発作的諫早旅@〜瞬間的出逢い〜 15.2/14
この日は、またぞろ発作的にどかんと遠征してきました。
いつもの“なんとなく遠くに行きたい病”の発作で、手厳しいと聞いていた
珍品に思い切って突撃、といった感じのスタートという次第。
すると相手は予想以上に手強くって、ただひたすら
探し回る時間がかなり長いという展開になったのですが
なんとかほんの少しだけながら出逢うこともかない、
おまけにパラパラと面白い出会いも連続して興奮できたりとか、
あれこれと中身の濃い展開の1日となったのでした☆
<1>長崎県某所 |
というわけで、早朝から眠い目をこすって干拓地をうろつくと、
大量のヒバリ(左)に続いて、これまた予想以上に大量のムネアカタヒバリ(右)に遭遇。
こちらもけっこうな数がいたタヒバリ(左)や、既に真っ赤な顔になっている
ムネアカタヒバリ(右)やらを順番にじっくり見ていくことに。
顔に赤みの全くない冬羽のムネアカタヒバリは、なかなか精悍な雰囲気で
他の種類かしら、とじっくり見てしまうことしばしば。
でも、あたりを2周して、片っ端から見て回りましたが、狙いの珍品は
全く見つからないンです。この中に混じってると思ってたのに〜(^^;
探索範囲を広げると、パラパラとカシラダカ(左)がでてきたり、オオジュリン(右)が
でてきたり。このあたりは数は多かったんですがあまり撮らせてくれなかったナァ。
さらに場所を変えると、えらく近距離でポーズつけてるミサゴ(左)を発見。
そうこうするうちに、なんか怪しげなチョウゲンボウ(右)が横切るのを発見。
電線の上に降りた姿を見ると、おおっ!上面の模様がかなり薄いんじゃない?
ということは狙いのチョウセンチョウゲンボウのようですが、逆光側で顔が全然見えない〜
干拓地の中では、アチコチの畑に、相も変わらず大量のハイガイの殻がありました。
以前も書いたけど、いまや生貝を見れる場所はほとんどないという大珍品、
それをこれだけ大量に虐殺?した現場って、何度見てもいろいろ考えちゃうものがありますなァ…
なんかおもしろげな巻貝(左)もまとまって転がっていました。こいつなんだっけ?
カワアイ?(右)もゴロゴロと転がっていたりします。じっくり調べると面白そう。
畑の中にはあちこちに大満開のナズナ(左)が実にいい感じ。
オオイヌノフグリ(右)もあちこちで大群落で、若干だけ春の気配を感じます。
などと思っていると、なんかすぐちかくにいきなりハチジョウツグミがご登場!
こいつは事前情報なかった上にえらく色鮮やかなので大興奮しましたが、
実にタイミング悪く数ショット撮ったらデジスコが電池切れ。しまった、充電忘れてた(^^;
でも、こいつは何を思ったのか車窓すぐ側でちょろちょろしてくれたので
Powershot+テレコンでこんな感じのショットも大量に撮れました。うん、色鮮やか。
お澄ましポーズ(左)をもう1枚。こいつは四畳半とかじゃなくて純正八畳ですね。
近くでヒバリ(右)も隠れた樹になっていたのでついでに1枚パチリ。
びっくりしたのは、いきなりブワッと飛び立って近くの木立に止まったホシムクドリの大群。
20羽以上の群れなんですよね。ここらじゃ本当に普通種になってんだナァ。
そのまま車を進めると割りと近くまで近づけましたが、ものの見事に逆光。
逆光の黒っぽい鳥ってどうにもなりゃせんですなぁ。トホホのホ。
さて、諦めてさらにウロウロすると、ハイイロチュウヒ(左)やら、チュウヒ(右)やら
が何度もご登場。このあたりやっぱり猛禽もかなり濃くて面白いですよねぇ。
ちょぉっと距離がありましたが、ハイイロチュウヒ♀(左)が枝に止まっているのも発見。
けっこう驚いたのは、葦原の中を歩いていると、あちこちに大株の
ウチワサボテン(右)があるんですよね。野生化してんだ、さすが南国?
さて、その後も成果がないので朝のポイントに戻ってうろうろしながら、
ホオアカ(左)やら、ムネアカタヒバリ(右)やらをじっくり見ていくことに。
ムネアカタヒバリは冬羽の正面顔(左)やら、夏羽気味の個体のお食事中(右)やら
たっぷり楽しめました。このあたりだと本当に個体数は多いんですナァ。
そうこうするうちに、他の鳥屋さんが「さっきそこに白っぽいのがいた!」と叫んだので
かなり期待したんだけど、けっこう粘れど狙いの鳥は登場せず(ToT)
でも、こりゃもうダメだな、と思いながら草地を歩いていくと、
先ほどの鳥屋さんが言っていたエリアから白っぽい鳥が飛び出したんです。
パニックになりながらデジスコを向けると、それは狙いのサメイロタヒバリじゃん!
でもすぐに草地に潜るので、ピンボケが1枚(左)だけ撮れただけ。
悔しいのでネバリまくったら、イキナリひょんと枝に止まって(右)くれたので
遠目から数枚だけ撮れましたが、そのまま遠くに飛び去ってしまって…
ええ、一応大願成就なんですが、なんかちょっと半端すぎるぞこの成果(^_^;
とりあえず目的は果たせた?ので、そういえば今回はまだ会えてないな、ということで
水田地帯をウロウロすると、お久しぶりのナベコウにも無事遭遇。もう寝てたけど。
しばらく見てるとちょこっとだけクチバシを出して(左)くれましたが、そうこうするうちに
何に驚いたのかブワッと飛び立って(右)どこかに消えました。
こいつら、考えてみたらもう5年間も連続飛来してるんですねぇ。
うろうろしていると、飛んでいるツルの群れ(左)を発見。クロヅルが混じっているのも
見えたんですが、さすがに暗すぎてもうどうにもならず。
悔しかったのはもう1つ、いきなり近くに登場したキツネ(右)。あわててISOを
めいっぱい上げてみましたが、やっぱSSは1/2秒とかでブレブレのオチと相成ったのでした。
というわけで、本命は一瞬だけというハンパな1日でした。
それでも、手強いといわれたものをなんとか見れただけでもラッキーだったし、
お久しぶりのナベコウとか、えらく愛想のよいハチジョウツグミとか
いろいろと予想外のおまけもついてきたから、なかなか濃い感じでしたかね。
ちなみに、一応見れたし別の場所に転戦するか、とも思ったんですが
現地で鳥屋さんから聞いた情報などを総合的に分析してみると、そもそもどうやら
広場を探していたのが誤りで、一瞬だけ見れたあたりのエリアを
探すのが正解な感じ。んで、他のタヒバリ類とは全く別行動だったから、
群れの中をじっくり見てたのも作戦失敗ということ。
となれば、探し方変えれば意外と楽勝なんじゃん?などと妄想が膨らんでしまい
この日は結局このまま車中泊して連続挑戦することとしたのでした☆