発作de関東旅〜海辺にヘバる〜 14.12/7
  
<2>千県某所 つづき

  
うろちょろしていると、ミヤコドリが結構近い浅瀬に集まってきたので
バシバシと撮影。やっぱ黒白の体に真っ赤な嘴が優美ですね。

  
浅瀬で魚をツツいているセグロカモメ(左)もいました。獲物はなぁに?
あたりにはスズガモ(右)も大量にいましたが、ほとんど寝てておきてるのは少数。

  
などと思っていると、その中にイキナリビロードキンクロ(左)がいたのでビックリ。
慌てて撮影し始めると、いきなりバサッと羽ばたき(右)してくれて二度ビックリでした。

  
その後もしばらく悠然と羽繕い(左)をしたあとで、スズガモの群れに潜り(右)込んで
どんぶらこっこと沖の方に。妙に間のいい出会い方で面白かったナァ。

  
さて、その後もハマシギ(左)やらミユビシギ(右)やらを見ながらウロウロしますが
狙いのシギは見つからず、“最近見た人がいない”というNさんの言葉が脳裏をよぎります。
こりゃ空振りだったかな、と諦めて移動しかけていたら、図鑑のチシマシギのページを
開いて談義している鳥屋さんを発見。あ、あれ、もしかして?
ドキドキしながらスコープで近くを探すと、怪しいヤツを見つけたものの、
次の瞬間群れごと飛んでしまって半べそかくことに(笑

  
それでも気合を入れて探し回ったら、いました。
最近噂になっていた謎シギです。でも遠いし逆光だし、キビシ〜!

  
このシギ、日本未記録のアライソシギと、オバシギの雑種じゃないかという
噂があるらしいんですが、確かに現地で見てもどっちでもない風情。
撮影しているうちに少しずつこっちに近づいてきたので、ワクワクしてたんですが
すぐ近くまでズンガズンガと歩いていく御仁が登場して淡い期待は霧散することに。
この場所、潮が引いてきたらたくさんの方が、かなり沖の方まで出てって
潮ひがりっぽいことするんですね。うん、それ自体はイキでいいと思うんだけど…

  
他の場所にいないかと探していたら、すぐ近くにハジロカイツブリが。
小さなタコかなんかを捕らえたようで、口の中でなんかウニョウニョ動いてるものを
何とか飲み込もうと四苦八苦してました。これまた面白いナァ。

 
はるか遠くのシギチの群れ(左)の中を頑張って探していると、
いきなりかなりの至近距離にトウネン(右)が登場。この場所じゃ少し珍しめ?

  
んで、粘ると謎シギは再登場してくれたんですが、ネットの裏側というどうにもならない
場所でウロウロしてくれて、ヤキモキするハメに。それでも少しずつ潮が満ちてきたので
もう少ししたら近くに来るかな、と粘りに粘っていたら、ある瞬間、
ふいに彼はトウネンなんかと飛び立って、はるか遠くに去っていったのでした。トホホ。

  
悔しいのでどこかに戻ってきていないか探し回ると、なぜかオオバンの大群(左)を発見。
1匹(右)で見ると愛嬌もあるけど、陸上の大群だとなんかかわいげないなぁ(笑

  
その後も近くでウロチョロしているミヤコドリ(左)なんぞ撮りつつ、
打ち寄せた海藻やらなんやらで不思議な模様(右)のできた浜辺を歩きます。

  
足元をよく見ると、ホンビノスガイなのかな?巨大な貝殻(左)もいくつも転がっていて、
さらにそこにシマメノウウネガイ(右)がついてたりも。ここららしい風情ですね。

  
なんかいい雰囲気をかもしている、センニンソウの綿毛(左)も発見。
あとはえらくたっぷり実をつけたシャリンバイ(右)を見つけたくらいで成果なし。
そうこうするうちに、大荷物所って歩き回ってたので、クタクタになって
浜辺にぶっ倒れてそのまま30分ほど昼寝しちまう始末(笑
しょうがないので引き上げて、帰りがけの駄賃にもう一箇所回ることに。

  
でも転戦崎では日没直前になったのでどうしようかと思いましたが、
歩いていると梢にオナガが登場。久しぶりで嬉しいけど高いし暗い!

  
けっこうな近距離にも出てくれました(左)が、枝がジャマで…
あとは遠くで水浴び(右)が見れましたが暗いのでこちらも撮影にならず。

  
あとはとっぷり暮れ始めたころ、近くでチョロチョロしているハクセキレイ(左)やら
ダイサギ(右)やらをじっくり眺めて、この賑やかな2日のオチとしたのでした。

というわけで、なんとか本命も見れたし、おまけも多数
だったけど、なんだか中途半端な感じの展開の1日でした。
まぁ、昨日同様に完全に発作的な動き方の中、
「最近見た人いないので抜けたかも」な話のあったものに、
ちょいと条件は悪かったけど逢えたんだから、充分だったかな?
おまけの方もミヤコドリ大群もなかなか楽しかったし、
少しだけだけどハジコチやビロキンも逢えたし、
なによりいい天気の浜辺でじっくりシギチ探しは楽しかったしね♪
しかし、怒涛の秋田トンボ帰りから、夜のフユシャク探し、
そして大荷物のままの長時間ウロウロと、ちょいとムリしすぎて
帰りの新幹線は完全にさっぱり記憶のない状態でした。
もう若くはないんだから、ちょいと節制しなきゃいけませんナァ(^^;


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