炎夏のお盆旅B〜いないもの探し〜 13.8/13

この日は、いきたりばったりお盆旅第3日目。
宮崎県内にて、「超」がつく難物を対象とした確率の低すぎる挑戦を
いくつかまとめてやるという、身の程知らずのプロジェクトです。
「ま、来年の下見だから」と言いながら、その実
かなりホンキで狙ってみる、というよくある展開でしたが、
やっぱり予想通り、超難物は所詮難物よ、という展開。
でも、汗まみれでウロウロしただけのことはあって
案外と面白い出会いも続いた、そんな1日となったのでした(笑

<1>宮崎県各所

  
まずは前哨戦の夜間トライアルから。
鹿児島県内から道中の面白そうな灯火の下をひたすら巡ってみましたが、
月明かりの成果、いまいちこれぞという成果は登場せず、
ヒラタクワガタ(左)やら、モントガリバ(右)やらが見つかった程度。

  
ちょいと面白いフォルムのアカキリバ(左)も何匹か見つかりました。
サツマコフキコガネ(右)もあちこちでパラパラと見つかります。

  
山奥では、大量のヤママユガがバッタバッタと暴れているポイントにも遭遇。
そういえばもうそういう季節なわけですが、やっぱ迫力あるよなぁ。

  
あとは、ヒメマダラエダシャク(左)がいたり、なぜか緑色のゴミ箱の上に
オナガササキリの幼虫(右)がいたりもしました。

  
面白いぐらいぐっすり寝ているツバメ(左)にも遭遇。
こちらもお久しぶりのキイロサシガメ(右)なんかも見つかったりします。

  
ちょっと面白い模様のヒメエグリバ(左)も発見。別種かと思ったよ。
クロツマキシャチホコ(右)はこの日もパラパラと見つかりました。
といったあたりで、この日もいい時間になったので仮眠をとろうとしましたが、
車の中は蒸し風呂だったので、適当な施設の軒先に避難して寝ていると
久しぶりにケーサツの職質を受けてグッタリ。う〜ん、睡眠不足じゃ。

  
少し寝過ごしてからウロウロすると、海辺の山麓ではクダマキモドキ類の幼虫(左)を発見。
あたりをうろうろすると、ハマユウ(右)が咲いていたりします。

  
その後、ドカ〜ンと一気にド真夏日になり、あまりの酷暑にフラフラになりながらウロウロと
歩き回りますが、ようやく見つけた水辺にはオオシオカラトンボ(左)。ちゃうねん。
なんかご立派なカラスウリ類(右)もあって、驚くことに周辺をツマベニチョウがぶんぶんと
飛び回っていましたが、こちらは早すぎてさっぱりシャッターチャンスなし。

  
薄暗い場所では、お約束どおりモンキアゲハ(左)が休憩中。
あたりにはオオムラサキシキブ(右)もいい感じに咲いていたりします。

  
アシタバ(左)が咲くあたりをウロウロすると、大量のベンケイガニ(右)が登場。
面白い場所なんですが、なんせそれっぽい水辺がさっぱりない。

  
あつさにヘバってギブアップとし、引き上げようとするとサトクマダマキモドキ(左)発見。
なぜかクモの巣にかかって食べられているアシナガグモ(右)という不可思議なモノも
見つけましたが、それ以上は成果なく、思い切ってドカンとお次の場所へ移動することに。

  
んで、意気込んでやってきたるは、1年ぶりの高千穂峰。
意気込んで歩き始めますが、なぜかここではちょいとドン曇で…
道端のノリウツギ(左)をにらみつつ歩きますが、登場するのはオニヤンマ(右)くらい。

  
ミヤマキリシマ(左)もパラパラとだけ咲き残っていました。
そして、前回断念したポイント(右)まで来ましたが、ここはやっぱりすごい難所。
一面が火山灰の砂礫なので、一歩進むごとに足が沈んですんげぇ歩きにくいんです。
少し登っただけで、疲労困憊。ゼェハァいいながら大粒の汗を流すことに。

  
あたりにはパラパラと咲いている小型のイタドリ(左)がなんとも面白い感じ。
ホソバノヤマハハコ(右)も群生していましたが、花はまだ今からと言う雰囲気。

  
オオッと思ったのは、死骸でしたがお久しぶりのハサミツノカメムシ(左)。
セアカツノカメムシ(右)も見つかりましたが、ここらはあとで意外な展開となります。

  
ビックリしたのは、岩壁の途中にポツンととまっていたオニヤンマ(左)。
他にとまる場所がなかったのでしょうけど、なんか不思議な感じだなぁ。
んで、大汗かいて御鉢の噴火口(右)に到着。雄大な眺めを堪能しましたが、
ここは山頂じゃなくて、山頂ははるか向こうだとようやく気付いて、しばらく呆然(笑

  
こんな場所でしたが、やっぱりツマグロヒョウモン(左)は飛び交っていました。
ちょろちょろとコブハサミムシ(右)が闊歩していたりもしました。

  
さらに気になったのは、こちらの勇壮な感じのアザミ類。相変わらずこの手は
さっぱり名前が分かりませんが、結構独特の雰囲気おもしろいですね。


次へ⇒

topへ⇒