西風未練旅〜ド真夏日と大豪雨〜 14.7/12-13

この週末は、毎年恒例のウスイロヒョウモンモドキの観察会。
それでは、ということで前日は懲りずに但馬ゼフ狙いで
ひたすらウロウロするといういつものお約束の展開に(笑
いや、時期的に遅いのはよくわかっていますから、本来は来年の
楽しみにして他のものを探求すべきなんでしょうが
どうにもこの時期に但馬に来るとなると我慢できないものがあって(笑
そんなこんなで突撃すると、まさかのド真夏日にヘバったり
翌日の観察会はまさかの大豪雨で中止になってしまったり、という
なんとも不思議な展開でしたが、そんななか根性と執念で
遊びまわるとそこそこの成果があった、そんな展開でした(^^)
2日目はほとんど活動できなかったので変則あわせ技でお届けです☆

<1>但馬地方各所

  
まずは高齢の前夜祭から…なのですが、これがかつてない展開でした。
晴れ上がったからか妙に肌寒く、さらにスーパームーンがすごいイキオイで自己主張
されていたので、これがもののみごとにな〜んもいないんです。
悔し紛れに結構何箇所も回ったのですが、どこも小さな蛾がチョロチョロだけ。
かろうじて、クロスジアオシャク(左)や、ギンシャチホコ(右)がいたくらい。
後で考えれば、これが波乱の予兆だったのかな?

  
さて、仮眠を取った後はいそいそと山に挑みますが、薄暗いうちからアチコチを
バシバシしてみると、ジョウザンミドリシジミ♀(左)や、アイノミドリシジミ♀(右)が
姿を現しましたが、それくらい。しかも開翅狙いと思ってたら全部飛んで逃げるし…

  
やがてすっかり日が昇ると、アイノミドリシジミがテリをはりはじめます。
この時期なのに案外きれいな個体も混じってくれたのがなんともうれしい感じで♪

  
逆行でしたが枝上にちょこちょことゴジュウカラ(左)もご登場。
ふと見ると、遠くに雲海(右)が広がっていて、なんともいえぬいい風情を出しています。

  
そうこうするうちに、アイノミドリシジミの卍飛翔がはじまったので狙いますが、
私の機材ではどうにもならないということを再確認しただけ。
まずMFがろくに効かないのでピンがあわないし、シャッタースピードも全然足りん(ToT)

  
うろうろすると、道端にはヤマブキショウマ(左)がかわらしく咲き誇っていて、
色とりどりのヤマアジサイ(右)も初夏の雰囲気を盛り上げています。

  
そうこうするうちに、ジョウザンミドリシジミが近場にとまってくれたので
バシバシと狙いますが、やっぱり近くで撮るとボロさが目立ちますね(^^;

  
アキアカネ(左)は吐いて捨てるほどいました。全国的に減少傾向、と言われて
いますが、このあたりのエリアにいると全然実感がわかないなぁ…
せっかくなのでアイノミドリシジミとのツーショット(右)なんかもパチリ。

  
さらに探索範囲を広げると、なんとお次に飛び出したのはウラクロシジミ!
♂(左)はさすがにボロでしたが、しばらくみてるとうっすら開翅(右)してくれて感動!

  
んで、同じ場所から♀も同時に登場したのです。あとで考えてみると
これって交尾中のカップルの恋路をジャマしたということなのかしら(^^;
こりゃ馬に蹴られちまうような話ですな。なんとも無粋なことしてスンマセン。

  
んで、うれしかったのは、しばらく見ていると、なんと♀(左)、♂(右)とも
少しだけ開翅してくれたんです!これはまったく予想外!
残念ながらこのころには日差しがかなり強く、近づいてアップを、と思ったら
閉じちゃいましたけど、まともに翅表を撮ったのは初です。超ラッキ〜♪

  
さらにうろうろしていると、少し高い位置でしたが、ジョウザンミドリシジミ(左)が
いい感じに飛び回っている…と思いきや、なんとクモの巣にかかった個体(右)も発見。
そっと引きおろしてあげるとまだ生きてて、糸を取ったらすごい勢いで遁走していきました。

  
あたりには、こういう場所のお約束、水溜りの上のモリアオガエルの卵(左)も発見。
なんかおもしろげなカミキリ類(右)もいましたが、ニセビロウドカミキリあたりかな?

  
さて、さらにしつこくウロウロしていると、まさかのサプライズ登場!
フワフワリと飛んできてポトンと落ちたのは…え、交尾中のジョウザンミドリシジミじゃん!
大興奮しながら道端の笹に乗っけてバシバシと撮影。いやはや、まさかの出会いです。
先ほどのウラクロといい、ちょうど恋の時間帯だったのかな?
あと、当然ながら♂♀でこんだけ色合いが違うというのも大発見でした☆

  
あたりではアイノミドリシジミまだ飛び回っていたので近くに止まった時に
バシバシと撮影。もう7月も中旬なのに、案外きれいな個体も多いんですね。

  
結構驚いたのは、そこそこの標高の山の上なのに、トノサマガエル(左)がいたこと。
あたりでは、地面で吸水中のアイノミドリシジミ(右)もいました。

  
ふと木影を見るとアクシバ(左)が咲き始めていたりもしました。
さらに場所を変えてみると、初手からいきなりヒサマツミドリシジミ(右)がご登場!

  
これがえらく愛想よく、もうめちゃ目の前という場所でテリを張っては
くれるのですが、さすがに時期的に超オンボロ。頑張ったネ、って風情ですな。


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