空っぽの与那国A〜晴れたけど〜 14.3/22

この日は、涙々の空っぽ与那国島旅第2日。
前日よりは天気予報がよくなるはずなので、身勝手な期待を膨らませ
ながらウロウロしてみると、さすがに前日よりは気温も上がり
いくつか面白い成果もあがって、なかなか楽しい展開に。
“与那国に来たんだねぇ”ってヤツもいくつか逢えたのですが、
それでもやっぱり今年は時期が悪かったのねぇ、
ということを再確認する展開になったわけでして……
早朝から夜まで足掻いた結果、かなりヘロヘロというオチに。
まぁ、前日と比較したら天国だったということで、よしにしとくか(^^;

<1>与那国島各所

  
というわけで夜明け前、まだ分厚い雲の中でやってきたのは東崎の灯台(左)。
草地を歩くとショウリョウバッタ幼虫(右)が出てきたのでビックリ。ここにもいるのね。

  
このあたりではお約束なのは、ヨナグニウマ。
超薄暗い中でしたが、可愛らしいショットをバシバシ撮って遊んでみたり。

  
ヒメキランソウ(左)はなかなかいい雰囲気の群落があちこちにありました。
そうこうするうちに、雲の隙間から朝日(右)がちょこっとだけ登場。うむ、前途多難そう。

  
その場所ではタヒバリくらいしかいなかったので探索範囲を広げると、
なんか面白げな猛禽類(左)が登場。でも近くに出たのに、ずっと後姿の一直線で
まともな角度になる頃にははるか遠くのシルエット。オオノスリかなぁ?
あとはチョウゲンボウ(右)が登場してくれた程度。むむ、厳しい。

  
シマアカモズ(左)はあちこちにやたらといましたし、木影で鳴いている
リュウキュウキジバト(右)にも遭遇。うむ、もう少しパンチが欲しいねぇ。

  
おおっと思ったのは、何を思ったのか至近距離でのんびりしていたコチドリ。
これ、車窓からですがPowershot+テレコンのノートリですから、そんな距離感。
えらく警戒心が薄かったわけですが、よくよく見るとけっこう目つき悪いのね。

  
おおっと思ったのは、近くに登場したホオジロハクセキレイ。
実はあんまりまともに撮っていないので興奮しましたが、チョロチョロ動いた挙句
かなり短時間でどこかに飛んでいってしまってLOST。

  
さらにうろうろすると、グランドにクロウタドリを発見!おお、与那国だね、
ということで興奮し狙いますが、かなり愛想が悪くて、勢いよく遠ざかった挙句に
塀を越えて消えちまって。オマケに最初のうちデジスコが斜めになっててピンボケだし。

  
うろうろしていると、笑ってしまうくらいの至近距離にシマアカモズ(左)登場。
これ、Powershot+テレコンで、ノートリです。いいのかその距離。
あとは、近距離でチョウゲンボウ?(右)がホバリングしてくれましたが、後姿のシルエット…

  
少し日が差し始めたので、林道を歩いてみることにすると、次々登場するのは
リュウキュウヒメジャノメ(左)。でも、それ以外の蝶はさっぱり登場しないんです。
フウトウカズラ(右)が咲いてたりもしましたが、内地と同じ種類だしナァ。

  
薄暗い場所にミヤコキンカメムシ(左)が隠れていたりもしました。
そこらで前日も訪れた水源地に行くと、鮮やかな模様のムチカワニナ(右)が多数。

  
笑ってしまったのは、ヘロヘロと降りてきて、水面に浮かんだジャコウアゲハ(左)。
おい、大丈夫か、と横から見たら、こいつストロー出して(右)いるので一応吸水中なのね。
たしかに足も踏ん張ってはいますが、翅は水に浮かんでいる状態で…
しょうがないのでレスキューしたけど、なに考えてんだか(^^;

  
さて、あたりをウロウロすると、ヌノメカワニナ(左)に続いて、
細長いカワニナ類(右)が多数。フォルムの違うのもあるけど、全部ムチカワニナ?

  
おおっと思ったのは、フネアマガイの卵がびっしりとついたスクミリンゴガイの殻。
これはこれでなんというか全く別の前衛芸術みたいですよね。おもろいなぁ。

  
ついでに周辺の花のトコでも見てみるか、と歩き出した瞬間。
すんげぇ至近距離に色鮮やかなオオクイナがばさっと走り出してきて、
こちらを見てほんの1〜2秒フリーズ。んで、そのままバサッと再び藪にもぐったんです。
まさかの展開に、私もOさんもカメラを向けることすらできませんでしたが、
チョイ待った!もうワンチャンス!と叫べど、二度と登場せず。まぁ、当たり前ヤネ。
んで、失意に沈みつつあたりのノアサガオ(左)なんぞ見ながら歩くと、
アチコチで大量のジャコウアゲハ(右)が飛び交っているのが見えます。

  
本当にひたすらジャコウアゲハだけ、そこらじゅうのセンダングサで吸蜜してました。
とりあえず、こいつらが寒さに強いということは分かった。でも他のものも見たいぞ。

  
場所を変えてみますが、登場するのはムシヒキアブ類(左)くらい。
あとはナナフシの幼虫(右)がいたけど、南西諸島って選択肢多すぎて…

  
とりあえず特産のイシガキシロテンハナムグリ(左)もご登場。
あとは、カイガラムシ類(右)がいましたが、こんなんお名前分からんね。

  
クロボシセセリ(左)も登場してくれました。あとは、なんかわからないけど
ちょっと面白そうな太短いキセルガイ類(右)がいたくらい。

  
ちょいとくたびれた感じのヒメアカタテハ(左)が登場したり、遠くに
ルリタテハ(右)がいたり、昨日に比べるとかなり虫影は濃くなっているんですが
もうちょっと、なんちゅうか、与那国!ッてのが出て欲しいトコですよねぇ(^^;

  
ミサゴ(左)が近くを横切りましたが、撮ったら完全にシルエット状態。
草地では、ハラボソトンボ(右)が飛んでて、妙に嬉しくなったりとか。

  
名前をすっかりど忘れしたけど、黒い花を付けるマメ科植物(左)にも遭遇。
オキナワキョウチクトウ(右)は面白い実をたっぷりぶらさげています。


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