<2>10/12 名古屋周辺 つづき |
さて、さらに歩いてきて、本命の湿地ゾーンに立った私はそのまま絶句。
一面の真っ白なシラタマホシクサの絨毯に、彩りを添える大量のミカワシオガマ。
どうですこの景色。いやぁ、ありえない光景ですよね。マジで鳥肌立ちました。
というわけで、ミカワシオガマの大群落(左)というものにホンキで唖然。
近くにある株(右)もバシバシ撮りましたが、いやはやこのスケールってすごすぎる。
シラタマホシクサ(左)も実にいい感じで、せっかくなので花のドアップ(右)も
撮ってみましたが、こちらはまだあちこちで群生が見れるので有り難味は若干薄め。
しかしなんといってもミカワシオガマがステキすぎる、ということでひたすらバシバシと撮影。
こいつが撮り放題なんて本当に信じられないシチュエーションですよね。ホンキで感激。
さらにしつこく数枚掲載。いや、そもそもこいつに会える場所ってかなり少ないですよ?
葦毛湿原とかでははるか遠くに1株あればラッキーってレベルみたいだし、
ワタシも山間の湿地で一度撮影しただけで、そのときもちょいと遠かったし。
かわいいヒメアカネ(左)も飛び交っていましたが、見学の人たちが
「お〜これがハッチョウトンボか」と感心されるので、そのたびに訂正してあげたりとか(笑
近くにはこれまたかわいいウメバチソウ(右)もパラパラありました。
その後も、ミカワシオガマをひたすら大量に撮影して大満足。
いや、本当にこの規模って次いつ逢えるか分からないもんね。撮り貯めしとかなきゃ。
さて、気を取り直してやってきたのは、前から一度行ってみたかった
とある造成地。歩き始めるとすぐに、帰化植物アレチケツメイの群落が次々見つかります。
いい感じで咲いている株(左)もたくさんありました。
花のアップ(右)をみると、カワラケツメイとはちょっと雰囲気が違いますね。
んで、この場所での狙いはというと、こちらのツマグロキチョウ。
都市近郊では絶滅寸前のこの種類が、この場所では帰化植物のアレチケツメイを
餌に増えているってのがなんとも面白いですよね。
帰化植物というのはマイナス要素だけど、希少種の繁栄に役立っているという
皮肉な現状をどう評価すべきか、なかなか深いものがありますなぁ。
うろうろすると、すっかり実だけになったアレチケツメイ(左)も発見。
葉がほとんどないのは、ツマグロキチョウが食べ荒らしたのかな?
あたりには、サトザクラ形の桜(右)が狂い咲きしていたりもしました。
くさちをうろつくと、大量のオナガササキリ(左)やら、ショウリョウバッタモドキ(右)も
ご登場。都市近郊といえども、いい感じの自然が残って入るみたいですね。
そんな中で見つけたのがこちら。ピンク色のショウリョウバッタモドキです。
直翅類は時々ピンクが出ますが、なんかアタリを引いたみたいで嬉しいですよね♪
その後もさらにウロウロして、ツマグロキチョウを数匹追加。
昼前という時間のせいか、妙に敏感で撮影に苦労しましたが、
とりあえずこれだけ撮れれば満足かな、ということで最後の目的地に移動することに。
んで、やってきたのは少し前にもやってきた河川敷。
うろつくとえらく元気なキダチコンギクの群落(左)を発見。見慣れない花(右)も
あったけど、これはヒメクマツヅラとかになるのかな?
