ロマンを胸に〜但馬アカネ修行〜 14.10/11
この日は、大きなロマンを胸に抱いての突撃でした。
とある筋から飛び込んできた、なんとも魅惑的過ぎる情報。
その後も吹き続ける実にいい塩梅の北西風に胸躍らせ、
週末世よ早く来い、とそわそわしながら待ち続けた、そんな展開。
間近に台風が迫ってきているものの、この日は予報も良好で
これはイケるんじゃないか、とワクワクしまくったのですが…
結果としては、大量のアキアカネを眺め続ける見事な“修行”状態で
最後にはちょいとばかり目がショボショボする展開に(笑
幻といわれるものは、早々簡単に目の前に
去来するモンじゃないよ、ということを再認識したのでした(^_^;
<1>但馬地方各地 |
まずは前哨戦、ということで夜のうちから灯火めぐりをすると、
クスサン(左)は本当に大量でアチコチにぼたぼた落ちてる状態。
地味系のキリガ類も(右)いましたが、こっちはお名前が良く分からない…
エダシャク類(左)もいました。これはナカウスエダシャクでイイのかな?
フクラスズメ(右)なんかも登場しましたが、案外敏感ですぐに飛ばれちゃったりとか。
カラスヨトウ類(左)もいましたが、ちょっと擦れてて汚い状態。
あとはツユムシ(右)もちょこんとご登場しましたが、直翅系は他には見つからず。
さらに場所を変えると、クスサン(左)がご登場。この個体はオレンジ色味が強くてキレイ♪
この場所では本当に大量でアチコチにぼたぼた落ちてる状態で、よくみると、
ちょいとボロでしたが、交尾中の個体(右)もみつかりました。最盛期?
壁際ではウコンカギバ(左)もご登場。
小型ながらファンキーなシロモンノメイガ(右)なんかもみつかりました。
さらにうろうろしましたが、クロミスジシロエダシャク(左)がいた程度。
恋の駆け引き中なのか、それとも偶然同じ場所にいるのか、微妙な位置にいる
2匹のクモ類に(右)少々悩んだ後で、とりあえず仮眠とることに。
さて、夜が明けてまずやってきたのは目星をつけていた河川敷。
歩き始めると、大満開のミゾソバ(左)やら、ハッカ(右)やらが見つかります。
おお〜〜〜〜!っと思ったのはこちらの光景。
川霧の浮かぶ中、逆光に浮かび上がる無数のきらめき。なんじゃこりゃ?
恐る恐る近づいてみると、それはなんと大量のクモの巣が、霧をまとい、
逆光に浮かび上がっていたのでした。なかなか幻想的でしたが、正体との落差がなんとも…
んで、うろうろすると、あちこちで霧をまとったアキアカネ(左)やら
ナツアカネ(右)やらが大量にご登場。でも他のアカネ類はさっぱり見つからず。
池には既に大量のコガモ(左)が到来していて、近づくとバサッと飛び立ち(右)
なかなかにぎやかでした。相変わらずうまい感じでは撮れなかったけど。
ノビタキ(左)もかなりの数いましたが、デジスコどころかテレコンも車に置いてきてたので
こんなのが撮れただけ。あとは葉裏に不思議な物体(右)も発見。なんかの卵かな?
さて、場所を変えてウロウロすると、ヨメナ(左)やら、やたらとヒョロヒョロしてて
茎がえらく分枝している変なハハコグサ(右)なんかを発見。
んで、歩くと次々にアカネ類が飛び出しますが、その80%以上は
アキアカネのカップル(左)で、残りの20%は、単独のアキアカネ(右)。
まぁ、そりゃそうなんでしょうが、ここまでまじりっけないと面白くなさすぎ…
ふと見ると、チョウセンカマキリ(左)がのんびり隠れてたりしました。
あとはアオイトトンボ(右)が何度か登場するくらいで、なんともかんとも。
ヤノネグサでいいのかな?なんとも面白げな感じのタデ類(左)も卓見。
花をアップ(右)でみると、これはこれでなんとも可愛い感じ。
ゴキヅル(左)は、ほとんど花が終わって、実をつけ始めた状態でした。
水路沿いでは、怪しい影(右)に一瞬ドキッとするも、やっぱりこれもアキアカネ。とほほ。