| ＜２＞阪神間各所 つづき |
さて、うろうろすると、これまたえらく物怖じしないホオジロ(左)が
ド至近距離でさえずってたり。これでノートリですからね。
葦の葉ごしですが、オオヨシキリ(右)は再度近くにご登場。
川辺にはハナウドの大群生(左)がなんともいえずオミゴトでした。
よくみると、実の上にはキアゲハの弱齢幼虫(右)も隠れていたりとか。
しかし、かなりしつこくウロウロしてみたのですが、今回の狙いの某花は一向に見つからず。
気晴らしに独り言を言いながらヘロヘロと歩いていたときのことです。
「なんでないんだ？うん、まず整理しなおそう。あの花は湿生植物なんだから
もうちょっと湿った場所で、こんな場所じゃないでしょ…ってふぁ！？」
そのセリフと同時に踏みそうになった白い花が、なんと探しまくっていたサワトラノオじゃん！
さすがに時期が遅かったようで花は終わりかけでしたが、ようやくの出会いに感動。
しかし、誇張でもなんでもなく本当にこのタイミングでの発見だったんだから、
ある意味すごすぎ。ってか、神様、ボクをばかにして遊んでるでしょ((＾＾；
せっかくなので花のどアップ(左)も撮影してみたりとか。
あたりを見渡すと、キキョウソウ(右)が群生していて実にいい感じ。
ミゾコウジュ(左)も花盛りの株が隠れていたりしました。
さらにうろうろするとすっかり実をつけたサワトラノオ(右)を発見。
こちらの群落でも少しだけ花が咲き残っていたのでバシバシ撮影。
とりあえず出逢えてよかった！ 来年は花盛りの次期に見に来なきゃね♪
その後調子に乗ってもう１つの珍品植物を探そうとしますが、
葦原の中にはえるその植物は、この密生しまくりの時期にみつかるわけとてなく、
ヤケになってめくらめっぽうに葦原の中に藪こぎして侵入してみたら
東西南北が分からなくなってしばらくスゲェ怖い思いをしてみたりとか（＾＾；
なんとか道に戻ってこれたのでひきあげようとすると、あちこちにテングチョウが
やたらと集まっていたんですが、その中に何匹か
このクソ暑いのに睡眠モードの個体(左)がいてビックリ。日よけ？
その後は吸水中の個体(右)を撮ってから車に戻り、しばらくヘバリ込んだり(笑
んで、気合を入れなおしてやってきたるはかなり離れたとある林。
うろうろすると、そこここにセリバオウレンの実がなかなかお見事です。
なんか不思議な雰囲気のテンナンショウ類(左)もありましたが、花は終わりかけ。
そうこうするうちに、薄暗い林床に、ありました。憧れのトケンラン(右)です！
ちょうどいい時期だったようで、なんとも可愛らし咲いているもので、
木影に数株群れているところ(左)や、花のアップ(右)を撮って遊んだり。
パラパラと咲いていて、なかなか面白い感じでしたが、薄暗いスギ林の中
ほそっこい花が群生している様子を美味く表現するのは難しくて四苦八苦。
さらにうろうろすると、林の奥の方にもう１つ群落を発見。
これがまたちょうどいい感じに咲いているので、ホンキで感激。こりゃキレイ♪
バリアングルモニタを活用し、スローシャッター＋弱めのフラッシュ、などと
工夫はしてみるものの、現物の幽玄さは１％も表現できず。腕不足だナァ…
あたりにはトチバニンジン(左)なんかもありました。満足して車に戻ろうとすると、
チャノウモンエダシャクでよかったっけな、大柄な蛾(右)もご登場。
ついでなのでさらに場所を変えてみると、期待していたベニバナヤマシャクヤク(左)は
ちょうど散ったところ、という雰囲気。難しいもんだ。
ここらでは実に大柄なテンナンショウ類(右)がパラパラと咲いています。
うろうろすると、いろんなバリエーションのテンナンショウ類を発見。
さすがに何種類か混じっていそうですが、図鑑見てもよくわからんのよねぇ…
などと思いつつ、ウロウロと歩いていると、ふと足元にヘンなものを発見。
…え！？ こりゃ初見のヒトツボクロじゃないですか！
花のアップも撮ってみましたが、小さくてかわいい蘭ですね。
まさかこんなものに逢えるなんて思いもしなかったので小躍りしてみたり。
調子に乗って最後に久しぶりのカザグルマにも逢ってきましたが、
やっぱり時期が遅いようでボロボロの花(左)が１つで、あとは全て実(右)に。
うろうろすると、出たてらしきアカシジミ(左)もご登場。近づけなかったけど。
最後に羽化直後らしきアオイトトンボ(右)を撮ってこの日の〆としたのでした。
というわけで、なんともディープな１日でした。
主役級のものが３つ４つ並ぶというぜいたくな構成ですよね。
ヘロヘロになりつつも、あちこち走り回ってみてよっかったワ(＾-＾)
いくつもの課題がまとめて終わって嬉しい限り♪
朝っぱらのレンカクも、夏羽はここ数年ずっと挑戦し損ねたまま
だったので、ようやく宿題が終わったような気分です。
しかし、この日のド真夏日っぷりは大したもので、
こういう日に河川敷を攻めてはいけないという事実をあらためて痛感。
あと、なんといっても、背丈より高い葦原の中に分け入ってはいけないってな
当たり前の事実も再度痛いほど身にしみました。
（今まで何度か痛い目にあってるのに懲りてなかったワケですが）
ま、花は時期的に遅めのものも多かったし再挑戦かな？
ついつい超遠出を視野に入れてしまいますが、比較的近場でも
まだまだ逢えていない花や虫は多数残っているんだから
そういう方面にも力入れていかなきゃですね（＾-＾）♪