<2>石川県各所 つづき |
さて、さらにうろうろすると、低い枝上でじっとしているシタベニハゴロモ(左)も発見。
ニワウルシの樹皮には、本種らしき卵塊(右)もありました。
んで、葉上でもこんな感じのビキビキの開翅シーンを撮ることができました。
ただ、面白かったのは、これらを撮ってたのは実は線路横にある樹だったのですが、
ちょうどそこでなんか珍しい電車を動かすとかで、鉄っちゃんが大量に集まっていて、
係員が「次の電車は○分後でぇす!」とか汗だくで整理してたんですよね。
その横で葉上の虫をツツいて興奮している不審人物約1名。
まわりから降り注ぐ視線の“異物感”が、なんともいっそ心地いいくらいでした(笑
んで、次の転戦先を探していると、地図上に面白げな施設を発見したので思わず急行(笑
「石川県ふれあい昆虫館」(左)です。な〜んかいい情報ないかな、だったのですが
予想以上にでかい施設で、なおかつ夏休み中だったのでお子様満員御礼でビックリ仰天。
んで、中に入ってみると、「石川の昆虫たち」というようなコーナーがあったので
なにげなくのぞいてみると、いきなりマガタマハンミョウ(右)が展示されてるじゃないですか!
実は、こいつの情報があったらいいな、で立ち寄ったのですが、現物がいるなんて(笑
ということで、まわりの家族連れの白い目線を気にせず、バシバシと大量に撮影♪
しかも、しばらく見てると、ふいに交尾もはじめたんで、さらにビックリ。
とりあえずこれで本土産ハンミョウ類全制覇なんです。次は野外で見たいもので。
あたりにはクロナガオサムシ(左)やら、アキオサムシ(右)なんかもいたり、
なかなか工夫を凝らした展示になっています。
それに混じって、スジアオゴミムシ(左)なんかもちょこまかしていました。
あとは、コカブト(右)なんかも展示されていたのはちょいと興奮。
さらに、ゲンゴロウ(左)やら、マルコガタゲンゴロウ(右)やらも展示されてましたが、
一番期待していたシャープゲンゴロウモドキは、どこかに隠れちまったようで
かなり粘ったのに見ることができず。むむ、再訪しなきゃならんかな?
んで、本来の目的の情報収集のほうですが、あまりにも館内がお子様方でごった返して
スタッフさんとかにお声をかけるチャンスすらなく、早々に諦めることに(笑
んで、とりあえず移動してきたのはほどちかい山麓。
マユタテアカネ(左)なんかを見ていると、なぜかツールーズガチョウ(右)がいてビックリ。
でも、ここに到着するとほぼ同時に結構な雨になりやがったんです。
木影には、クルマハハグマ(左)もパラパラとありましたが、花の部分(右)を
見てもどれもこれもまだ固いつぼみ。そろそろ咲いててもいい時期なはずなのになぁ
かわいいツルリンドウ(左)や、ウスカワマイマイ(右)なんかもいましたが、
雨が強くなってきたので、早々に諦めてさらに移動することに。
んで、夕刻に立ち寄ったのはおもしろげな海岸線。ハマゴウ(左)咲く
砂浜を歩くと、ヤマトマダラバッタ(右)が次々と飛びたちます。
ネコノシタ(左)なんぞ見ながら歩くと、えらくごつい感じのオトコエシ(右)を発見。
これって海岸型とかだと思うんですが、お名前はついていないのかな?
しかし、しばらく歩いてみるも、期待していたハンミョウ方面はさっぱり登場されず。
ウンラン(左)が少数だけ咲いていたのと、海まで数mというところなのに、ミソハギ(右)が
咲いていたのがささやかな成果といった感じで、いささかしまらぬオチとなったのでした。
というわけで、発作的なわりには楽しき1日でした。
あまりきちんと下調べしなかったけど、狙いの外来種は連続GETでしたし、
諦めかけてたマガタマハンミョウも意外な展開で撮影できましたし♪
ちなみに、結構苦労したスジアカクマゼミですが、数の割りに
高いところにばかりいるのは何でだろう?と不思議に思っていたところ、
低い位置にいるようなのんびりした個体は早い時期に捕獲されてしまうんだとか(^^;
さらに、今年は『外来種を食べよう』などというステキなイベントがあったそうで、
(噂のムシモアゼルギリコさんもいらっしゃってたそうです)
こちらの影響もあったんじゃないかな、とのハナシ(笑
まぁ、期待していたド派手なピエロ模様のシタベニハゴロモ幼虫も
空振りしてしまったし、またいい時期に再訪要ですね。
次はもうちょっときっちりと下調べをして、マガタマハンミョウやら、
夜の湿地に浮かぶシャープゲンゴロウモドキなんて夢多きあたりまで含めて
あれこれ贅沢に挑戦することにいたしましょう(>_<)♪♪