うろうろすると、チャバネセセリ(左)はやたらと多数。
えらく熱心に求愛中のツマグロヒョウモン(右)にも遭遇しました。
ヤノネボンテンカ(左)もまだまだ咲き残っていました。びっくりしたのは、
その花を食べていたフタトガリコヤガの幼虫(右)。こんなのも食うんだね。
なんか妙にボロボロのモンシロチョウ(左)が登場したりもしました。
あたりにはアキアカネ(右)もいたので前日の習性でかたっぱしから確認してみたり(笑
ちょろちょろ飛び回るヤマトシジミ(左)を見ていると、ようやく
ムシャクロツバメシジミ(右)も発見。やっぱりまだまだ健在なんですね。
かなりちょろちょろと飛び回って難儀しましたが、地面に降りたところを数ショット撮影。
撮影していると、あたりに網を持った人が2名も通りがかったのでビックリしましたが(笑
さらにヒメクマツヅラ?で吸蜜したところも数枚撮影できました。
その後、採集者と話をすると、ここのとこは毎日10匹ばかり採れてるそうで、
「今は採集者が多いけど、2年くらいしてみんなが飽きたら爆発的に増えるんじゃ?」とのこと(笑
そうこうするうちにいい時間になったので、イベント方面へイソイソと動いたのでした。
<3>10/13 播磨地方各所 |
翌日は本来は東海の湿地めぐりの予定でしたが、朝イチから結構な雨になったので
台風直撃で帰れなくなるなんてのはマズいな、ということで早々に引き上げることに。
しかし、大阪辺りまで戻ってきたらなんと晴間が出てきて、、同時に面白い情報が到来(>_<)!
ということで意気込んで探索し始めましたが、ハナヤエムグラ(左)やら
ウラナミシジミ(右)やらをみたあたりから風がすごく強烈になって、どうにもこうにも状態。
しょうがないので転戦したら、移動中からかなりの豪雨になりやがって、
ようやく到着した湿地では、イヌセンブリに逢えた程度で期待してたトンボなんて全く皆無(^^;
あとは大量のヤマラッキョウのつぼみ(左)と、ホソバノリンドウ(右)を見れた程度で、
その後襲来した暴風雨にはどうにもならず、あとはフテ寝してるうちに終了というオチでした。
帰宅後にはちょっと面白い展開がありました。
半月程前、『旅先で車のキーレスエントリーをなくした、でもなぜ最初はエンジンがかかったんだ?』
というど〜でもいいことを書きましたが、この日帰帰宅してロックしようとすると、キーを手に
持っている状態なのに、「キー綴じ込み」の警告音が鳴り響いててロックができない!
翌朝キーなしでいじったらそのままエンジンがかかる!
ということは、やっぱり車内のどこかになくしたはずのキーレスエントリーがあるということ
っぽいので、車の中の荷物を全部降ろして徹底的に家捜しした結果…
なんと「フロントのワイパーが収まってるくぼみの上」から出てきたんです!
・・・・って、無くしてからって、そのまま翌日は高知に行って翌週が鹿児島、んで名古屋なので、
累積3000km以上は走ってて、しかも、今週・先週と台風の暴風雨の中走ってたりしてるわけで。
何で今まで落ちてないのか、奇跡なんて生易しいもんじゃない気が(´Д`;)
世の中、理屈では理解できない摩訶不思議なことってあるもんですなぁ。
というわけで、なかなか面白い展開の2日でした。
(まぁ2日目はないに等しい状態でしたけど。ほとんど寝てたし)
一応期待してたムネアカハラビロカマキリ、アレチケツメイ&ツマグロキチョウ、
ムシャクロツバメシジミという外来種系セットは全部見れましたし、
なんといってもまさかのミカワシオガマの大群落がなんとも圧巻!
本命のイベントのほうもメチャクチャ楽しかったしね(←詳細はヒミツ)。
翌日の台風直撃はちょっといかがかなって感じだったけど、
最後に怒涛のギャグみたいな超展開もなかなかでしたしね(笑
でも、翌日ひょんなことから入手した面白げな情報のほうは
まだ活かせてないし、近日中にチャンスを作り出して再突撃しかないですね。
さてはて、今度こそ大ヒットな展開になるのかどうか、乞うご期待ですぞ(>_<)!