空っぽの与那国@〜極寒な幕開け〜 14.3/21
  
<3>与那国島各所 つづき

  
さて、さらにウロウロすると、岩の上にヤシの実(左)を発見。うん、南国だ☆
岩の穴を見ると、丸まったクモヒトデ類(右)が隠れていたりします。こんなトコいるのね。

  
けっこう大きなクモヒトデ類(左)をOさんがひっぱりだしてくれました。こりゃ迫力。
岩の隙間にはなんともかっこいいヤクシマラダカラ(右)もご登場。

  
磯だまりには、大量のケシウミアメンボが泳ぎまくっていましたが、
あのスピードで泳ぐ極小サイズのものが取れるわきゃぁない、と思っていたら
意思影に少し大きな個体(左)を発見。クローズアップレンズを重ねてドアップで(右)
撮ってみてから、かなりたって気付いたんですが、これって交尾中だったのね。

  
岩の隙間にヒメジャコ(左)を発見。O氏によると、こいつらは小さい頃に岩に着生して
そのまま殻でゴリゴリと岩を削って潜りこんでいくんだとか…すげぇ根性だなぁ。
イワガニ類の脱皮殻(右)なんかも見つかったりしました。

  
いきなり目の前に美味そうなシャコの仲間(左)が登場という一幕も。名前なんだっけ?
何度も見ても絶妙な色合い、ルリガイ(右)もいくつか打ちあがっていたりします。

  
さらにイソマツ(左)なんぞ眺めながら探索範囲を広げると、
サンゴの仲間(右)がけっこうありました。お名前は全く分かりようもないけど。

  
なんとも独特な雰囲気のムカデミノウミウシ(左)も発見。
調べると普通種らしいですが、こりゃぁ奇妙奇天烈だけどめっちゃキレイだねぇ〜♪
あとは、たぶん海藻なんですが、不可思議な物体(右)がニョキっと立ってたりとか。

  
磯だまりには、ソライロスズメダイがたくさん泳いでいました。
思わず水上から狙ってみるも、やっぱり海面が揺れてまともにゃ撮れんネ。
#色が濃いのでおそらくルリスズメダイだろうとの指摘をいただきました。

  
岩場には、ゴツゴツした感じがステキな貝(左)も発見。O氏に教わったのに名前忘れた…
あとはステキな縞模様の貝(右)も発見。え〜と、こちらもお名前が(^^;
#左はツノテツレイシ、右はナガシマヤタテだそうです。貝はヤッパリ難しい。

  
マダライモガイだっけ?面白い模様のイモガイ類?(左)も見つかりました。
ちぎれて不思議なスタイルになっているクモヒトデ類(右)も発見。コレはコレでかわいい☆

  
アマモに似た海草もありました。リュウキュウアマモでいいのかな?
後で気付いたんですが、全体的に短くそろっているのは、何かが食べた跡?

  
ハチジョウダカラ(左)もありました。うん、やっぱりタカラガイ類はキレイやねぇ。
縞模様のキレイな貝(右)もあったけど、えと、ナガシマヤタテとか?
#右は多分ナガシマヤタテであってるそうです。おお珍しく正解だ♪

  
ヨフバイモドキになるのか?(左)なんとも面白い模様の貝も発見。
レイシガイの仲間だっけ?棘の多い貝(右)もいました。名前探しめんどくさい〜!
#右はキマダライガレイシだそうです。左はヨフバイモドキかビミョーだそうで…

  
おおっと思ったのは、大量のカツオノエボシが漂着しているエリアがあったこと。
これは、もしかして憧れのウミアメンボ類も流れ着いてるんじゃじゃないか、
ということでけっこう探しましたが、やっぱりそうそう甘い話はありませんナァ(^^;
#カツオノカンムリの間違いでした。しまった〜、語感が似てるから間違えた(^▽^;

  
ついでに砂浜で別の海浜昆虫を探しましたが、こちらも簡単には見つからず。
岩場にはキバアマガイ(左)、コンペイトウガイ(右)なんかのかわいい貝はありましたが。

  
倒木をひっくり返してみると、ゴロゴロとムラサキオカヤドカリが転がり出たのも
ちょいとしたハプニング。けっこういろんな貝殻を使ってるのね。

  
浜辺には、小さなヤシ類の実(左)がゴロゴロしていて、その中には
ゴバンノアシの実(右)もいくつかありました。漂着物だけ見ても面白そう。

  
あとはモンパノキ(左)やら、マメアサガオ類?(右)やらをみたあたりで
あっけなくタイムアップになったもので、すごすごと本日の宿方面に移動することに。


今回も相変わらず『さきはら荘』にお世話になったのですが、
この日の夕食はかなりのボリュームで、かつとっても美味♪嬉しいねぇ。
その後、悔し紛れに夜の外灯巡りにも繰り出しましたが、これがまぁものの見事に
ハエの一匹もいないというスンバらしい状況で、なおかつかなり寒く、
早々に諦めて、「与那国ホンダ」さんでの宴に転戦したのでした♪

というわけで、素晴らしき初日でした。
なんせ、南国まできたのに、わかりやすく寒かったですから(ToT)
もう、本日の総括はひたすらそれにつきますね。
ほとんどの時間は虫とか活動する気温じゃなかったし…
それでも、いくつかならではの出会いがあったのと、
(考えてみれば与那国ならではの出会いはノギクくらいだナァ)
最後にO氏とともに磯遊びでいろんなものが見れたので
まぁ、なんとか、って感じでしょうか。
ちなみにこの日は夜編はすっぱりと諦めて、与那国ホンダさんで
けっこうなペースで呑んだくれまして、蝶屋のビョーキが
こじれるとどうなるかという実例をO氏にきわめて的確に説明できた
実に楽充実した時間だったのですが(笑)、その場で判明したのは
この春については、迷蝶はきれいさっぱりなんも出てない。
なんせかなり季節の巡りが遅いので、普通種も少ない、とのこと。
さ、さぁて、残り2日間はどんな展開になるのやら。たはは(^^;


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