早春の渓谷で〜阿波国リベンジ〜 15.3/22

この日は、前々から計画されていた壮大なイベントの実行日でした。
昨年の秋、四国まで渡っての挑戦で、曇天に泣いたあの渓谷に
早春にリベンジマッチをしかけてやろうという企画です。というわけで、
蝶&鳥日記」のノゾピーさんと、「徒然なるままに」のさっちゃん♪ご夫妻、
さらにそのご友人のI氏、という賑やかなメンツで渓谷に突撃!
予想以上にすっきりと晴れ上がった渓谷の中、
汗かきながらじっくり粘ると、一応はリベンジ成功となりましたが
天気がよすぎてチョイとネ、という雰囲気にも。
あとは周辺で嬉しいおまけもセットの濃い1日となったのでした♪

<1>徳島県各所

  
さて、諸般の事情で遅めの時間+二日酔で集合地点に急ぐと、
途中でシロバナショウジョウバカマの群落を発見。おっと、コリャうれしいねぇ。

  
よくみるとアチコチに群生(左)したので、花のアップ(右)もついでに撮影。
普通種なんですけど、なぜか縁がなくて数回しか逢ったことがなかったんですよね。

  
さて、皆さんと合流して渓谷沿いを歩くと、ハコネシダ(左)がたくさんぶら下がっていて、
岩場には可愛らしい****(右)なんかも群生していたりします。

  
ポイントで日の差してくるのを待っていると、ハリバエの仲間?(左)が多数ブンブンと
飛びまくり、地味系のシャクガ類(右)もやたらめったら飛び始めます。

  
ふとみると、少し背が高かったけど花を付けたヒサカキ(左)があり、ここで吸蜜が
見れるんじゃない?って言っていたら、ふわりとムラサキシジミ(右)がまずご登場。

  
岩場にはあちこちにタチツボスミレ(左)がありました。蝶は飛来しなかったけど。
ちょっと派手に欠けてたけど、アカタテハ(右)も大変賑やかに飛びまくっています。

  
そうこうするうちに、コツバメもご登場。メチャクチャ敏感で、最初のうちは
葉上の正面ショット(左)くらいしか撮らせてくれませんでしたが、しばらく粘っていると
地面でのんびりしたシーン(右)も撮影成功。やっぱこいつが出ると盛り上がりますな。

  
テングチョウ(左)はものすごい数が飛びまくっていてたいそう賑やかでした。
その中にふわりと飛んできたルリタテハ(右)は、なんかさすがの貫禄って感じ。

  
面白げなスゲ類(左)もありました。お名前は…そのうちきっと調べます。そうやって
遊んでいると、ムラサキシジミ(右)は何度も登場するんだけど、本命はなかなか現れず。

  
足元には、ヤマグルマの実(左)がパラパラと落ちていました。なんともいえない雰囲気。
その後もなかなか登場しないので、少し離れた場所をのぞきにいったら、
なんとそこにルーミスシジミ(右)がふわりと登場してビックリ仰天。本日の本命です。
でもメチャクチャ敏感で、このワンショットで飛ばれちまって〜

  
あわてて皆さんに報告に行ってから戻ってくると、手前のポイントでもルーミスシジミ(左)が
ご登場。これまた敏感で近づかせてくれなかったけど、遠目ながらみんなで撮影成功。
気を良くして待っていると、ノゾピーさんのカバンにテングチョウ(右)が大集結。

  
しかし、その後も再度登場はしたものの敏感でぜんぜん撮れずという展開。
しょうがないので、なぜか満開だったモミ(左)なんぞ見つつ、またふらふらと上のポイントを
見に行くと、そこにふらりとルーミスシジミ(右)がご登場。
でも、大慌てで他の人を呼んできた時にはもうどこかに飛び去っちゃってたんですよ(ToT)

  
その後もうろうろしてると、再度ルーミスシジミ(左)が登場。これまた爆裂に敏感だったし、
かなり気温が上がったから半開(右)しかしてくれなかったけど…
んで、これも他の方を呼びに行く前に飛び去ってしまって、それっきり。
かなり気温が上がったからか、蝶影自体ほとんどなくなってきたんですよね。こりゃ予想外。

  
降りていくと、途中で新鮮なルリシジミ(左)もご登場されました。
ここらで他の方々は先に帰路に着かれるということで(7時間とかの距離なんだそうで)
お別れした後で、満開に咲いているワサビ(右)なんぞ見つつ下界へ移動。

  
んで、下山後はずうずうしくAさんに御連絡して、なんとも素敵なマイフィールドを
ご案内いただくと、ちょっとボロかったけどナミアゲハ(左)がいたり、
ピカピカに新鮮なベニシジミ(右)があちこちで舞い飛んでいたりします。

  
畑の中にはアチコチでレンゲソウ(左)が大満開。ジシバリ(右)なんかも
群生していたり、さすが南国、すっかり春の花盛りな雰囲気でうらやましい限り。

  
これまたきれいなルリシジミ(左)もご登場。いやぁ、かわいいねぇ。
ベニシジミ(右)には、既にけっこう頑張ってきたのね、という風情の個体もいました。

  
嬉しかったのは、ぴっかぴかのツバメシジミ。普通種ではありますが、
特に春先の個体は本当に輝くばかりの雰囲気ですよね。ビューティフルっ!

  
これまた鮮やかに咲いているモモ(左)なんぞに目を細めながら歩くと、
Aさんが白花のホトケノザ(右)を教えてくれたり。こりゃなんとも可愛らしい。

  
Aさんと別れた後は、のんびりと帰路に着くことにしましたが、途中で満開のアオモジを発見。
でも、ついでにと立ち寄った早春の花ポイントは、まだ時期が早すぎたようで
一面の枯れ草…ということで最後はイマイチのオチとなってしまったのでした。たはは。

というわけで、なかなか賑やかに楽しめた1日となりました。
本命のルーミスは愛想悪いながら何度か出てはくれたのはよかったのですが、
結局ワタシは4度ほど逢えちゃったけど、他の人は1度とか、
人によっては逢えずじまい、という展開だったのが残念な限り。
どちらかというと他の人にお見せする方向で考えてたんだけどナァ(^^;
この場所は山奥過ぎてケータイが全く通じないので
登場したからといって連絡できないのが大きな問題。
走って呼びに行ったらその間に見失っちゃうし。いい方法ないかなぁ〜
その後のAさんとののんびり散策も、普通種見物だけど
南国の春の日差しの中、すっごく気持ちよかったし、大満足でした。
四国は移動に時間がかかるのが難点だけど、季節を変えて再挑戦しなきゃナァ☆


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