボノスミレ(右)もいくつか発見。

  
ショウジョウバカマ(左)もまだ咲き始めな雰囲気で少々びっくり。
山麓に戻ってくると、ワサビ(右)もいい雰囲気で咲いていました。

  
期待していたヤマシャクヤク(左)はまだ固いつぼみ。もう少し先なのかな?
ルイヨウショウマ(右)は咲き始めていたので、ついでに氷ノ山の林道あたり見に行こうかと
思っていたんですが、なんか突然我が愛車が反乱を起こしてまともに走らなくなったんです!
アクセルを踏めども前に進まない感じでさすがに完全パニック(@_@)


JAFに連絡して見てもらったら、オイルパンに穴が開いているとのことで
急遽そのまま搬送してもらうという泣ける展開に……
というわけで、搬送車の助手席に揺られて我がGWは終幕となったのでした。

というわけで、なんだかいろいろ中途半端な展開でした。
まぁ、まさかのウスバシロチョウ幼虫やら、ウスイロヒョウモンモドキの幼虫
それからお約束のアケボノスミレ、サクラスミレ、と成果たっぷりだったけど
まさかの愛車入院というオチはイタ過ぎた〜(ToT)。
この時期のあの林道は、過去にもイタい目にあってるんだけど、
(そのときもバースト+崩れてて結局引き返し)
春先にはやはり通ってはいけないという教訓を得ただけでも
十分な成果だったということにしとこうかな。
あと、世間様のGWはあと2日間あったわけだけど、どうせどちらも
休日出勤だったんだから、ここで足がなくなってもイタくないんだもんね〜
とか強がってみることにしておきましょう。しくしく(TuT)
(ちなみに数日後に無事に修理されて手元に戻ってきてますのでご安心を)


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