<2>銚子周辺 つづき |
さてさて、その後もケイマフリくんは近場をチョロチョロして、
こちらを見上げ(左)たり、ばさっと後ろ向きながら羽を広げて(右)くれたり。
何度か真っ赤なおみ足(左)を撮ったり、岸壁でカニを食べているところ(右)を
撮れたりしましたが、そうこうするうちにグングンと遠くなり始めたので
電車の時間も近いしちょうど頃合ということで引き上げることに。
近くにはいい感じに夏羽のセグロカモメ(左)が鎮座していました。
んで、駅に戻る道中で別の港を見ると、結構な近距離にクロガモ(右)が御登場。
いままでクソ遠い距離でしか撮ったことがなかったので、喜び勇んで
シャッターを切りますが、逆光気味のところに黒い鳥って、うまく撮りにくいですナァ…
真逆光でしたが、夏羽になりつつあるハジロカイツブリ(左)なんぞ撮っていると、
クロガモ(右)が笑ってしまうくらい近距離に泳ぎよってきたので、PowerShotで1枚。
これでノートリどころかちょっとはみ出したくらいですから、ホンマ近距離です。
最後にいいもの見れたナァ、と思いながら、時間がやばくなったので駅方面に急ぎましたが、
途中でうっかり道を間違えたので、走ったけど駅に着く前に走っていく電車を
見送ることに。んで、お次の電車は1時間後。さてはて参ったなぁ(^^;
しょうがないので別の海岸をウロウロすると、翼の折れたセグロカモメ幼鳥(左)に遭遇。
浜辺では、すでに大満開のコウボウムギ(右)がいい雰囲気を出しています。
すっかり枯れ穂になったイソギク(左)もありましたし、あちこちで
ハマダイコン(右)も大満開。うん、なんとなく春の気配かな?
おおっと思ったのは、大漁の実をつけていたウチワサボテン。
これ、確か食べれるんですよね。いや、挑戦する勇気はありませんけど。
ハナニラ(左)もいい感じで咲いていたのでカメラを向けていると、
近くにキタテハ(右)も御登場。やっぱ蝶が飛ぶとなんか嬉しくなりますね♪
そうこうするうちに電車の時間になり、ようやく朝っぱらの港へ戻れることに。
予定よりかなり遅くなりましたが、これが悲劇につながります(^^;
んで、なにげなく小さな漁港をのぞいたときです。
予想もしない光景に思わず思考回路がストップ。そのまましばし呆然と立ち尽くすことに。
そこに広がっていたのは、数万匹と思われるボラの大群でみっちり埋め尽くされた空間。
小さな港全部がボラで完全に埋め尽くされているんです。すげぇ、なんじゃこりゃ!
どこを切り取ってもこんな感じ。本当に圧倒的な数で、水そのものが質感を持っているかのよう。
目をシロクロしていると通りがかりの猟師さんが「この時期にはあんだよね。
間違っても食おうと思っちゃいかんよ」とヒトコト。良くあるのか、と衝撃を受けましたが
冷静に考えると、食えないって、なんか深い意味ありました?
笑っちゃうことに、幼魚の群(左)もきっちりと混じっていました。
んで、よくよくみると、ボラの群れの中になんかへんなモノ(右)が混じってること発見。
最初は傷だとい思っていたのですが、よくよくみると、なんか大きな寄生虫みたい。
ウオビルの仲間っぽいですが、かなり巨大なサイズだぞ?
そこそこの割合で規制されていましたが、これは数が多いから寄生されているのも多いのか
寄生されているのが多いからこんな場所に大漁集結しているのか、さてはて真相は?
見ていると気持ち悪くなりそうなので、場所を移動して近距離でたたずむセグロカモメ(左)を
撮ってると、足元からばさりとヒメウ(右)が泳ぎ出てビックリ。これもPowershoのノートリです。
さて、朝っぱらの堤防に戻ってカモメの群を見て行きますが、やっぱり
見つかるのはカモメばかりで狙いの某カモメは見つからず。しかし、ここで周りの鳥屋と
話をしていると「少し前はいたんだけどね、ホラ」と写真を見せてもらって……
ちょっとまって、もしかして電車に乗り遅れなかったら見れてました(ToT)?
しょうがないので探索範囲を広げてみますが、可愛い幹事のセグロカモメ(左)やら、
ホイグリン系カモメ(右)やらが見つかる程度。むむ、なんかこの展開はやばいぞ?
かなり遠かったけど、シロカモメ成鳥(左)もいましたが、この日はカナダカモメすら
見つけらないという徹底ッぷり。近くを闊歩するコサギ(右)はかわいかったけど。
結構近くでのんびりしているヒメウもいました。密かに漁港で上で休んでいるのは
はじめてみるんですが、この日はいつもと何の条件が違ったんだろう?
などと思っていると、手近な場所にシノリガモが泳いできたのでちょいとビックリ。
波が荒いのとすでに日が傾き始めていたのとで、大漁にシャッターを切ったけど
ぶれてないのはホンの数枚だけという体たらくでしたが…
いきなり羽ばたき(左)もしってくれたけどこの条件じゃ羽が写らないのよね(-_-;
あとはうろうろしていると、ワシカモメ幼鳥(右)が出てきた程度。
悔しいので、薄暗くなるまでひたすらカモメを眺めていきますが、
かなりねばれども、やっぱり某カモメは混じっておらず。ホンマ縁がないネェ(^^;
夕陽に照らされた感じですが、シロカモメ幼鳥(左)も見つかりました。
あと、なぜかアタマに傷のあるカモメ(右)も発見。大丈夫かな?
と思っていたら、豚鼻よろしくくちばしの付け根に穴のあるセグロカモメ(左)も発見。
最後に通称「オオカケ」こと、頭に大傷のあるセグロカモメ(右)をみつけて、
不思議な三段オチに妙な満足感を覚えての〆となったのでした。
というわけで、本命こそ全速力で外しましたが、あれこれ楽しめた1日でした。
至近距離の愛想の良いケイマフリもかなり楽しめましたし、
それ以外の鳥でも、いままでそんなに近距離で撮れていないものが
あれこれまとめて近くで撮れたのが嬉しい限り。
生まれて初めての調子鉄道も充分に堪能できましたし、
いまだにさっぱり解けない謎の、大量のボラという不思議な光景にも
出会えましたし、まぁ成果満点ってトコかな?
(あの光景は“珍百景”として間違いなく登録できる自信がありますな)
ちなみにこの日密かに発生した問題点は、最後に必死のパッチで
スコープをのぞき続けていたら、極端な疲れ目になったのか、目がチカチカしてきて
最後には眩暈までし始めたんですよね。んで、それっきり右目の調子がおかしい(笑
やっぱ慣れないことを全速力でやっちゃいけないという教訓ですね。うんうん(^-^)